鹿目まどか
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鹿目まどか
丹生明里けやき坂46
悠木碧
クリスティーン・マリー・カバノス(英語版)
性別女
誕生日10月3日[注 1]
年齢14歳[2]
出身地日本
学年中学2年生
身長152cm[3]
血液型A型
武器
キャラクターデザイン蒼樹うめ(原案)、岸田隆宏
出典アニプレックス発行フリーペーパー「ANI-cOM」2010年12月号
「ヒロイン:鹿目まどかへの100の質問」
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鹿目 まどか(かなめ まどか)は、テレビアニメ魔法少女まどか☆マギカ』に登場する架空の人物。まどか☆マギカの外伝漫画・『魔法少女まどか☆マギカ [魔獣編]』『魔法少女おりこ☆マギカ』、『魔法少女まどか☆マギカ ?The different story?』にも登場する。

声優は各作品共通で悠木碧(英語版はクリスティーン・マリー・カバノス)が担当する。『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』の舞台版では丹生明里けやき坂46〈現・日向坂46〉)が演じる[4]
役柄

見滝原中学校2年生。家族構成は母の詢子、父の知久、弟のタツヤの4人で、同じクラスの美樹さやか志筑仁美とは友人関係にある。本編時間軸では魔法少女としては途方もない素質を持っており、執拗にキュゥべえから契約を迫られることになる。

魔女化した際には救済の魔女に変化する。

一人称は「わたし」。

ほむらは「ほむらちゃん」、さやかは「さやかちゃん」、マミは「マミさん」、杏子は「杏子ちゃん」と呼ぶ。
魔法少女まどか☆マギカ

物語の主人公。当初は一見華やかではある魔法少女に夢を見ていたものの、巴マミの死やソウルジェムの真実に直面するたびに苦悩し、魔法少女としての契約に踏み出せない自分の臆病さに迷いながらも、「当事者になれない傍観者」[5]という立場で他の魔法少女に関わっていく。

第10話で暁美ほむらの回想として描かれた物語開始以前における時間軸の世界では既に魔法少女として活躍しており、ほむらが魔法少女の世界に足を踏み入れ、戦い続けるきっかけとなる。

最終的には自身の真の願いを見出し、「希望を抱くこと自体が間違いであるはずがない」という信念の元[6]、魔法少女の悲劇を終わらせるためにキュゥべえとの契約を決意。彼女の非凡な素質は、元から彼女自身に備わっていたものではなく、ほむらが繰り返した時間遡行の副作用に由来することが終盤で明かされるが[7]、最終的にはその力が物語を決着へと導く。具体的には、「まどかを救うための時間遡行」を行い続けた結果あらゆる因果がまどかを中心とするようになり、「まどかがいるからこそこの世界が存在する」という因果関係となったことで、まどかは神にも等しい存在となる。本編での魔法少女への変身は一度きりで、そのまま変身を解いて戻ることなく概念的な存在へと昇華している。概念となる際、事態の顛末を見届けていたほむらにリボンを託すと共に、自分の選択を後悔していないことを語っている。

再構成された世界においては、力尽きた魔法少女を別の次元へと導く存在、「円環の理」として、魔法少女たちの間で語り継がれる存在となる。鹿目まどかという人物は、最初からこの世に存在しなかったことになったが、時間遡行を繰り返し、ことの一部始終を見届けてきたほむらはまどかのことを記憶しており、母の詢子や弟のタツヤもおぼろげながらもまどかの存在を認識しているかのように描かれている。
[新編]叛逆の物語

[新編]叛逆の物語では、鹿目まどかが概念となった後の世界が描かれる。また、「円環の理」の詳細についても描写されている。
円環の理
上記のように、鹿目まどかが、過去・現在・未来から別の時間軸の宇宙に至るまでの「全ての魔女を生まれる前に消し去りたい」と願ってキュゥべえと契約したことで、因果律が書き換えられて成立した概念。魔力を使い果たした、あるいは、限界まで穢れをため込んだ魔法少女を浄化し、この世から消滅させる力・現象とされている。そのため、この世に魔女は存在しなくなる。その正体は、概念となった鹿目まどかを中核とする、無数の救済された魔法少女の魂(魔女の魂)の集合体(一種の集合精神)であることが、[新編]叛逆の物語で判明する。まどかが概念となるときに「みんないつまでも私と一緒だよ」と語っていた通り、まどかによって浄化・救済された魔法少女の魂もまた「円環の理」となり、時にはまどかの補佐役となって救済活動を手伝う。このことが、[新編]叛逆の物語で重要な意味を持つことになる。

本作品では、くるみ割りの魔女に捏造された空間にいるまどか、「円環の理」としてのまどか、「円環の理」から引き裂かれたまどかの、三種の状態が登場する[8]

捏造された空間とは、くるみ割りの魔女(魔女化寸前のほむら)のソウルジェムの中に築かれた世界・すなわち「魔女の結界」である。そこには偽りの見滝原が築かれており、外からやってきた魔法少女たちは記憶が改竄され、街に毎夜出現する敵・ナイトメアを退治しながら理想的な学校生活を送っていた。こうした状態は「円環の理」を観測し、利用しようと考えたインキュベーターの実験の影響で発生した出来事であった。

結界世界では、まどかも「円環の理」としての記憶を持たない通常の魔法少女となっている。これは、インキュベーターにとって想定外の事態で、彼らはその原因を、ほむらの結界による記憶操作の影響と推測している。また実際に、結界世界のまどかは、結界の主であるほむらに記憶を改変されている。

だが実は、まどかが「円環の理」としての記憶を持っていなかったのは、「円環の理」がほむらの結界世界へ潜入する段階で、あらかじめ自身の「記憶」と「力」を、同じ「円環の理」である(すでにまどかによって導かれていた)美樹さやかと百江なぎさに預けていたためであった。結界の影響とインキュベーターの注意がまどかに向いている裏で、さやかとなぎさは「円環の理」として秘かに活動することができた。こうして「円環の理」としてのまどかは、さやかとなぎさの助力を得て、インキュベーターの企みを阻止することに成功する。

その後、「円環の理」としての記憶と力が戻ったまどかが、ほむらを導こうと天から訪れる。だがこの時、ほむらが「円環の理」の力の一部をもぎ取り、因果律を再構成させるという予想外の行動を起こす。その結果、「円環の理」から「人間としての鹿目まどかの記憶」が強引に引きはがされることになる。こうして再び因果律が書き換えられた世界では、「円環の理」は力尽きた魔法少女を導く存在として存続する一方で、引きはがされた「人間としての鹿目まどかの記憶」の部分は“三年ぶりにアメリカから帰国してきた転校生”として学校生活を送ることとなる。

だが、引き裂かれたまどかから「円環の理」としての記憶が完全になくなったわけではなく、ほむらに引率されて校内の案内をされる際に、自分には何か大切な使命があったはずだと思い出しそうになる(この際にまどかが変身しかかり、再度の世界改変が起こりそうな描写がある)も、かろうじて抱きついたほむらに抑えられる。その際にほむらから投げかけられた「欲望と秩序では、どちらが大事と思うか」との問いに、まどかは戸惑いながらも「ルールを勝手に破るのはよくない」と答える。それに対してほむらからは、「私はいずれあなたの敵になるかもしれないが、それでも構わない」との言葉と共に、かつて因果律が構成された際にまどかがほむらに託したリボンを返されている。
魔法少女おりこ☆マギカ

外伝漫画のおりこ☆マギカでは魔法少女の存在を終盤に知るようになるが、まどかの魔女化および契約を阻止しようとする美国織莉子の策略によってキュゥべえとは接触していない。

終盤で織莉子たちと佐倉杏子たちとの戦闘に巻き込まれ、その際織莉子の最期の攻撃が直撃、魔法少女でも回復することができない致命傷を負って死亡する。
魔法少女まどか☆マギカ?The different story?

アニメのスピンオフ作品であり、巴マミを主人公に据えた漫画『The different story』においては、アニメ本編同様、当初はマミのために魔法少女になろうとしていたが、さやかが先に魔法少女になったため、「確かな願いを見つけたい」という理由で契約することを保留にしていた。その後さやかが仁美と恭介の問題を抱え、マミとコンビを解消し、苦悩しているのを見るに見かね、恭介本人にさやかの願いを打ち明けるが、その行動は返ってさやかを魔女化させる原因となる。

最終話では、暁美ほむらの提案を受け入れてワルプルギスの夜と戦うか否かを迷っていたマミに、契約を思い留めようとする彼女の制止を振り切り、マミに「普通の女の子に戻ってほしい」と告げる。そして魔女化の真実を知らないまま「さやかの蘇生」を願ってキュゥべえと契約して魔法少女となる。劇中において、マミに戦うことを求めなかったのはまどかだけであった。
魔法少女まどか☆マギカ[魔獣編]

本作では円環の理と化している為、出番はほぼ無いが、代わりに彼女に化けた魔獣(正体はほむらの中のまどか像、通称マドカ)が登場する。


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