鷹架沼
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鷹架沼


鷹架沼.mw-parser-output .locmap .od{position:absolute}.mw-parser-output .locmap .id{position:absolute;line-height:0}.mw-parser-output .locmap .l0{font-size:0;position:absolute}.mw-parser-output .locmap .pv{line-height:110%;position:absolute;text-align:center}.mw-parser-output .locmap .pl{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:right}.mw-parser-output .locmap .pr{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:left}.mw-parser-output .locmap .pv>div{display:inline;padding:1px}.mw-parser-output .locmap .pl>div{display:inline;padding:1px;float:right}.mw-parser-output .locmap .pr>div{display:inline;padding:1px;float:left}鷹架沼鷹架沼の位置(青森県)
所在地 日本
青森県上北郡六ヶ所村
位置.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯40度56分 東経141度20分 / 北緯40.933度 東経141.333度 / 40.933; 141.333座標: 北緯40度56分 東経141度20分 / 北緯40.933度 東経141.333度 / 40.933; 141.333
面積5.43[1] km2
周囲長22 km
最大水深7.0 m
水面の標高0 m
成因海跡湖
淡水・汽水淡水
プロジェクト 地形
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鷹架沼(たかほこぬま)は、青森県下北半島太平洋岸に位置する汽水のである[2]。最大水深7m。全域が上北郡六ヶ所村にあり、太平洋との接続部にはむつ小川原港が建設されている。

六ヶ所村の小川原湖湖沼群の六つの沼の中で一番大きい。東西に長い形をしており、下北半島を大きく西へ噛みとっている。このため、かつて半島を横断する運河を掘る計画があったこともある(後述)。

古くは漢字表記に揺らぎがあり、高架沼と表記されることもあった。幕末の盛岡藩士 漆戸茂樹の記した『北奥旅程記』には鷹架沼が図示されており、およそヒョウタン型で「長さ三千五百六十間、惣廻八千二百四十間」、奥に室ノ久保村、南岸に鷹架村が書き込まれているのが見える[3]。名前の由来はアイヌ語の「ト・カ・ホルカ」(to-ka-horka、沼の・上手の・後戻りする川)という[4]
地誌

東西約5km、南北約0.5kmと東西に長い[2]。尾駮沼、市柳沼などとならび、川が砂州によって堰き止められてできた堰止湖で、西から戸鎖川(後川)が流入し、東はむつ小川原港を経て太平洋に通じる[2][5]

かつては汽水湖で、サケマス類やウグイ、シジミ類が主な漁獲物だった[2]。明治10年代の鷹架沼の漁獲量の記録によると、主な産品はニシンであり、それ以外にサケ、スズキ、ウナギ等が採れていた[6]。大正年間には、沼の南西岸にある戸鎖集落に佃煮を製造する工場ができ、日持ちしないワカサギゴリスジエビ等が佃煮に加工されて出荷されていた[7]

1966年(昭和41年)に農業用水として利用するための淡水化事業が行われ、防潮堤を兼ねた国道338号(鷹架バイパス)の新鷹架橋が設けられ、海水と切り離された[8][2]。もともと鷹架沼の淡水化が計画されたのは、昭和三十年代、湖の北岸にある発茶沢の水田開発計画が事のおこりであった。この計画は昭和40年代に国の減反政策を受け中断した。
施設

沼の西端の室ノ久保集落付近は青森県道180号尾駮有戸停車場線が通過している。近隣施設として、ろっかぽっか(日帰り温泉施設)、ゆとりの駐車場、鷹架野鳥の里森林公園がある。

かつて、鷹架沼の南岸に鷹架村という集落があったが、昭和53年、むつ小川原開発計画に基づき、むつ小川原開発公社が地権者に対し土地の明け渡しを通告[9]、翌昭和54年9月をもって鷹架村は閉村[10]、住民は千歳平に移転し、現存しない。

現在は、南岸に約51万枚の太陽光パネルを擁する太陽光発電設備である六ヶ所ソーラーパークが操業中である[11]六ヶ所ソーラーパークの太陽光発電設備。右奥に見える青い塔はむつ小川原港。
動植物
植物

寒冷なため枯草が腐らないまま圧縮されて堆積する泥炭地であり、貧栄養の酸性土壌であるため、農地に適せず、このため、湿原が残されることとなった[12]。また、寒冷な泥炭地のため、本来なら高山でしか生育しないはずの植物が海にほど近い土地に群落を作るという点で特異である。鷹架沼湖岸で特に上げられるのは、モウセンゴケ[13]ワタスゲ[14][15]ヨシニッコウキスゲ[15]、および、ショウジョウバカマ[16]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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