鷲別岳(室蘭岳)
南方から望む鷲別岳
標高911.1 m
所在地 日本
北海道室蘭市・登別市
位置.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯42度26分08秒 東経141度00分11秒 / 北緯42.43556度 東経141.00306度 / 42.43556; 141.00306
鷲別岳(わしべつだけ)とは、北海道登別市と室蘭市にまたがる山。国土地理院の地形図では鷲別岳(室蘭岳)と記載されている。標高911m。北海道百名山に選定されている。 山頂は登別市と室蘭市の境となる。登山口は室蘭市側にあり、山麓には室蘭市によって「室蘭岳山麓総合公園」(だんパラ公園)が設置されている。また、登山口には昭和9年(1934年)建立の「室蘭嶽登山口」と刻まれた石碑があり、地元では「室蘭岳」として親しまれている。[2]。 この山を源流とする千舞鼈川、ペトトル川、知利別川[注釈 1]、鷲別川[注釈 2]および胆振幌別川[注釈 3]は室蘭市内の水道水および工業用水の水源となっている。噴火湾(室蘭港沖)から望む鷲別岳 慶応3年(1867年)に江戸幕府が出版した『官板実測日本地図』にはモロラン岳(室蘭岳)と記されている[4]。また、さらに68年さかのぼった寛永11年(1799年)に渋江長伯は『東遊奇勝』にモロラン山と記している[5]。 現在の名称は鷲別川の水源であることから付いた名である[6]。 山頂からは、太平洋や室蘭市街地、遠く羊蹄山や駒ヶ岳と恵山を望むことができる。なお、鷲別岳北面の裏沢は沢登のゲレンデ[注釈 4]である。 だんパラスキー場のコースには登山口からまもなく山小屋がある。山小屋「白鳥ヒュッテ」は1949年(昭和24年)に建てられた[7]。しかし、施設の老朽化や近隣施設の整備により緊急避難施設の役割が薄れたため、室蘭市では2021年3月末での廃止か、活用を希望する個人・団体への譲渡を検討[7][8]。2020年12月9日、室蘭市教育委員会は定例市議会で山小屋を2021年3月末で廃止(市体育施設条例から削除)したうえで市民団体「(仮称)白鳥ヒュッテ友の会」に譲渡する方針を明らかにした[7]。 白鳥ヒュッテの近くには水天宮があり、元旦には甘酒がふるまわれる。 いずれも室蘭山岳連盟の主催。 室蘭岳山麓総合公園は鷲別岳(室蘭岳)の山麓にあり1989年(平成元年)3月より供用が開始された[9]。公園面積は23.5ha[9]。キャンプ場、運動広場、遊具広場、野外ステージ、体育館などがある[9]。
概要
名称の由来「鷲別川」も参照
登山道
コース
登山口は室蘭市のだんパラ公園内のだんパラスキー場左手から登るコース、室蘭市水元からのコースが知られる。更にだんパラスキー場からのコースは新道と旧道に分かれる。
カムイヌプリから鷲別岳に抜けるコースもある。
山小屋
行事
3月上旬 スキー大会
5月中旬 山開き
室蘭岳山麓総合公園
近隣の山
カムイヌプリ(750.1m)
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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