鷲ヶ岳
白尾山方面から望む鷲ヶ岳と白山
標高1,671.48[1] m
所在地 日本
岐阜県郡上市・高山市
位置.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯35度56分25秒 東経136度58分17秒 / 北緯35.94028度 東経136.97139度 / 35.94028; 136.97139
鷲ヶ岳(わしがたけ)は、岐阜県郡上市と高山市にまたがる飛騨高地の標高1,671mの山。日本三百名山[3]およびぎふ百山[4]の一つに選定されている。別称は、「雲ヶ嶽」(雲ヶ岳 くもがたけ)[5]、「雲ヶ峰」[3]。 第四紀前期の120万-107万年前ごろに形成された古い火山で、現在は浸食が進み火山の原型は残っていない[6]。古生代から新生代の地層を基盤とし、それを新規安山岩が覆っている[5]。ひるがの高原の南東に位置する[7]。山頂部はクマザサで覆われている[3][8]。山岳リゾートとして開発され、西斜面にはスキー場、ゴルフ場があり、ニューパークひるが野には別荘地があり避暑地となっている。西山腹の鷲ヶ岳スキー場には、ボーリングによる鷲ヶ岳温泉の施設がある[9]。 山名の由来は、「1221年(承久3年)7月に藤原(鷲見)頼保が勅命によって、この近くに棲む大鷲2羽を退治して献上した」(鷲見大鑑)という伝説による[10][7][3][注釈 1][5][8]。以後この雲ヶ峰が鷲ヶ岳がと呼ばれるようになったとされている[3]。山麓には、高鷲町、鷲見川、鷲見、向鷲見、大鷲などの「鷲」を冠する地名が多い。 各方面からの登山道がある。残雪期に南側の白尾山から稜線伝いに登られることもある。登山道の周辺にはクマザサが生い茂っていて、コブシ、ブナなどの広葉樹林が点在する[11]。山頂からは、白山、大日ヶ岳、御母衣湖、北アルプス、御嶽山などが眺望できる[8][12][11]。 南北に尾根が延びその東側が高山市荘川町(旧荘川村)、山頂から西に尾根が延びその北側が郡上市高鷲町(旧高鷲村)、その南側が郡上市白鳥町(旧白鳥町)である。明治初年ごろまで鷲ヶ岳と烏帽子岳との鞍部を通り、高山市荘川町一色と郡上市明宝寒水(かのみず)奥の宮を結ぶ「荘川道」が利用されていた[5]。 両白山地の大日ヶ岳の東南東に位置し、尾根の南側には白尾山がある。 山容山名標高[1][2]
概要
山名の由来
登山道
鷲ヶ岳スキー場からのルート
鷲ヶ岳スキー場 - 三等三角点(1,403.12m、点名は桑ヶ洞) - 一服平(四等三角点、1460.43m、点名は一ぷく平) - 顕彰堂 - 鷲ヶ岳[3][5][8]
桑ヶ谷林道からのルート
桑ヶ谷林道 - 一服平 - 顕彰堂 - 鷲ヶ岳[13]
一色国際スキー場からのルート
一色国際スキー場 - 林道 - 北東尾根 - 鷲ヶ岳[3][5][8]
立石キャンプ場からのルート
立石キャンプ場 - 北尾根 - 鷲ヶ岳
地理
周辺の山
(m)三角点等級
基準点名[1]鷲ヶ岳からの
方角と距離(km)備考
白山2,702.17 一等
「白山」北西 29.9両白山地の最高峰
日本百名山
大日ヶ岳1,708.87 一等
「大日ケ岳」西北西 13.9日本二百名山
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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