鶴牧藩(つるまきはん)は、上総国(現在の千葉県市原市椎津)に存在した藩。 安房国北条藩主であった水野忠韶は文政10年(1827年)5月19日、上総国市原・望陀両郡に移封されたことから、鶴牧藩が立藩した。忠韶は市原郡椎津村1万7000坪の城地に陣屋を建設する。城主格の大名であったことから、この陣屋は鶴牧城
目次
1 藩史
2 歴代藩主
3 領地
3.1 幕末
3.2 廃藩時
藩史
譜代。1万5000石。 1868年(明治元年)の領地替えで、望陀郡1村、長柄郡1村を除いて領地が入れ替わっている。
水野忠韶
水野忠実
水野忠順
領地
幕末
上総国
望陀郡のうち - 1村(安房上総知県事を経て鶴牧藩に復帰)
市原郡のうち - 12村(うち3村が菊間藩、1村が鶴舞藩、6村が安房上総知県事を経て鶴舞藩、1村が安房上総知県事を経て菊間藩に編入。1村が安房上総知県事を経て鶴牧藩に復帰)
夷隅郡のうち - 1村(安房上総知県事を経て大多喜藩に編入)
埴生郡のうち - 1村(鶴舞藩に編入)
長柄郡のうち - 31村(うち24村が一宮藩、3村が花房藩、2村が鶴舞藩、1村が安房上総知県事を経て花房藩に編入)
山辺郡のうち - 11村(安房上総知県事に編入)
安房国
長狭郡のうち - 5村(うち2村が花房藩、3村が安房上総知県事を経て花房藩に編入)
朝夷郡のうち - 1村(安房上総知県事を経て長尾藩に編入)
廃藩時
上総国
望陀郡のうち - 13村(旧旗本領9村、与力給地1村、安房上総知県事領12村、内訳は旧旗本領9村、与力給地1村、鶴牧藩領1村、幕府領1村。なお相給が存在するため村数の合計は一致しない)
市原郡のうち - 1村(旧佐貫藩・西大平藩相給1村)
長柄郡のうち - 2村(旧安房上総知県事領2村、内訳は旧鶴牧藩領1村、旗本領1村)
歴