鴻臚寺(こうろじ)は、王朝時代の中国の官署である。九寺のひとつ。 漢代の大鴻臚を起源とする。北斉のときに鴻臚寺が置かれ、周辺諸国や諸民族の客人を朝廷に迎え、吉凶弔祭を管掌した[1]。唐代には賓客や葬儀の事務を管掌した。鴻臚寺の長官は鴻臚寺卿といい、その官位は従三品とされた。次官は鴻臚寺少卿といい、その官位は従四品上とされた[2]。
概説
脚注^ 『隋書』百官志中
^ 『新唐書』百官志三
関連項目
鴻臚
鴻臚館 - 平安時代の日本に置かれた施設(その前身となった施設も含めて解説する記事)。名称は中国の鴻臚寺に由来。
鴻臚井 - 唐代の鴻臚寺卿崔忻が現在の旅順で掘った井戸。記念碑文は渤海国と唐との関係を知る資料となっている。
外部リンク
『鴻臚寺』 - コトバンク
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