鳳翔 大(ほうしょう だい、1月6日 - )は、元宝塚歌劇団雪組の男役。
兵庫県西宮市[1]、市立深津中学出身[1]。身長175cm[1]。血液型A型[2]。愛称は「だい」[1]。 幼少時代は、外で遊ぶのがあまり好きではなく、寡黙で子供らしい子供ではなかったという[2][3]。 4歳ぐらいの頃、ビデオで杜けあき主演の『ベルサイユのばら』を観て、宝塚歌劇が大好きになった[3]。幼少の頃は、3歳下の妹とともに『ベルサイユのばら』ごっこをして遊んでいた[3]。当時は娘役に憧れていた[3]。 初めて観劇したのは、雪組『天守に花匂い立つ/ブライト・ディライト・タイム』で、鮎ゆうきのファンだった[3]。 特技は、水彩画[1]。小学生のときに描いた「鯵のひらき」の絵が、兵庫県のコンクールで金賞になったことがある[3]。 母の勧めで小学5年生から「宝塚コドモアテネ」に通い始める[3]。他に、ピアノと絵画を習っていた[3]。 中学時代は、吹奏楽部に所属。フルート志望だったが、楽器を決める日に風邪で欠席してしまい、次の日に部活に行くと背が高いからという理由で一番不人気のコントラバスに決められていた[2][3]。 宝塚音楽学校受験のとき、宝塚コドモアテネに通っていたため校内のことをよく知っていたので余裕があり、他の受験生に場所を案内したり、試験前に先生のモノマネをしたりとふざけていた[2][3]。しかし、二次試験のバレエの試験で倍速で踊ってしまい、声楽の新曲視唱の試験では、渡された譜面が驚くほどの高音で平静を装い高い声で歌ったが、実は譜面を上下逆さまに見ていた[3]。試験後は自信を喪失し、帰宅して自室で号泣したが、合格した[3]。
目次
1 来歴
2 人物
3 宝塚歌劇団時代の主な舞台
3.1 初舞台公演
3.2 宙組時代
3.3 雪組時代
4 宝塚歌劇団退団後の主な活動
4.1 舞台
4.2 コンサート
4.3 その他
5 脚注
6 外部リンク
来歴
2000年、宝塚音楽学校入学。第88期生。
2002年、宝塚歌劇団入団。入団時の成績は34番。星組「プラハの春」で初舞台を踏み、同年宙組に配属される。
2007年7月、『バレンシアの熱い花』新人公演でロドリーゴ・グラナドス役(本役:北翔海莉/蘭寿とむ)に抜擢される。
2008年2月、『黎明(れいめい)の風』新人公演の白洲次郎役(本役:轟悠)で初主演。
2012年7月2日付けで雪組異動。
2017年7月23日、早霧せいな・咲妃みゆトップコンビ退団公演となる「幕末太陽傳/Dramatic “S”!」東京公演千秋楽をもって宝塚歌劇団を退団。
人物
宝塚歌劇団時代の主な舞台
初舞台公演
2002年4月 - 5月、星組『プラハの春/LUCKY STAR!』(宝塚大劇場)
宙組時代
2006年4?7月、『NEVER SAY GOODBYE』新人公演/ビル(本役:悠未ひろ)
2006年8月、バウホール公演『UNDERSTUDY』ラリー
2006年11月?2007年2月、『維新回天・竜馬伝!/ザ・クラシック』新人公演/武市半平太(本役:悠未ひろ)
2007年6?9月、『バレンシアの熱い花/宙 FANTASISTA!』サンチェス 新人公演/ロドリーゴ(本役:北翔海莉・蘭寿とむ)
2007年10?11月、全国ツアー『バレンシアの熱い花/宙 FANTASISTA!』サンチェス、アロンソ
2008年2?5月、『黎明の風/Passion 愛の旅』新人公演/白洲次郎(本役:轟悠) *新人公演初主演
2008年7月、梅田芸術劇場公演『雨に唄えば』発声法の先生
2008年9?12月、『Paradise Prince/ダンシング・フォー・ユー』ジョン 新人公演/スチュアート(本役:大和悠河) *新人公演主演
2009年2?3月、バウホール・日本青年館公演『逆転裁判 -蘇る真実-』ラリー・バッツ(ゲーム版:矢張政志)
2009年4?7月、『薔薇に降る雨/Amour それは…』
2009年8月、博多座公演『大江山花伝/Apasionado!!II』坂田金時、六郎太
2009年11月?2010年2月、『カサブランカ』バーガー
2010年3?4月、梅田芸術劇場・日本青年館公演『シャングリラ -水之城-』文雀
2010年5?8月、『TRAFALGAR/ファンキー・サンシャイン』アルバート・ペリー
2010年9月、バウホール・昭和女子大学人見記念講堂公演『"R"ising!!』
2010年11月?2011年1月、『誰がために鐘は鳴る』 フェルナンド
2011年3月、蘭寿とむディナーショー『MUGEN!』
2011年5?8月、『美しき生涯/ルナロッサ』平野長泰
2011年10?12月、『クラシコ・イタリアーノ/NICE GUY!!』チェーザレ・ロレンツォ侯爵
2012年2月、中日劇場公演『仮面のロマネスク/Apasionado!!II』ベルロッシュ
2012年4?7月、『華やかなりし日々/クライマックス』キング・グラント
雪組時代
2012年10月?12月、『JIN-仁-/GOLD SPARK! -この一瞬を永遠に-』ジャン・ルロン
2013年2月、中日劇場公演『若き日の唄は忘れじ/Shining Rhythm!』佐竹金十郎
2013年4月?7月、『ベルサイユのばら?フェルゼン編?』ランベスク公爵/アルマン
2013年8月?9月、バウホール公演『春雷』アルベルト
2013年11月?2014年2月、『Shall we ダンス?/CONGRATULATIONS 宝塚!!』ジャン
2014年3月、『ベルサイユのばら-オスカルとアンドレ編-』(全国ツアー)ジェローデル
2014年6月?8月、『一夢庵風流記 前田慶次/My Dream TAKARAZUKA』直江兼続
2014年10月、日生劇場公演『伯爵令嬢 -ジュテーム、君を愛さずにはいられない-』ロンサール伯爵
2015年1月?3月、『ルパン三世 -王妃の首飾りを追え!-/ファンシー・ガイ!』ルイ16世/オーギュスト
2015年5月、博多座公演『星影の人?沖田総司・まぼろしの青春?/ファンシー・ガイ!』井上源三郎
2015年7月?10月、『星逢一夜/La Esmeralda』氷太
2015年11月?12月、『哀しみのコルドバ/La Esmeralda』(全国ツアー) セバスチャン伯爵
2016年2月?5月、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』相楽左之助
2016年6月?8月、中日劇場・赤坂ACTシアター・梅田芸術劇場公演『ローマの休日』フランク・シモーニ/支局長
2016年10月?12月、『私立探偵ケイレブ・ハント/Greatest HITS!』メキシコ人の夫
2017年2月、中日劇場公演『星逢一夜/Greatest HITS!』氷太
2017年4月?7月、『幕末太陽傳(ばくまつたいようでん)/Dramatic “S”!』貸本屋金造 *退団公演
宝塚歌劇団退団後の主な活動
舞台
2017年8月29日、『紅天女』月影千草(二十五世観世左近記念観世能楽堂)
2017年11月30日 -12月9日、『明日の大地』(都久志会館 ほか)
2017年12月25日、『紅天女』月影千草(京都観世会館)
コンサート
2017年10月24日 - 25日、『Concierto del Tango』(めぐろパーシモンホール 大ホール)
2018年1月10日、『越路吹雪に捧ぐ?トリビュートコンサート?』(梅田芸術劇場メインホール)
2018年3月7日、『I Love Musical』(ヤマハホール)
その他
2017年11月26日『鳳翔大トーク&ライブ』(如水会館)
2018年2月18日、『FUNNY トーク&ライブショー』(ホテル東京ガーデンパレス)
2018年4月29日、『Reunion』(ホテル阪神)
脚注^ a b c d e 『宝塚おとめ 2013年度版』阪急コミュニケーションズ、2013年、75頁。ISBN 978-4-484-13506-9。
^ a b c d 『RISING STAR GUIDE 2012』阪急コミュニケーションズ、2012年、6-7頁。ISBN 978-4-484-12512-1。
^ a b c d e f g h i j k l 「波瀾爆笑!?我が人生 鳳翔大」『宝塚GRAPH』2010年8月号、阪急コミュニケーションズ、2010年、94-96頁。
外部リンク
鳳翔大オフィシャルアカウント
鳳翔大オフィシャルブログ
更新日時:2019年5月20日(月)06:54
取得日時:2019/07/27 18:31