鳥盤類
Ornithischia
生息年代:
前期ジュラ紀–後期白亜紀, 200.91?66 Ma Pre??OSDCPTJKPgN (後期三畳紀が最古の可能性あり)
多種多様な鳥盤類に属する恐竜
左上からヘテロドントサウルス、ニッポノサウルス、ステゴサウルス、ボレアロペルタ、ステゴケラス、トリケラトプス
分類
Predentata[1] Marsh, 1894
和名
鳥盤類 (ちょうばんるい)[2]
属・科、下位分類群[3]
シレサウルス科?(側系統群?)
アロコドン
チレサウルス?
ピサノサウルス?
エオクルソル(英語版)
ラキンタサウラ
Saphornithischia(和名なし) Madzia et al., 2021[3]
ヘテロドントサウルス科(英語版)
ゲナサウルス類
鳥盤類[2](ちょうばんるい、あるいは鳥盤目、ちょうばんもく、学名: Ornithischia)は、恐竜類に属する爬虫類の一群。
身体的特徴鳥盤類の骨盤。図の左側が前方(頭のある方向)。ilium 腸骨、ischium 坐骨、pubis 恥骨
剣竜、曲竜、角竜、さらにカモノハシ竜をはじめとする鳥脚類等が含まれる。大半、あるいはほとんど全てが植物食の恐竜で占められる。三畳紀後期から白亜紀末に至る非常に長い期間にわたって生息していた。
鳥類も恥骨が後を向くため、この名称がついている。しかし現代の古生物学の知見では、鳥類は竜盤類の獣脚類から進化したとされている。竜盤類は鳥類という子孫を残したが、鳥盤類は子孫を残さずに白亜紀末に絶滅した。
なお、恐竜をその骨盤のみで分類する方法は現在ではもはや主流ではない。しかし鳥盤類については骨盤の形がグループ共通の派生形質とみなせ有効な分類群と考えられている。 鳥盤類は多岐に渡る進化によって様々な自衛手段を獲得していた。鋭い感覚器や仲間同士の社会性も重要であるものの、明確な化石証拠としては、発達した武器が挙げられる[4]。以下はその1例。
自衛手段
イグアノドン→前肢(親指)のスパイク
パキケファロサウルス→頭頂部のドーム
ステゴサウルス→尻尾の棘(サゴマイザー)
トリケラトプス→頭部の角
アンキロサウルス→尻尾の骨塊(ハンマー)
分類
有羊膜類 Amniota