鳥人間コンテスト選手権大会
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「鳥人間」はこの項目へ転送されています。その他の用法については「鳥人 (曖昧さ回避)」をご覧ください。
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鳥人間コンテスト選手権大会
JAPAN INTERNATIONAL BIRDMAN RALLY
第38回鳥人間コンテスト選手権大会の様子
2015年〈平成27年〉)
ジャンルスポーツ
出演者放送への出演者を参照
エンディング歴代イメージソングを参照
製作
制作讀賣テレビ放送(大会主催)

放送
映像形式文字多重放送
番組連動データ放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域 日本
放送期間1977年8月7日 - 2008年9月15日
2010年9月24日 - 現在
放送時間毎年8月または9月
19:00 - 21:00
放送分120分
回数41
公式サイト
特記事項:
第1回のみ2週に渡って放送。
放送時間は第44回(2022年)現在。
第44回(2022年)現在の正式タイトルは『Iwataniスペシャル 鳥人間コンテスト選手権大会 2022』(末尾には当該年の西暦が入る)。
2020年は代替番組として『Iwataniスペシャル 鳥人間コンテスト2020 特別編 ?新たな挑戦?』を放送。
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『鳥人間コンテスト選手権大会』(とりにんげんコンテストせんしゅけんたいかい、: JAPAN INTERNATIONAL BIRDMAN RALLY)は、読売テレビ放送主催による人力飛行機の滞空距離および飛行時間を競う競技会。
概要現在の会場として使用されている松原湖岸

1977年滋賀県近江八幡市宮ヶ浜水泳場で第1回が開催されて以降、毎年7月に滋賀県彦根市琵琶湖を舞台に開催され、1980年(第4回)以降は同市内にある松原湖岸[注 1]を会場としている。その模様は、読売テレビ制作・日本テレビ系列全国ネット特別番組として放送されている。

参加団体や関係者からは、省略して「鳥コン」とも呼ばれる。

同様のイベントは「Birdman Rally」として1971年にイギリスで始まったのを皮切りに数か国で開催されている。

初期のテレビ放送では、タイトルの頭に「飛べ、栄光の大空へ!」というキャッチコピーが付けられていた。第34回(2011年)以降は「飛ばなきゃならない理由(ワケ)がある!」をキャッチコピーにしている。

当初は『びっくり日本新記録』内の1競技として、同番組で第1回が放送され、第2回から単独番組となった。なお、第1回は「鳥人間コンテスト日本大会」(とりにんげんコンテストにほんたいかい)、第2回 - 第4回は「鳥人間コンテスト世界大会」(とりにんげんコンテストせかいたいかい)というタイトルだった。なお、「鳥人間」は讀賣テレビの登録商標(商標登録番号第4776282号)である。また、第21回から第35回までの放送では、大会イメージソングを年替わりで設定していた(後述)。

参加チームについては、大会の規模が大きくなるにつれて、個人参加から大学のクラブ・サークル単位による参加が主流になっている。学生時代にパイロットやスタッフとして当大会へ参加した社会人が「鳥人間OB」として独自にチームを結成したり、出身校や他チームにノウハウや経験を伝えたりすることも多い。近年の放送では、日本以外の国から参加するチーム[注 2]や、著名人が番組・所属事務所単位で挑戦するチームにも焦点を当てている。

2010年には、この年に創業80周年を迎えた岩谷産業が、創業記念事業の一環として大会に特別協賛。『Iwataniスペシャル 第33回鳥人間コンテスト選手権大会』(イワタニスペシャル だい33かいとりにんげんコンテストせんしゅけんたいかい)というタイトルで実施されるとともに、この大会から、社内で結成した「Iwataniクリーンエネルギーチーム」が他の出場者と同じ条件で滑空機部門に参加している[注 3]。岩谷産業は2011年以降も特別協賛を続けているため、同年以降の大会は、『Iwataniスペシャル 鳥人間コンテスト(西暦)』(イワタニスペシャル とりにんげんコンテスト)として開催されている。
開催中止「#2009年開催中止の余波」も参照

2021年までの時点で開催を全面的に中止した年は、1997年(第21回)、2009年2020年の3回である。
1997年
台風9号が会場付近を直撃したため、大会史上初めての全面中止に至った。
2009年
前年のリーマン・ショック2008年9月15日)発生以降に急速に悪化した世界金融危機により讀賣テレビの広告収入が減少したことに加え、地デジの設備投資などに伴う全社的な経費削減、安全性の向上を目的とした人力飛行機離陸用仮設プラットフォームの設計変更などを理由に中止に踏み切った。しかし、大会の復活を望む意見が全国の出場希望者から読売テレビへ多数寄せられたことに加え、上記の通り岩谷産業が特別協賛として参加することになり、翌年より再開された[3][4]
2020年
年頭より新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行が続く影響で全面中止[5]9月26日には、中止決定後の動きやコンテスト自体の魅力を紹介すべく富士川滑空場(例年は大会前に出場予定機のテストフライトで使用する静岡県内の常設滑空場)で収録した『Iwataniスペシャル 鳥人間コンテスト2020 特別編 ?新たな挑戦?』が、全国ネットで13:30 - 14:55に放送された[6]
歴史

1977年昭和52年) - 第1回を開催(近江八幡市宮ヶ浜水泳場)、『びっくり日本新記録』内で放送。

1978年(昭和53年) - 第2回のダイジェストを、読売テレビ開局20周年記念番組として放送。

1980年(昭和55年) - 会場を彦根市松原水泳場に移す。

1986年(昭和61年) - 滑空機部門と人力プロペラ機部門を分離。

1987年(昭和62年) - コミックエントリー部門廃止。

1988年(昭和63年) - 強風のため人力プロペラ機部門が中止。

1989年平成元年) - 人力プロペラ機部門が中止。

1990年(平成2年) - 強風のため滑空機部門が中止。

1997年(平成9年) - 台風9号直撃のため、大会史上初めて、全ての競技を中止。

1998年(平成10年) - 2日間開催に移行。

2004年(平成16年) - 天候不良の影響で、人力プロペラ機部門の競技が不成立(事実上の中止)。

2009年(平成21年) - 経済状況の悪化を背景に、読売テレビがダイジェスト番組の制作を見直す方針を打ち出したため、開催自体を中止(正式な中止は初の事例)。

2010年(平成22年) - 2年振りに開催するとともに、岩谷産業が協賛スポンサーに初参加。

2014年(平成26年) - 人力プロペラ機ディスタンス部門の競技が不成立。

2018年(平成30年) - インターネット向けに、公式YouTubeチャンネルで大会当日のライブ配信を滑空機部門の一部で初めて実施。台風12号直撃の影響で、人力プロペラ機部門の競技が不成立[7]

2019年令和元年) - 台風6号直撃の影響で、1日目の滑空機部門の一部と人力プロペラ機部門の一部を2日目に延期して開催。

2020年(令和2年) - 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行を背景に、日本全国で緊急事態宣言が発出された影響で開催を中止。参加を予定していたチームの多くで機体の製作が困難になっていたことを踏まえて、開催しても機体の安全性を十分に確保できない事態が予見されることや、出場予定者がチーム単位の活動を通じて感染のリスクにさらされかねないことなどを考慮したことによる[5][8]

2021年(令和3年) - 例年の大会ではチーム単位での観覧を認めている応援団の立ち会いを禁じるなど、無観客での収録を条件に、滑空機部門と人力プロペラ機部門の競技を2年振りに開催[9]

2022年(令和4年) - 2019年以来3年振りに観覧スタンドを琵琶湖の湖岸へ設営したうえで、応援団などの観客を入れて大会を開催。1日目の滑空機部門では、競技の最中に強風が吹いた影響で、一部のフライトを2日目に延期した[10]。これまで滑空機部門の一部フライト限定で行われていた公式YouTubeチャンネルでのライブ配信が、人力プロペラ機部門を含めた全フライトで行われるようになる。このため、ライブ配信視聴者にはテレビ放送に先んじて結果を知ることができるようになる。

2023年(令和5年) - 第45回大会を開催。開催に際しては、感染症関連の国内法におけるCOVID-19の分類が2023年5月8日付で(季節性インフルエンザなどと同等の)「五類感染症」へ移行したことを踏まえて、大会に参加するチームメンバーや応援団の人数制限を4年振りに撤廃した[11]

放送日・開催日

大会と収録を毎回、7月下旬から8月上旬までの間に実施。近年は、収録から1 - 2ヶ月後に、大会のダイジェスト番組を放送している。

回数放送日開催日
第1回
1977年8月7日14日[注 4]1977年7月2日
第2回1978年9月7日1978年7月21日
第3回1979年9月1日1979年7月20日
第4回1980年8月9日1980年7月19日
第5回1981年9月3日1981年8月8日
第6回1982年9月23日1982年8月7日
第7回1983年9月22日1983年8月6日
第8回1984年9月20日1984年8月4日
第9回1985年9月19日1985年8月3日
第10回1986年9月4日1986年8月2日
第11回1987年8月6日1987年8月1日
第12回1988年8月18日1988年7月30日
第13回1989年8月10日1989年7月29日
第14回1990年8月16日1990年8月4日
第15回1991年8月15日[注 5]1991年8月3日
第16回1992年8月20日1992年8月1日
第17回1993年9月9日1993年7月31日
第18回1994年8月6日1994年7月30日
第19回1995年8月5日1995年7月29日
第20回1996年8月3日1996年7月27日
(第21回)(1997年8月2日)(1997年7月26日
第22回1998年9月5日1998年7月31日 - 8月1日
第23回1999年8月28日1999年7月30日 - 31日
第24回2000年8月12日2000年7月28日 - 29日
第25回2001年8月4日2001年7月27日 - 28日
第26回2002年8月31日2002年7月27日 - 28日
第27回2003年9月6日[注 6]2003年7月26日 - 27日
第28回2004年8月28日2004年7月31日 - 8月1日
第29回2005年9月19日2005年7月16日 - 17日
第30回2006年9月22日2006年7月22日 - 23日


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