魔界戦記ディスガイア
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この項目では、『魔界戦記ディスガイア』シリーズの第1作について説明しています。シリーズ全体については「魔界戦記ディスガイアシリーズ」をご覧ください。
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魔界戦記ディスガイア
ゲーム
ゲームジャンルシミュレーションRPG
対応機種PlayStation 2
PlayStation Portable
ニンテンドーDS
PCMicrosoft Windows
PlayStation 4
Nintendo Switch
開発元日本一ソフトウェア
発売元日本一ソフトウェア
アトラス [PS2]
コーエー [PS2・PSP]
スクウェア・エニックス [DS]
SCET [PSP]
世雅育楽 [PS4・Switch]
メディアCD-ROM [PS2]
UMD [PSP]
DSゲームカード [DS]
BD-ROM [PS4]
Switchゲームカード [Switch]
ダウンロード販売 [PS2・DS除く]
プレイ人数1人
1 - 2人 [PSP廉価版]
発売日2003年1月30日 [PS2]
2004年11月3日 [PS2廉価版]
2006年11月30日 [PSP]
2007年11月29日 [PSP廉価版]
2008年6月26日 [DS]
2016年2月25日 [PC]
2018年7月26日 [PS4・Switch]
売上本数36,267本(PSP廉価版)[1]
レイティングCERO:A(全年齢対象)
アニメ
監督井硲清高
シリーズ構成冨岡淳広
キャラクターデザイン加野晃
音楽佐藤天平
アニメーション制作OLM TEAM IGUCHI
製作暗黒議会
放送局放送局参照
放送期間2006年4月 - 6月
話数全12話
漫画
作者神堂あらし
出版社一迅社
掲載誌コミックZERO-SUM
レーベルZERO-SUMコミックス
発表号2003年4月号 - 12月号
巻数全1巻
テンプレート - ノート

『魔界戦記ディスガイア』(まかいせんきディスガイア、英:Disgaea: Hour of Darkness)は、2003年1月30日に日本一ソフトウェアより発売されたPlayStation 2シミュレーションロールプレイングゲーム。キャラクターデザインは原田たけひと
概要

史上最凶やり込みシミュレーションRPG』と銘打つだけあり、一般的なSRPGと比べてやり込み要素が非常に多い。通常100程度のレベルの最大値は9999であり[2]HPは4000万超、能力値は2000万超まで成長させることができる。

アイテムの収集から全ての技の修得、自由度の高いアイテム強化、パラメータ成長率が高い状態でレベル1から育て直せる転生システムなど、全てのやり込み要素を満たすには300時間以上のプレイ時間が必要と言われる。議会の提案によって出現する隠しステージでは出現モンスターのレベルが1000を超えるものも存在し、アイテム個別にアイテム界と呼ばれるランダムダンジョンが存在するなど、「史上最凶やり込み」の名に相応しい作品となっている。

ストーリーを重視した『マール王国の人形姫』シリーズよりも、ゲーム性を高めた『ラ・ピュセル 光の聖女伝説』の方が高い評価を受けたことから、さらにゲーム性を重視して開発され[3]、初めて10万本を超える売り上げを記録した[4]。2004年11月3日には、廉価版『魔界戦記ディスガイア PlayStation 2 the Best』が発売されている。

2006年11月30日には「エトナ編」・新EXステージなどが追加されたPSP版『魔界戦記ディスガイア PORTABLE』が、2007年11月29日には通信対戦機能を付加したPSP廉価版『魔界戦記ディスガイア PORTABLE 通信対戦はじめました。』が、2008年6月26日にはDS版『魔界戦記ディスガイア 魔界の王子と赤い月』が、2016年2月25日にはPC版『Disgaea PC』が発売された。2018年7月26日にはNintendo Switch/PlayStation 4版『魔界戦記ディスガイア Refine』が発売された[5]

北米ではPS2版はAtlus U.S.A.、PSP及びDS版は日本一ソフトウェアの子会社NIS Americaから発売されており、欧州ではPS2・PSP版がKOEI LIMITED(現・TECMO KOEI EUROPE LIMITED)、DS版はSQUARE ENIX LTDから発売されている。PC版は国内・海外ともにNIS Americaからの発売となっている。

他メディア展開としては、2003年に漫画化小説化、2006年にはアニメ化されている。マンガは神堂あらしによるコミックZERO-SUMでの連載(2003年4月号 - 12月号)の他、4コママンガとアンソロジーコミックが複数の出版社より刊行された。小説は電撃ゲーム文庫ファミ通文庫から刊行された。
ストーリー

いつからか天界と魔界の交流は途絶え、天界では悪魔に対する偏見が広まっていた。中でも天使長ブルカノは特に悪魔を嫌っていた。そんな状況を憂えた大天使ラミントンは、友人である中ボスと協力して、天界と魔界を隔てる扉を開放させ、断たれた両者の関係を修復する計画を立てる。そしてその一環として天使見習いフロンに魔界へ行き魔王クリチェフスコイを暗殺するよう命じる。一方でラミントンの真意を理解できず、まだ見習いのフロンが暗殺者として抜擢されたことに賛同できないブルカノは、密かにフロンの後を付ける。

魔界では死んだ魔王クリチェフスコイの座を巡る争いが起こっていた。クリチェフスコイの息子ラハールは、家臣のエトナを連れてその戦いに乗り出す。そこへ天界からやって来たフロンも加わる。ラハールは反逆者達を服従させながら勢力を広げていき、ついに魔王となる。そして中ボスとの対決、迷子のペット探し、家来のプリニーとの別れ、地球勇者ゴードン一行との出会いを経て、ラハールは魔王としての度量を身に着けていく。フロンもラハールと行動を共にするうちに、反発し合っている悪魔と天使、そして人間も互いのことを理解し合えば、友人となり仲良くできるのだと確信する。一方で、フロンが魔王であるラハールに協力するところを見ていたブルカノは、そのことを度々ラミントンに密告するも、まるで相手にされず、ラミントンへの怒りと不信を募らせていく。やがてフロンを反逆者に仕立て上げ、彼女を抜擢したラミントンを大天使の座から引きずり下ろし、自分がその座に就こうと企む。

そしてブルカノの手引きで、人間界から地球軍が魔界侵略を掲げ攻めて来る。ラハールは魔王として地球軍を迎え撃つが、その中には天使兵の姿があり、地球軍の魔界侵略に天界が関わっていたことを知る。ラハール達は事の真相を知るため天界の入口へと向かい、魔界と天界を繋ぐ扉を開き大天使の座を目指す。真実が知られることに焦ったブルカノから妨害を受けるもそれを退け、ラハール達は天界の最奥でラミントンと対面し、彼に地球軍との戦いで知り得たことを伝える。ラミントンはブルカノの罪を認め、魔界侵略を手引きした罰としてブルカノを花に変える。

しかしラミントンは地球軍との戦いで天使兵を傷つけたフロンにも罪があると告げ、フロンにもブルカノと同じ罰を与える。ラミントンはブルカノの行いに責任を感じており、罪の軽いフロンにブルカノと同じ罰を与えるという理不尽な指導者をあえて演じることでラハールの怒りを買い、その場で粛清されることで今までの行いを清算しようとしていた。ラミントンの思惑通り、ラハールは罰を受け花に変えられてしまったフロンを見て激昂し、ラミントンを殺そうとする。だがラミントンを殺してもフロンは喜ばないだろうと寸前のところで思いとどまり、かつて母親が重い病にかかった自分を助けたように、自身の命を犠牲にすることでフロンを元に戻そうとする。そこへ中ボスが現れ、ラハールの行いを咎め、また花をよく見るように促す。すると花に変えられたフロンが、堕天使の姿となって蘇った。中ボスは花に変えられたのは見せかけであり、フロンへの罰はあくまで堕天使への降格であること、ラミントンの本当の狙いはラハールとフロンに閉じられていた天界の扉を開かせることにあったと告げる。

中ボスはラハールに早く一人前の魔王になれと言い残すと、人間の女性の魂と共に天に昇って行く。ラハールは中ボスの前で父親を超える立派な魔王になると宣言し、昇天する二人の魂を見守る。
登場人物

括弧がない声の出演はゲーム版とアニメ版で共通。


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