魔法戦争
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魔法戦争


ジャンルラブコメ[1]アクション[1]ファンタジー[1]
小説
著者スズキヒサシ
イラスト瑠奈璃亜
出版社メディアファクトリーKADOKAWA

その他の出版社
尖端出版

レーベルMF文庫J
刊行期間2011年11月 - 2015年9月
巻数全12巻
漫画
原作・原案などスズキヒサシ(原作)
瑠奈璃亜(キャラクター原案)
作画伊吹有
出版社メディアファクトリー→KADOKAWA
掲載誌月刊コミックジーン
レーベルMFコミックス
発表号2013年5月号 - 2015年7月号
発表期間2013年4月15日 - 2015年6月15日
巻数全6巻
アニメ
原作スズキヒサシ
監督佐藤雄三
シリーズ構成ふでやすかずゆき
キャラクターデザイン江畑諒真
音楽甲田雅人
アニメーション制作マッドハウス
製作すばる魔法学院、TBSテレビ
放送局#放送局参照
放送期間2014年1月 - 3月
話数全12話
テンプレート - ノート
プロジェクトライトノベル漫画アニメ
ポータル文学漫画アニメ

『魔法戦争』(まほうせんそう)は、スズキヒサシによる日本ライトノベルイラスト瑠奈璃亜が担当。MF文庫JKADOKAWA メディアファクトリー)から2011年から2015年まで刊行された。2014年1月時点で文庫・コミックスを合わせたシリーズ累計発行部数は60万部を突破している[2]

月刊コミックジーン』(メディアファクトリーKADOKAWA)にて伊吹有によるコミカライズが2013年5月号から2015年7月号まで連載された。

2013年7月28日に「MF文庫J 夏の学園祭2013」にて、同レーベルの他4作品と共にテレビアニメ化が発表。本作はその第1弾として、2014年1月から3月まで放送された。
あらすじ

七瀬武は、過去にとある事故を起こしてしまったが、それ以外はクラスでも生真面目な生徒と見られている普通の高校生で、幼馴染の五十島くるみとはくるみの諸事情により偽の恋人関係を築いていた。だが、ある日武は部活の練習前に倒れている相羽六を発見する。そのあと六を保健室に連れていった武は六の勘違いにより六の魔法を受け魔法使いになってしまう。そこから武自身と周りの人間の運命は大きく変化していく。

物語は2015年から始まっており、話中で2016年になっている。それに合わせて登場人物も進級している。
登場人物

学年は2016年現在のもの。作者によると、ウィザードブレス(すばる魔法学院)側の人物には数字が、トレイラー側の人物には動物が、それぞれ名前に入るようになっている。
主要人物
七瀬 武(ななせ たけし)
- 宮野真守[3]本作の主人公。高等科2年生。小学生のころから剣道をしており、桜谷高校では剣道部に所属していた。現在は剣道有段者。やや根暗な部分もあるが、基本的に真面目で思いやりのある性格。幼馴染であるくるみとは、中2の頃からある事情で嘘の恋人関係を築いている。当初はくるみのことを異性として好意を抱いている描写は無かったが、その悲惨な経験を知っている者として、絶対に守りたいという感情はあり、月光に打ち負かされた上に彼女を連れ去られた後は、その無力感に打ちひしがれただけでなく、傷をおしてでも助けに行こうとしている。また、敵である狼神が、馴れ馴れしく「くるみ」と呼んだことに腹を立てたり、その直後から自分も名前で呼んだことからも、彼女を友達以上の存在と認識しているのは確かであり、六に嫉妬心を覚えさせる。中2のときの夏休みに、くるみと恋人関係になったことで弟と言い合いになり、その時自分のせいで弟が事故に遭う。その後は家族関係が崩れ、母親以外とは会話をしておらず、母親とも事務的な会話しかしていない。そのため、出来るだけ家族とは接触しないように生活を送っており、剣道に専念することで、その孤独を紛らわすようにしていた。部活の練習前に倒れている六を見つけて保健室に連れていった時に六が倒れそうになったため助けようとするが、うっかりキスをしてしまう。その時に意図的にしたものだと勘違いをした六が無意識に魔法を使ってしまったため魔法使いになってしまう。その後、魔法使いになったためすばる魔法学院に転校する。寮生活によって家族から離れられたためもあり、学園生活を楽しむ。突然転校してきた月光から仲直りを切り出され、仲直りした気になっていたが、学院でペンドラゴン(その多くがトレイラーだった)による反乱が起きた際に本性を現した月光に敗北、くるみを連れ去られ、トワイライトも奪われる。第二次魔法大戦が勃発し、月光によってくるみが連れ去られた後、気まずい関係になっていた元魔法使いの母・陽子から魔法の特訓を受けることになる。始めは辛辣な態度ばかり取られていたが、修行の中で陽子は自分の思い込みが間違っていたことに気付いた結果、泣きながら謝る彼女を許し、和解する。母による特訓を終えた後、くるみの居場所の手がかりを探しに自宅に戻ると母を切った直後の月光に遭遇、そのまま戦闘になる。戦闘中にウィザードブレスとトレイラー双方が援軍に駆けつけ乱戦となったが、桃花とトレイラーの放った魔法により、月光と過去に飛ばされる(武が飛ばされたのは1998年)。数々の戦いを経て、ついに月光と和解する。六とくるみのどちらを選ぶかはまだ決められないため、今後も二人との関係を継続することとなる。系統魔法回避魔法・直感回避(ストライクヴィジョン)。未来のことを直感で知ることができる魔法。魔法粒子色素は紫。化身
トワイライト
剣(ガンソード)。回避魔法の能力者の魔力を最大限、引き出そうとする。解除(リベレイト)を行うとカートリッジと引き鉄が現れ、特殊な弾に他人の魔力を込めて引き鉄を引くことで形態変化し、弾に込めた魔力を剣に宿すことができる。空の薬莢を使うとストライクヴィジョンが発動し、刃が鋭くなる。使用者はナイトメアによって外れない予知夢を見ることができる。前の持ち主は偉大なる十五人の魔法使いの一人である千木陽子(七瀬陽子)。ver.ブラストフォッグ伊田の魔法を弾丸にこめ、トワイライトを形態変化させた剣。剣自体が炎に変化している。ver.ガンライトニング六の魔法を弾丸にこめ、トワイライトを形態変化させた剣。稲妻の刃を持つ高電圧の剣。永遠(とわ)声 - 南里侑香トワイライトが武の魔力を利用し、少女の形で実体化したもの。武が名前を与えてから、彼をトワイライトの持ち主として認める。当初は自分は無私だといい、武から際限なく魔力を奪っていたが、彼を持ち主と認めてからは武のナイトメアの見過ぎによる疲労を気遣ったりしている。その正体はソフィアの母であり、生前は神速魔法の使い手だった。
相羽 六(あいば むい)
声 - 東山奈央[3]本作のメインヒロイン。ウィザードブレスの中級魔法使いで、すばる魔法学院高等科2年生。何に対しても素直なストレートな性格。無茶なことでもやり通そうとする頑固な面もあるが、恋愛面では意識すると急に弱気になる奥手なタイプ。小柄ではあるが更衣室でくるみが驚愕するほどナイスバディ、いわゆるトランジスターグラマーな女性。両親は共に魔法使いで、第一次魔法大戦で戦死。兄と共に子供の頃から学院の寮で暮らしていたためブラコンの気がある。密かに武を想っている。兄を助けるために現存世界を探索していたが、力尽きて倒れていたところを武に見つけられ、保健室に連れて行かれる。その時事故で武とキスをしてしまい、初めてだったショックから彼に魔法を撃ったため、武を魔法使いにしてしまう。その後の騒動でくるみと一三も魔法使いとなってしまったため、彼らをすばる魔法学院へと案内する。学院では当初は選抜のSクラスに所属していたが、武たちの転入と共にCクラスに降格。元々友達が少なかった上に当時は兄がゴーストトレイラーに掌握されて敵対していたため、他の生徒たちからは陰口を叩かれる。武とくるみの嘘の恋人関係であることを知らなかったため、当初は武に想いを伝える前に失恋したと勘違いしてしまう。このため武の恋人と勘違いしたくるみに武とのキスを謝罪するなど真摯な姿勢をとるが、これが三人を巡る三角関係に発展することになる。系統魔法神速魔法・銃器雷撃(ガンライトニング)。発射する銃弾に電気をまとわせる魔法。魔法粒子色素は黄色。化身
アーサー
銃。初等科六年から使用している。命名は兄の十。旋棍や長銃に変形できる。旋棍は近距離格闘戦に特化しており、攻防一体、射撃も可能。長銃は長距離戦闘用、チャージすることによって非常に強い一撃を放つことが可能。
五十島 くるみ(いそしま くるみ)
声 - 瀬戸麻沙美[3]本作のもう一人のメインヒロイン。武と同じくすばる魔法学院の高等科2年生。桜谷高校では武とは別のクラスだった。武の家の隣の「五十島屋敷」と呼ばれる屋敷に住む幼馴染で、お金持ちのお嬢様でもある。家族は海外で別居しており、住んでいる屋敷には家政婦が一人いるのみである。桜谷高校では剣道部のマネージャーを務めていた。武と同時期に、すばる魔法学院に転校する。容姿端麗でスタイルも良いがだけはささやかであるため本人も気にしていたが、生物魔法・年齢変化の影響を受けると制服のボタンは外れるほどの巨乳となる大人バージョンになれる。大人バージョンになると圧倒的な露出度や妖艶な雰囲気になり周囲に見せられない状態になるため武からは胸が控えめになる子供バージョンで魔法の特訓をするよう懇願されている。過去のトラウマが原因で性格に難があり、人付き合いは苦手。ある理由から、武と擬似恋人関係になっているが、彼女は本気で武のことが好きであり、武自身も少なからず彼女のことを想っている。極度の男性不信および男性恐怖症で、唯一の例外である武以外の男は全員が滅んでしまえば良いとさえ思っている程で、高校時代に男子から告白されても、全てそれをキツく拒絶している。魔法使いになった当初は、六のことを嫉妬心から毛嫌いしていたが、2巻では武と共に六を助けにきており、徐々にではあるが良好な関係を築いている。小学校時代、金持ちで尊大な態度が原因で、同学年の間では孤立していたが、武だけは自身を見捨てず側にいてくれていたため、彼に対して強い依存心と恋心を抱くようになる。中学2年のころ、ストーカーに狙われて誘拐されたことがあり、何とか自力で脱出し、ストーカーも逮捕されて助かったものの、この件は重いトラウマになり、武に守ってもらうべく、擬似恋人関係を築くに至っている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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