魔法のデザイナーファッションララ
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『魔法のデザイナーファッションララ』(まほうのデザイナーファッションララ)は、かつてセイカぴえろと提携して製作していた、女児用文具のキャラクター商品である。

本稿では、前身である『ファッションララ リトルスターズ』に加え、OVA化作品である『ハーバーライト物語』についても、併せてここで扱う。
目次

1 概要

2 ハーバーライト物語

2.1 作品解説

2.1.1 特色

2.1.2 版権問題


2.2 ストーリー

2.3 キャスト

2.4 スタッフ

2.5 主題歌・挿入歌

2.6 ソフト


3 脚注

概要

ぴえろ魔法少女シリーズ第4作『魔法のアイドルパステルユーミ』終了後の1986年末に、同シリーズを製作してきたアニメ製作会社のぴえろ(当時はスタジオぴえろ)とセイカ(当時はセイカノート)により、女児用文具のキャラクターとして『ファッションララ リトルスターズ』が展開される。その後『魔法のデザイナーファッションララ』に改名して展開された。1998年にシリーズ第5弾として製作されたテレビアニメ『魔法のステージファンシーララ』の原案となった作品であり、大筋の設定や登場人物の名前は『ファンシーララ』へと受け継がれている。

テレビアニメのキャラクター商品の場合、そのキャラクターが登場するアニメの放映終了と共に視聴者である子供の興味が薄れてしまい、商品展開も下火になるという欠点があった。このため本作は「もっと息の長いシリーズとして展開できるものを」とするセイカの要望にぴえろが応じる形で製作された[1]

デザイナー志望の少女ミホが、夢の国から現れた妖精ピグとモグから魔法のライトペンをもらい、魔法のデザイナー・ファッションララに変身して活躍するという物語を設定し、塗り絵や着せ替えを中心とした女児用文房具のキャラクター商品として展開された。なお、『リトルスターズ』ではミホと一緒に登場するキャラクターはマニャーナとアエールという、背中に翅の生えた小さな少女の姿をした妖精だけであり、ロゴ表記も「ファッションララ」の部分は小さく、「リトルスターズ」の方を大きく表記したものだった。当時はセイカの文房具の販売促進のため、ぴえろのスタッフによってCM用アニメが多数製作され、ぴえろ製作のアニメ内のCM以外でも、女児向けアニメのCM内でも積極的に放送された。また、抽選でアニメ絵本(当時は「おしゃれ絵本」と呼ばれていた)が当たる応募サービスもあった。この絵本の製作もぴえろが担当している。

この時期のセイカは本作の他にも東映動画(現・東映アニメーション)と共同で『おまじないアイドル リリカルレナ』、葦プロダクション(現・プロダクション リード)との共同で『星のデュエット ファニーツイン』と、様々な女児用の文具ブランドを展開しており、ぴえろとも『ファッションララ』と一緒に『魔法のステージ アイドルココ』、『おてんば魔女 トワイライトマリー』を手がけていた。これらの中で本作はCMによる大々的なアピールや女児や女性に洋服のデザイン案を応募させるサービスを積極的に行い、その中でも秀逸なデザインの服をいち早く作中に取り込むなどの斬新なアイデアを次々と展開した。こうして『ファンシーララ』の放映が開始される1998年春に活動を休止するまでの11年間に渡って活動を続けたヒット商品となった。

また、1988年にはOVAとして『ハーバーライト物語』が製作されている(下記参照)。
ハーバーライト物語
作品解説

『ハーバーライト物語(ストーリー)?ファッションララより?』はセイカの協力の下、ぴえろにより『ファッションララ』の設定にストーリー性を含ませたアニメとして製作されたOVAである。当時は「ぴえろ魔法少女シリーズ第5弾」として宣伝された。1988年3月11日にVHS・Betamaxビデオソフトがエスピーオーより、5月21日LDが創美映像(現・ハピネット)より発売され、それに先立ってサウンドトラックも3月5日キングレコードより発売されている。

なおこの時、「ぴえろ創立10周年記念作品」として『アイドルココ』がOVA化されることが決定していたが、『ファッションララ』のOVA化が決定されたことやキャラクターデザイン担当の高田明美が『きまぐれオレンジ☆ロード』や『機動警察パトレイバー』など、他のアニメのキャラクターデザインに深く携わっており、非常に多忙だったことから急遽製作中止となっている。よって本作は「スタジオぴえろ創立10周年記念作品」として製作されることになった経緯もある。製作中止となってしまった『アイドルココ』はその後、原案と構成を『ファッションララ』と混成することで『魔法のステージファンシーララ』となり、キャラクターデザインに高田が起用されることになった。

こうして当時「ぴえろ魔法少女シリーズ第5弾」、「スタジオぴえろ創立10周年記念作品」と銘打ち、実力派のスタッフを結集させて大々的に制作された本作であるが、後述の版権問題で現在では視聴不可能な封印作品となってしまっている。

また、制作元のぴえろは『ファッションララ』、『アイドルココ』と『魔法のステージファンシーララ』との直接的な関連性は否定している。
特色

物語は約50分で構成されている。オリジナルとは違って大幅に変更されており、デザイナー志望で苛められっ子の少女ミホが、本の中から飛び出した妖精ピグとモグの力で、一晩限りの大人の姿に変身するという、童話の『シンデレラ』をベースに、1970年代後半から80年代初頭に流行したディスコダンスを主軸とした映画『サタデー・ナイト・フィーバー』に代表される青春映画の要素を加味した物語となっている。


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