魁!!男塾
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『スーパージャンプ』に掲載された続編については「曉!!男塾 青年よ、大死を抱け」をご覧ください。

『週刊漫画ゴラク』に掲載された続編については「極!!男塾」をご覧ください。

『週刊漫画ゴラク』に連載された続編については「真!!男塾」をご覧ください。

登場する学校については「男塾 (架空の学校)」をご覧ください。

松田一輝の漫画作品については「私立男塾」をご覧ください。

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魁!!男塾
ジャンル少年漫画格闘漫画ギャグ漫画
漫画
作者宮下あきら
出版社集英社
掲載誌週刊少年ジャンプ
レーベルジャンプ・コミックス(JC)
発表号1985年22号 - 1991年35号
巻数全34巻(JC)
全20巻(愛蔵版)
全20巻(文庫版)
アニメ
原作宮下あきら
シリーズディレクター西沢信孝
脚本高久進戸田博史清水東大橋志吉
キャラクターデザイン須田正己
音楽菊池俊輔(編曲:石田勝範
アニメーション制作東映動画
製作フジテレビ東映
放送局フジテレビ他(#放送局参照)
放送期間1988年2月25日 - 11月14日
話数全34話
テンプレート - ノート

『魁!!男塾』(さきがけ!! おとこじゅく)は、宮下あきらによる日本漫画作品。また、それを原作にしたテレビアニメ実写映画作品。2019年5月時点で単行本の累計発行部数は2700万部を突破している[1]。.mw-parser-output .toclimit-2 .toclevel-1 ul,.mw-parser-output .toclimit-3 .toclevel-2 ul,.mw-parser-output .toclimit-4 .toclevel-3 ul,.mw-parser-output .toclimit-5 .toclevel-4 ul,.mw-parser-output .toclimit-6 .toclevel-5 ul,.mw-parser-output .toclimit-7 .toclevel-6 ul{display:none}
概要

行き場の無くなった不良少年たちを全国から集め、過激なスパルタ教育を施す男塾。そこに籍を置く塾生たちの根性や友情、死闘を描く物語。初期は軍国主義テイストのギャグ漫画であった[注釈 1]が、途中から信念を掛けての上級生との決闘、ライバル学校との抗争、闇の世界で繰り広げられる格闘トーナメントなどのバトル中心の展開へとシフトして、連載期間6年余り・単行本全34巻という長丁場の人気漫画となった。

登場人物のほとんどが中国拳法やインド・エジプトなどに伝わる様々な武術の達人とされ、物語中期には15人以上におよぶ主要人物に満遍なく見せ場が与えられている。また闘いの舞台には様々な仕掛け、特殊な決闘方法を用いたものが大半であり、各々がトリッキーな秘技を駆使することにより、バリエーション豊かな死闘が繰り広げられる。

作者の宮下は、「人を死なせないことを意識して描いた」と語っており、死んだ(と思われていた)人物が「実は生きていた」と、再登場するパターンが多い。これは自分が生み出したキャラクターをそう簡単に死なせたくないという愛情と、読者に対する配慮からだというが、死亡している設定の登場人物をうっかり原稿に描いてしまい、担当編集者やアシスタントに指摘されたこともあるという[3][4]。本編中では死亡したままのキャラクターも、後継作品では復活している場合がある。

タイトルの「魁!!」は宮下が気に入っていた文字であり、魁傑から取ったとのこと[5]
あらすじ
学園生活編
筆頭・剣桃太郎を始めとする男塾一号生のメンバーが、理不尽な教官や二号生らの強烈なしごきに耐え乗り越えたり、多くは男塾の面々が騒動の原因の外の世間とのトラブルに巻き込まれながらも、知恵や人情、そして男気で解決していく。
驚邏大四凶殺(きょうらだいよんきょうさつ)編
男塾の運営費が底を突きかけ、この苦境を打破すべく江田島は愕怨祭(がくえんさい)を起こすことにより利益を上げて赤字の穴埋めをすることにする。しかし愕怨祭が盛り上がっているときに、伊達臣人率いる関東豪学連が攻めてくる。男塾名物競技「羅惧美偉(ラグビー)」で先鋒隊を撃破された伊達は業を煮やして総攻撃を命じるも、江田島は驚邏大四凶殺を提案。伊達たちは承諾し霊峰富士で決着をつけることとなる。
大威震八連制覇(だいいしんぱーれんせいは)編
[注釈 2]
驚邏大四凶殺は男塾勝利で決着がつく。しかし桃以外の戦士は全員死亡し、一人生き残った桃は、寝転びながら朝日を眺めていた。そこへ不審な影が現れ、驚邏大四凶殺は影の手の内で行われたことだったと告げる。桃が下山すると残りの仲間は生きており、その後、豪学連側の4名も生存が確認される。喜びもつかの間、桃たち一号生は三号生に呼び出しを食らう。呼び出し人の名前を聞いて富樫は顔色を変える。三号生に会うために天動宮へ行くが、そこには試練が待ち構えていた。
天挑五輪大武會(てんちょうごりんだいぶかい)編
大威震八連制覇を終えてまもなく、桃たちは塾長室に呼ばれる。そこでは戦争フィルムが流されており、米軍が、巧妙に偽装されている日本軍の秘密基地をことごとく見破り、撃破する様子が映し出されていた。疑問に思う塾生に対し、江田島は一人の男が米軍に詳細な位置を教えているという。男の名は伊佐武光、戦後に藤堂兵衛と名を変え、現在でも日本の影の支配者として私腹を肥やしているという。その非道ぶりに憤慨する塾生たちは、藤堂を討つべく、彼が主催する天挑五輪に参加することになる。そのときの出征戦士は16名、その後、赤石と江田島が戦線に合流する。
七牙冥界闘(バトルオブセブンタスクス)編
天挑五輪から1か月後、桃たちは進級し新たな入塾者が入ってくる。新一号生と総代を賭けて戦っている最中に、塾長室では異変が起きていた。圧倒的な戦闘力を有する江田島だったが、象をも眠らせる麻酔銃の前に不覚を取り、誘拐され、宇宙へ飛ばされる。それを知った塾生たちは江田島を救出するべく、七牙冥界闘への参戦を強いられることとなる。初期出征戦士は17名だが途中で月光と王が戦線に合流。男塾死天王は全員天挑五輪で重傷を負い療養中のため今編では不参加。本来は江田島を救出するためには七つの闘場を勝ち抜かなければならなかったのだが、第五の牙での戦いの最中に江田島が自力で宇宙から脱出。黒幕だった藤堂兵衛を捕らえ、終了を迎える。
風雲羅漢塾(ふううんらかんじゅく)編
江田島の終生のライバル熊田金造が作り上げた、もう一つの男塾とも言うべき風雲羅漢塾。30年目の誓いにより、男塾は羅漢塾と五魂遷で勝負を行うこととなる。
登場人物詳細は「魁!!男塾の登場人物」を参照登場する学校、塾生、教官については「男塾 (架空の学校)」を、関東豪学連については「関東豪学連」を参照
作中に登場する技や武器

作中、多岐に渡る様々な流派とその奥義が登場するが、空手ボクシング相撲を除き、全て架空の流派である。中国拳法、もしくはそれに源を発する設定の物が大半を占める。

武器に関しても日本刀・槍・ナイフなどを基本としたものが多く、連載が進行するにいたりスポーツ用品・玩具・日用品に着想を得た武器も登場。また哺乳類・鳥類・ヘビ・魚類・昆虫類といった動物を操る流派・奥義のほか、毒や特殊な薬品を技の一環として利用する者も多い。

なお天挑五輪大武會編においては銃器の使用は反則であるという解説がなされる。

それぞれの技・武器の詳細については「魁!!男塾の登場人物」を参照。
民明書房

民明書房(みんめいしょぼう)とは、作品中にたびたびその名が登場する、架空の出版社

1926年大正15年 - 昭和元年)創業[注釈 3]。所在地は東京神田神保町。社名は、中国の武術に関する本を出版した創業者・大河内民明丸(おおこうち みんめいまる、1904年 - )の名に由来する。創業当初は経営不振に陥っていたが、中国拳法を使う老人・神拳寺師範の韓友諒(かん ゆうりょう)と出会い、神拳寺で[注釈 4]韓から中国拳法界の通行手形をもらい、中国や周辺各地の格闘技類を取材して武術書「世界の怪拳・奇拳」を刊行、話題を集めて立ち直った。

この民明書房の刊行物を引用するといった体裁で、作中で過去の偉人たちの逸話や登場人物が用いる武術、荒唐無稽な決闘方法、男塾内での常軌を逸した荒行などを解説して、ある種のリアリティを持たせている。宮下によれば昔の忍者漫画で技や武器に科学的な解説がなされていたことに発想を得たアイディアだという[6][4]。そのほかに「太公望書林」「英学館」「時源出版」「曙蓬莱新聞社」「ミュンヒハウゼン出版」といった他社の出版物が引用されていることもある。

民明書房および上述出版社の解説は全てフィクションであるが、作者が「ウソか本当か微妙な境目がミソ」と語るように、もっともらしいエピソードや用語などが多く、読者層の少年たちを中心に本の内容を信じたり、実際に民明書房の書籍を探し回る人が続出した。作者によると「ゴルフの起源は中国であるという説が支配的」とした民明書房の解説に、「ゴルフの起源はイギリスです」と抗議の電話をかけてくる大人の読者もいたという[7][注釈 5]


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