鬼神童子ZENKI
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鬼神童子ZENKI
ジャンル
アクションファンタジー
漫画
原作・原案など谷菊秀
作画黒岩よしひろ
出版社集英社竹書房

その他の出版社
長鴻出版社(12巻本)
天下出版社

掲載誌月刊少年ジャンプ
レーベルジャンプコミックス
バンブーコミックス
発売日1993年 - 1996年(集英社)、
2005年(竹書房)
発表号1992年12月号 - 1996年9月増刊号
巻数全12巻(集英社)、全7巻(竹書房)
アニメ
原作谷菊秀、黒岩よしひろ
監督西村純二
シリーズ構成山口亮太
キャラクターデザイン本橋秀之
メカニックデザイン寺岡賢司
音楽つのごうじ
アニメーション制作スタジオディーン
製作テレビ東京読売広告社
キティ・フィルムケイファクトリー
放送局テレビ東京系列
放送期間1995年1月9日 - 12月25日
話数全51話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『鬼神童子ZENKI』(きしんどうじゼンキ)は谷菊秀原作、黒岩よしひろ作画の漫画作品。1992年12月号から1996年9月増刊号まで『月刊少年ジャンプ』(集英社)にて連載された。また連載に先駆けて同誌1992年8月号に発表された、設定が異なるパイロット版の読切作品(後述)が存在する。1995年にはテレビアニメ化された。
ストーリー

最強の呪術者「役小角」(えんのおづぬ)の血を引く祓い師「役小明」(えんのちあき)は、いつか小角が使役した最強の鬼神「前鬼」を呼び覚ますことを夢見ながら引退した祖母「役小鬼」(えんのさき)に代わって神社「役呪法堂」(えんのじゅほうどう)を切り盛りしていた。そんなある日、「小角の秘宝」の存在を信じた「猫丸」と「犬丸」という二人組が役呪法堂に侵入。本堂に封印されていた「憑依の実」(ひょういのみ)に取り憑かれてしまう。小明は必死に立ち向かうが、憑依の実は2人の欲望を吸いきり孵化、「憑依獣」(ひょういじゅう)となってしまう。小明は絶望しかけるが、その時代々伝わる法具護法輪具」(ごほうりんぐ)が光り始める。「輪具が輝くとき前鬼甦らん…」。小明は幼い頃から聞かされ続けた伝承に最後の望みをかけ「前鬼覚醒」の呪文を唱える。すると本堂に安置されていた「前鬼石」が砕け、前鬼が復活した。前鬼は圧倒的な力で憑依獣を撃破、そして「この女を殺してしまえばオレ様は再び封印されることは無い」と言い、今度は小明に襲い掛かる。しかし護法輪具の力で前鬼は弾き飛ばされ小明は難を逃れ、前鬼は小角のかけた術によって弱い童子姿に変わってしまう。唖然とする前鬼と小明。すると空に小角の姿が浮かび上がり「世に災厄の種は尽きぬ、我が式神、前鬼を使役し、邪悪と戦い滅せ」と言い残す。このときから前鬼と小明の長い戦いが始まった。
登場人物
主要人物
前鬼(ぜんき)
本作の主人公。千数百年前、役小角によって使役された最強の紅い鬼神。でありながら「角」を持たず、小角から与えられた破邪の力「金剛角」(こんごうかく)と生まれ持った雷の力を使って戦う。身体能力は人間の力をはるかに凌駕し、憑依獣を素手で引き裂くことも可能。さらに小明や後鬼ら仲間の力を得ることで幾度もパワーアップし、核兵器レベルの攻撃に耐え、大気圏突破も行った。胸や腹を貫かれても死なない不死身とも言える体を持つが、弱点は首で切り落とされると完全に死亡するといわれる。のようなものを着ているがこれは身体と同化しており外れない。性格の粗暴さ故に小角に封印をかけられ、普段はチビ前鬼と呼ばれる形態になっている。自分の意を通すことが第一で他者に対しては「自業自得」が信条。復活後は小明を殺そうとする場面も見られたが、少しずつ信頼関係が築かれていく。その後の戦いでも我儘で傲慢な性格は変わらないが、仲間を守る姿も見られるようになる。鬼神としては甘いところがあり、弱い者が理不尽に傷つくのを良しとしない一面がある。千数百年前にヴァサラと対立した際に「本来の角」を折られたのも人間の娘を庇ったためだが「瘴気を食らい、戦って勝つこと」が行動理念の主軸であり、借りは必ず返す律義さこそあるものの、基本的に彼自身が「人間のために」戦ったことは一度もない。封印解放のためには小明の呪力であるヴァジュラの光が必要。その他にも前鬼の怒りで封印が解かれるが、その際はヴァジュラの力は使えず[Note 1]身体能力のみでの戦いを強いられる。元々絶大な潜在能力を持つが、その力を開放するには小明のヴァジュラに乗せた呪力や後鬼の鬼神力を纏めて受けるなど、起爆剤となる「莫大な量の力」を必要とする。
チビ前鬼(童子前鬼)
声 - 山口勝平小角のかけた封呪が効いているときの姿。体重が非常に軽いため動きはすばやいが、戦闘力は一般人よりも弱く、小明に力負けする。普段の前鬼の姿。体は(本来)非常に柔らかく脆かったが、肉体が新しくなってからは瞬時に金剛と同じ硬さにできるようになった。なお、小明に封呪をかけられたときの他、鬼神力(きしんりき)が尽きて封印に抗することができなくなったときもこの姿に変わる。力を封じられている分「無駄に力を使わない」とのことで、ヴァサラとの戦いで傷ついた際には鬼神力の全てを治癒・回復に回すため自分からこの姿になった。
鬼神前鬼(アニメ版ではZENKI)
声 - 小杉十郎太前鬼石から目覚めてしばらくの間の戦闘形体。小角から与えられた「金剛角」の力を使って強力な術をいくつも使用できるが、「鬼神解縛秘呪」(きしんげばくひじゅ)が不完全なため、全ての能力を使用することができなかった。
前鬼 完全鬼神
「鬼神解縛秘呪」が完全に唱えられた前鬼の完全体。原作では最初の封印解放形態である。見た目はほぼ同じだが、身体能力が向上し、生まれ持った「の力」を使用できるようになった。多少の傷なら秘呪を唱えることで回復させられる。金剛角は火呪羅との戦闘で折られ、失ってしまった[Note 2]が小明の「ヴァジュラ」(金剛角)の力を取り込むことで同じ力を持つ「金剛光角」(こんごうこうかく)を生み出し、同様に小明の五行術を増幅させる。また、最後の切り札ともいえる術「極覇光」(ルドラ)を使えるようになった。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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