こうれいそん
高麗村
廃止日1955年9月1日
廃止理由分割新設合併
高麗村(一部)、所子村 → 大山町
高麗村(一部)、淀江町、大和村、宇田川村 → 淀江町
現在の自治体大山町、米子市
廃止時点のデータ
国 日本
地方中国地方(山陰地方)
都道府県鳥取県
郡西伯郡
市町村コードなし(導入前に廃止)
総人口2,803人
(国勢調査、1950年)
隣接自治体所子村、大山村、宇田川村、淀江町
高麗村役場
所在地鳥取県西伯郡高麗村大字妻木
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高麗村(こうれいそん[1])は、鳥取県西伯郡にあった村。現在の西伯郡大山町、米子市の一部にあたる。 孝霊山(高麗山)の北西部に位置していた[2]。 高麗山の山名にちなむ[2]。
地理
海洋:日本海[3]
河川:阿弥陀川[3]、江東川[4]、妻木川[5]
歴史
1889年(明治22年)10月1日、町村制の施行により、汗入郡稲光村、上万村、平田村、保田村、今津村、安原村、富岡村、妻木村、荘田村、長田村が合併して村制施行し、所子村が発足[1][2]。旧村名を継承した稲光、上万、平田、保田、今津、安原、富岡、妻木、荘田、長田の10大字を編成[2]。村役場を大字妻木に設置[6]。
1896年(明治29年)4月1日、郡の統合により西伯郡に所属[2]。
1907年(明治40年)妻木駐在所開設[6]。
1944年(昭和19年)高麗郵便局開設[6]。
1951年(昭和26年)妻木から移転し上万駐在所開設[6][7]
1955年(昭和30年)9月1日、村域を二分割し、大字稲光・上万・平田・保田・安原・富岡・妻木・荘田・長田は西伯郡所子村と合併し、町制施行して大山町を新設。大字今津は西伯郡淀江町、大和村、宇田川村と合併し淀江町が存続して高麗村は廃止された[1][2]。合併後、大山町大字稲光・上万・平田・保田・安原・富岡・妻木・荘田・長田、淀江町大字今津となる[2]。
地名の由来
産業
農業、養蚕[2]、漁業[8]
産物:米、葉煙草[2]
明治後半から養蚕が盛んになったが、1937年(昭和12年)に葉煙草が導入されてから衰退し、1952年(昭和27年)に消滅した[2]。
交通
港湾
平田漁港[3]
教育
1909年(明治42年)秀実尋常小学校を大字妻木に移転[6]。1947年(昭和22年)高麗小学校に改称[6]。
1949年(昭和24年)高麗中学校(大字妻木)開校[6]
脚注^ a b c 『市町村名変遷辞典』310頁。
^ a b c d e f g h i j 『角川日本地名大辞典 31 鳥取県』329頁。
^ a b c 「平田〈大山町〉」『角川日本地名大辞典 31 鳥取県』651-652頁。
^ 「稲光〈大山町〉」『角川日本地名大辞典 31 鳥取県』104-105頁。
^ 「保田〈大山町〉」『角川日本地名大辞典 31 鳥取県』783頁。
^ a b c d e f g 「妻木〈大山町〉」『角川日本地名大辞典 31 鳥取県』761-762頁。
^ 「上万〈大山町〉」『角川日本地名大辞典 31 鳥取県』415頁。
^ 「今津〈淀江町〉」『角川日本地名大辞典 31 鳥取県』111頁。
参考文献
角川日本地名大辞典 31 鳥取県
『市町村名変遷辞典』東京堂出版、1990年。
関連項目
鳥取県の廃止市町村一覧