高雄駅
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この項目では、1941年に開業した2代目高雄駅について説明しています。

初代高雄駅については「高雄港駅」をご覧ください。

その他の同名駅については「高雄#駅名」をご覧ください。

高雄駅
コンコース(2018年9月)
高雄
ガオション/カオシュン
Kaohsiung


所在地高雄市三民区港西里建国二路
320号.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯22度38分24秒 東経120度18分10秒 / 北緯22.64000度 東経120.30278度 / 22.64000; 120.30278
所属事業者台湾鉄路管理局駅詳細
高雄捷運股?有限公司(高雄捷運駅詳細)
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高雄駅
各種表記
繁体字:高雄車站
簡体字:高雄?站
?音:G?oxiong Ch?zhan
通用?音:G?osyong Ch?jhan
注音符号:?? ???? ?? ???
発音:ガオション チャーヂャン
台湾語白話字:Ko-hiong Chhia-thau(車頭)
台湾語発音:コーヒョン チャータウ(車頭)
コーヒョン チャーツァン(Chhia-ch?m/車站)
客家語白話字:Ko-hiung Chha-theu(車頭)
Ko-hiung Chha-cham(車站)
日本語慣用読み:たかおえき
英文:Kaohsiung Station
Kaohsiung Main Station
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高雄駅(ガオションえき/たかおえき)は、台湾高雄市三民区にある、台湾鉄路管理局(台鉄)・高雄捷運
概要

高雄市の中心駅となっている。日本統治時代末期の1940年に建てられた旧駅舎は、台湾高速鉄道や地下鉄の開通に伴い新駅舎の建設が決定した際、その帝冠様式の素晴らしさから保存を望む声が各方面から寄せられ、2002年8月16日高雄市は移築工事(曳家)を開始[1]。総重量3500トンの駅舎をそのまま台車に乗せ、1日に6m、14日をかけて東南の方向へ82.6m移動させた。現在、その旧駅舎は「高雄願景館/高雄鐵路地下化展示館(中国語版)(高雄鉄道地下化工事資料館)」という資料館に生まれ変わり街のシンボルとなっている。なお、旧駅舎は将来新駅舎に結合され、入口として利用される予定である。新駅舎ができるまでは臨時駅舎を使用していた。

地上臨時駅舎時代は歩行者が駅を跨いで行き来するには、当初は月台票(入場券)を購入する方式が適用されていたが、その後正面口(南側、前站)と北口(後站)で無料の通行許可証を改札で受け取る方式に改められ[2][3]、構外経路の場合は捷運駅出口そば、願景館東側の南華路にある仮設歩道橋(北側は恒豊街、松江街を介して九如二路と繋がっている)まで迂回が必要だった。
利用可能な鉄道路線

台湾鉄路管理局からは線路名称上は縦貫線屏東線高雄臨港線の3路線が乗り入れる。台北方面からの台鉄対号列車の大半は、この駅が終着であったが、高雄機廠潮州車両基地への機能移転に伴い、概ね潮州駅まで延伸された。

高雄捷運からは紅線が乗り入れる。また、台湾高速鉄道の乗り入れが構想中。

高雄捷運では駅番号を導入しており、紅線に「R11」が割り振られている。
歴史戦前の高雄駅(1941年頃)

高雄駅旧駅舎
中華民国 文化資産

登録名称高雄火車站
旧称高雄驛
その他の呼称高雄願景館、鐵路地下化工程展示館
等級歴史建築
文化資産登録
公告時期2003年2月26日
位置高雄市三民区建国二路318号
建設年代1941年
詳細登録資料

戦前

1900年(明治33年)11月29日 - 打狗駅が現在の
高雄港駅の地に開業[4]

1920年(大正9年)9月1日 - 打狗駅が高雄駅に改称される[5]

移転後

1940年 - 三塊?地区の現在地に新駅舎建設。施工は清水組(
清水建設の前身)[6](p146)。

1941年(昭和16年)6月22日 - 新駅を2代目高雄駅、旧駅を高雄港駅と改称し現在に至る[7][6](p20)。元の高雄駅は高雄港駅に改称。

戦後

1947年3月16日 -
228事件の余波で当駅地下道に逃げ込んだ市民が犠牲となる[6](pp27-28)

1971年10月 - 後站(北口)と第4ホーム供用[6](p62)。

2001年12月17日 - 行政院文化建設委員会文化部の前身)主催の台湾歴史建築百景10位に選出[8]

2002年3月28日 - 臨時駅舎使用開始[9]

2008年3月9日 - 高雄捷運紅線が開業[10]

2018年

2月8日 - 前站仮駅舎前の市公車転運站を撤去[11]

6月20日 - 新ホームでの試運転開始[12]

7月26日 - 市捷運局による新ホームの初回審査を条件付きで通過[13]

8月20日 - 台鉄地下ホームが交通部による最終監査を条件付きで通過。数項目の開業前要改善事項がクリアできれば新ホーム供用となる[14]

9月5日 - 捷運駅が新ホームに移転、稼働開始(1号出口に代わり2号出口が供用)[15]

9月29日 - 高雄臨港線廃止[16]

10月14日 - 台鉄地下ホーム供用開始[17]


2019年2月16日 - 地下駅への進入経路が東側南華路に統一され、後站も使用を終了[18]

2021年

2月27日 - 中博高架橋撤去開始[19]

3月8日 - 新駅ビルへのアクセスとなる站西路が開通[20]


初代駅舎(移動後)

2003年、高雄市政府工務局(中国語版)により『高雄願景館』として再オープン[21]。同年2月26日に初代駅舎を市の歴史建築に指定する公告がなされた[22]

2013年10月より鉄路改建工程局による地下化工事展示を目的とする『鐵路地下化工程展示館』となる[23]

2020年8月末を以って高雄願景館は閉鎖され、地下駅地上出入口として再利用するため元の場所に戻されることが発表された[24]

2021年2月27日深夜に中博陸橋が撤去され[25]、7月26日より1週間かけて北方向へ4.8メートル[26]、西方向への57.86メートル移動を控えた8月22日に移動式典が[27]、移動が完了した9月26日には総統の蔡英文のほか、前市長陳菊、駐日代表で当時の市長謝長廷や日本台湾交流協会の泉裕泰も参加し、「高雄驛起飛座落儀式」が開催された[28]


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