高野智史
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 高野智史 五段
名前高野智史
生年月日 (1993-10-27)
1993年10月27日(26歳)
プロ入り年月日2015年10月1日(21歳)
棋士番号302
出身地埼玉県富士見市
師匠木村一基
段位五段
戦績
一般棋戦優勝回数1回
2019年12月3日現在
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高野 智史(たかの さとし、1993年10月27日 - )は、日本将棋連盟所属の棋士木村一基王位門下。棋士番号は302。埼玉県富士見市出身[1][2]目次

1 棋歴

2 棋風

3 人物

4 昇段履歴

5 主な成績

5.1 棋戦優勝

5.2 在籍クラス


6 出演

6.1 ウェブテレビ


7 脚注

8 関連項目

9 外部リンク

棋歴

5歳の頃に父親に将棋を教わったことをきっかけに、将棋を覚える[1]。次第に熱中し、NHK杯テレビ将棋トーナメントを毎週録画するようになり、いつしかクラスメートと将棋を指しても物足りなさを感じるほどに棋力は上達し、近所の将棋教室に通うようになって、さらに上達した[2]

2007年4月に、6級で奨励会に入会、15歳で初段、16歳で二段に昇段するまではすこぶる順調だったものの、そこで足踏みをし、3度も初段降段の危機に瀕し、結局三段昇段に3年8ヶ月を費やした。奨励会最後の関門である三段リーグには、2013年度後期(第54回)より参加。当初2期はコンスタントに白星を重ねて勝ち越したものの、四段昇段につながる成績(2位以上)を修められなかった。参加3期目(第56回・2014年度後期)でも、他力ながら昇段の可能性を残していた状態で迎えた最終日に連勝できず、4位に留まってしまった。しかし順位2位で迎えた翌第57回では4勝3敗の前半戦から連勝を重ね、成績首位で迎えた最終局でも1勝1敗となり、逃げ切りの形で優勝を決め、四段に昇段した[3]

奨励会三段として出場した第5期(2015年度)加古川青流戦では、当時既にプロ四段となっていた石井健太郎に勝利した。

2017年6月20日、第30期(2017年度)竜王戦6組昇級者決定戦にて、加藤一二三に勝利した。加藤は前年の順位戦にて累積3度の降級点を取り、規定により引退が決まっていた。そのため、本棋戦が最後の参加棋戦であり、敗退すると最後の対局となることから、加藤に引導を渡す形となった[4]

第50期(2019年度)新人王戦を決勝まで勝ち抜く。増田康宏との決勝三番勝負を2勝1敗で制し、棋戦初優勝となった。新人王の記念対局(非公式戦)は、同年に46歳で初タイトルを獲得した木村一基王位との「師弟戦」となり、高野が勝利した。
棋風

角換わりが得意。非常に粘り強い棋風といわれている[5]

人物

木村一基にとっては、四段昇段した初めての弟子である。

中央大学杉並高等学校[6]中央大学法学部卒業。同期に学部は異なるものの、アマ強豪で元奨励会1級の吉本悠太[7]がいる。

中央大学出身のプロ棋士は米長邦雄大内延介横山泰明石田直裕に続き5人目。[2]

親しい棋士や記者からは「サトシ」と呼ばれる。将棋雑誌や新聞などにも自称して記事を書いている[8]

趣味はお笑い番組の鑑賞。特に笑点における、三遊亭円楽のブラックなネタを好んでいる[9]

昇段履歴

昇段規定は、将棋の段級 を参照。

2007年4月 6級 = 奨励会入会

2009年2月 初段

2010年1月 二段

2013年9月 三段
2013年度後期(第54回)より三段リーグ参加

2015年10月1日 四段(第57回奨励会三段リーグ優勝) = プロ入り

2019年12月2日 五段(勝数規定[10]

主な成績
棋戦優勝

新人王戦 1回(第50期 = 2019年度)

在籍クラス

竜王戦と順位戦のクラスは、将棋棋士の在籍クラス を参照。
出演
ウェブテレビ

【将棋】棋士がつくる将棋めし(2018年9月1日、ニコニコ生放送)
[11]

脚注

[脚注の使い方]
^ a b “新四段誕生のお知らせ|将棋ニュース|日本将棋連盟”. 日本将棋連盟 (2015年9月5日). 2017年10月31日閲覧。
^ a b c 中央大学法学部4年次在学中 ⇒HAKUMON Chuo【2015年秋号】 【クローズアップ】学生プロ棋士誕生 デビュー戦は12月 8年がかりの夢叶う 高野智史さん(法4)
^ “第57回奨励会三段リーグ戦”. 日本将棋連盟. 2017年10月31日閲覧。
^ “加藤一二三九段、引退|将棋ニュース|日本将棋連盟”. 日本将棋連盟 (2017年6月21日). 2017年10月31日閲覧。
^ 「プロ棋士カラー名鑑 2018」(扶桑社)
^ chusugi54. “ ⇒高野智史四段(本校卒業生)、竜王戦で加藤一二三九段を下す : 中大杉並54期 Go Forward!” (日本語). 中大杉並54期 Go Forward!. 2020年7月11日閲覧。
^ 吉本は中央大学商学部在学中の2015年度のアマチュア竜王戦で優勝し、史上最年少でアマ竜王位を獲得。第29期竜王戦にもアマチュア枠で出場し、1回戦で石井健太郎に勝利した。
^ 「将棋世界」2018年7月号 「最新型はサトシにお任せ」など
^【将棋】奨励会三段リーグで高野、近藤が新四段に「夢みたいです」 2015年9月5日20時21分 スポーツ報知
^ “高野智史四段が五段に昇段|将棋ニュース|日本将棋連盟”. 日本将棋連盟 (2019年12月3日). 2019年12月19日閲覧。
^“先崎学九段、阿部光瑠六段、高野智史四段、高浜愛子女流が“将棋めし”で真剣料理勝負 : ITライフハック” (日本語). ITライフハック. ⇒http://itlifehack.jp/archives/9896523.html 2018年9月11日閲覧。 

関連項目

将棋棋士一覧

外部リンク

高野智史|棋士データベース|日本将棋連盟


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