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出典検索?: "高解像度光ディスク規格戦争"
高解像度光ディスク規格戦争(こうかいぞうどひかりディスクきかくせんそう)とは第3世代光ディスクのBlu-ray DiscとHD DVDとの規格争いである。
この争いは「次世代DVD戦争」(じせだいディーブイディーせんそう)と呼ばれた。ここでの「次世代DVD」とはHD DVDの事を示す言葉では無く、それを含めた単にDVDの次のメディアを漠然と示す言葉である。かつてのVHSとベータマックスの「ビデオ戦争」に準えて「次世代ビデオ戦争」(じせだいビデオせんそう)[要出典]とも呼ばれていた。
2005年前半には規格統一の動きもあったが、記録層の薄さ(0.1mm)や両陣営の光ディスクに対するビジネススタンスの違いから同年夏には統一断念となり、結果として2陣営が混在する形となった。
その後日本時間の2008年2月19日において、東芝がHD DVDの「事業終息」(事実上の撤退)を表明したことでBlu-ray Discの勝利で終わった。 2005年4月21日の日本経済新聞朝刊には、東芝とソニーの間でHD DVD・BDの両者の長所を生かした規格を共同開発することで合意したと報道した。これにより第3世代光ディスクは一つに統一された規格となり、ユーザーやコンテンツ製作者のメリットは大きなものになることが期待された。しかしこの交渉は難航した末に中断された。以降は互いに譲歩すること無く交渉が再開されないまま、同年8月末には両陣営共に『交渉は時間切れ』として自陣営規格の本格的な製品化へ動き出した。 家庭用AV分野やノートPC分野に強い東芝、DVDドライブシェア世界一でありPCやMPEGといったデバイスに強いNECの2社で規格争いの主導権を握ろうとしており、BD陣営と対立した。積極的に支持する企業はHD DVDの方が少なかったが、DVDフォーラムの権威を借りて業界標準に相応しいフォーマットであると主張する構図となっていた。これによりベータマックス対VHS戦争の再来が不可避となり、2006年に規格争いが本格化。この顛末にユーザーは失望し、HD DVD陣営への反感と第3世代光ディスクの普及の遅れに繋がった。 両規格を巡ってハリウッドのエンターテインメント業界も2つに割れ、拮抗状態にあった。 ※以下、カッコ内は姉妹会社・傘下企業などの関連会社。
達成されなかった規格統一
シェア争い
Blu-ray支持派
20世紀フォックス(フォックス放送、FX局)
ディズニー(ABC、ESPN、ディメンション・フィルムズ、ミラマックス、タッチストーン・ピクチャーズ、ブエナビスタ)
ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント(ソニー・コンピュータエンタテインメントのPlayStation 3とPlayStation 4が対応)