この項目では、大韓民国の行政区画について説明しています。中国の歴史的地名については「高興郡 (中国)」をご覧ください。
全羅南道 高興郡高興郷校の外三門と明倫堂
位置
各種表記
ハングル:???
漢字:高興郡
日本語読み仮名:こうきょうぐん
片仮名転写:コフン=グン
ローマ字転写 (RR):Goheung-gun
統計(2023年)
面積:807.23 km2
総人口:61,113[1] 人
男子人口:29,893 人
女子人口:31,220 人
人口密度:75.71 人/km2
世帯数:35,360 世帯
行政
国: 大韓民国
上位自治体:全羅南道
下位行政区画:2邑14面
行政区域分類コード:-
高興郡の木:ユズ
高興郡の花:ツバキ
高興郡の鳥:ハト
自治体公式サイト: ⇒高興郡
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高興郡庁
韓国のロケット発射施設である羅老宇宙センターが位置している。ユズの産地としても知られる。 郡域の大部分は、南海岸に突き出した高興半島上にある。半島の付け根に当たる地域と、その周辺の島々をも郡域に含んでいる。郡に属する島は169個(うち有人島15個)の多数に上り、最大の島は半島西南沖の錦山島(クムサンド)である。 半島西南部にある小島・小鹿島(ソロクト)には、温暖な気候と隔離が容易な地理的状況から、植民地期にハンセン病療養所「小鹿島更生園」(現:国立小鹿島病院)が置かれた。 高興半島南東には、羅老島(ナロド)と総称される内羅老島(ネナロド)・外羅老島(ウェナロド)がある。羅老宇宙センターは外羅老島にある。人工衛星打ち上げロケット「羅老」(ナロ)はこの地名に由来する。 高興郡 高興の地名は高麗時代からの歴史を有する。1914年、日本統治下で行われた府郡の廃合により、現在の高興郡の範囲が制定された。 2001年より宇宙センター建設事業がはじまった。郡内では宇宙教育広報館や国立高興青少年宇宙体験センター、宇宙天文科学館など宇宙関係の事業が推進されている。 2邑14面からなる。郡庁は高興半島中央部の高興邑玉下里にある。 邑・面法定里
地理
気候
最高気温極値38.5℃(1994年7月20日)
最低気温極値-14.4℃(1985年1月30日)
月1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年
最高気温記録 °C (°F)17.8
(64)21.9
(71.4)23.9
(75)27.8
(82)33.3
(91.9)34.4
(93.9)38.5
(101.3)38.0
(100.4)35.1
(95.2)29.9
(85.8)27.4
(81.3)21.2
(70.2)38.5
(101.3)
平均最高気温 °C (°F)7.0
(44.6)9.2
(48.6)13.5
(56.3)18.9
(66)23.3
(73.9)26.0
(78.8)28.7
(83.7)30.1
(86.2)26.8
(80.2)22.2
(72)15.7
(60.3)9.3
(48.7)19.2
(66.6)
日平均気温 °C (°F)1.6
(34.9)3.2
(37.8)7.4
(45.3)12.7
(54.9)17.4
(63.3)21.1
(70)24.7
(76.5)25.7
(78.3)21.6
(70.9)15.7
(60.3)9.4
(48.9)3.5
(38.3)13.7
(56.7)
平均最低気温 °C (°F)?3.3
(26.1)?2.3
(27.9)1.4
(34.5)6.4
(43.5)11.7
(53.1)16.9
(62.4)21.5
(70.7)22.2
(72)17.2
(63)9.9
(49.8)3.6
(38.5)?1.8
(28.8)8.6
(47.5)
最低気温記録 °C (°F)?14.4
(6.1)?12.7
(9.1)?8.5
(16.7)?4.4
(24.1)1.7
(35.1)8.2
(46.8)14.1
(57.4)11.2
(52.2)6.6
(43.9)?1.1
(30)?8.1
(17.4)?10.6
(12.9)?14.4
(6.1)
降水量 mm (inch)25.9
(1.02)46.5
(1.831)86.7
(3.413)128.2
(5.047)133.3
(5.248)186.9
(7.358)264.9
(10.429)264.9
(10.429)167.2
(6.583)66.8
(2.63)51.4
(2.024)26.6
(1.047)1,449.3
(57.059)
平均降水日数 (?0.1 mm)4.65.27.88.29.09.312.512.08.94.46.35.093.2
% 湿度62.861.061.862.366.574.280.077.174.369.268.765.468.6
平均月間日照時間166.3172.2200.8212.9221.8169.0156.1185.0173.3203.1168.1167.32,195.9
出典:韓国気象庁 (平均値:1991年-2020年、極値:1972年-現在)[2][3]
隣接自治体
北 ? 宝城郡
歴史
年表
1285年 - 高興県と称される。
1395年 - 倭寇の侵入により官衙を宝城郡の属県である兆陽県(今の宝城郡鳥城面)に移転した。1397年には鎮を設置した。
1441年 - 官衙を現在の高興邑に移転した。兆陽県を宝城郡に返還して宝城の属県だった南陽県・泰江県・豊安県・道化県と長興の属県だった荳原県・道陽県を編入し、高興と南陽にちなんで興陽県に改称した。
1895年 - 興陽県は興陽郡に改称し、羅州府に属する(二十三府制)。
1896年 - 興陽郡は全羅南道に所属する(十三道制)。
1914年4月1日 - 郡面併合により、興陽郡
高興面・豆原面・古邑面・道陽面・道化面・浦頭面・占岩面・南面・南陽面・大西面・東江面・錦山面・蓬莱面
1931年4月1日(13面)
古邑面が豊陽面に改称。
南面が過駅面に改称。
1963年1月1日(13面)
蓬莱面の一部が豊陽面・道化面・浦頭面に分割編入。
錦山面の一部が道陽面に編入。
1973年7月1日 - 道陽面が道陽邑に昇格(1邑12面)。
1979年5月1日 - 高興面が高興邑に昇格(2邑11面)。
1983年2月15日(2邑12面)
道陽邑道徳出張所が道徳面に昇格。
東江面の一部(?島里)が宝城郡筏橋邑に編入。
豊陽面矢山里・錦山面新村里の上花島・下花島が道陽邑に編入。
1986年4月1日 - 占岩面楊蛇出張所が山内面に昇格(2邑13面)。
1989年4月1日 - 山内面が影南面に改称(2邑13面)。
1990年7月1日 - 蓬莱面内島出張所が東日面に昇格(2邑14面)。
1990年8月1日 - 宝城郡筏橋邑の一部(?島里の竹島)が東江面に編入(2邑14面)。
2009年6月11日 - 羅老宇宙センター竣工。
行政行政区域図
下位行政区画
道陽邑
高興邑
郡内に旅客用空港・高速道路・鉄道はなく、一般の国道で順天市・光陽市などと結ばれている。海を隔てて東に当たる麗水市との間に橋を架ける工事が行われている。
国道
国道15号
国道27号線 (韓国)