高知競馬場
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高知競馬場
高知競馬場
施設情報
通称・愛称高知けいば
所在地高知県高知市長浜宮田2000番地
座標.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯33度30分11.5秒 東経133度31分50秒 / 北緯33.503194度 東経133.53056度 / 33.503194; 133.53056座標: 北緯33度30分11.5秒 東経133度31分50秒 / 北緯33.503194度 東経133.53056度 / 33.503194; 133.53056
開場1985年4月1日
所有者高知県競馬組合
収容能力15,000人
コース
周回右回り
馬場ダート
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高知競馬場(こうちけいばじょう Kochi Racecourse)は、高知県高知市にある地方競馬競馬場である。四国地方では唯一の競馬場である。

主催者は高知県競馬組合(高知県及び高知市により構成される一部事務組合)。オッズパークD-net加盟競馬場。
概要1975年(昭和50年)に撮影された、旧高知競馬場付近の空中写真。隣接する港は浦戸湾最奥部の高知港である。
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成.mw-parser-output .locmap .od{position:absolute}.mw-parser-output .locmap .id{position:absolute;line-height:0}.mw-parser-output .locmap .l0{font-size:0;position:absolute}.mw-parser-output .locmap .pv{line-height:110%;position:absolute;text-align:center}.mw-parser-output .locmap .pl{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:right}.mw-parser-output .locmap .pr{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:left}.mw-parser-output .locmap .pv>div{display:inline;padding:1px}.mw-parser-output .locmap .pl>div{display:inline;padding:1px;float:right}.mw-parser-output .locmap .pr>div{display:inline;padding:1px;float:left} 高知競馬場

現在の競馬場は1985年4月の開催から使用。それ以前は同じ高知市内の桟橋通六丁目にあった(跡地は「わんぱーくこうちアニマルランド[1]などになっている)。

2003年後半からハルウララが話題となる。また2004年12月に提携したライブドアの前社長堀江貴文が当時所有していたホリエモンが中央競馬から移籍した。2006年にはエスケープハッチが(1962年NAR発足以降)地方競馬平地競走歴代最多勝新記録(47勝)を達成した。2007年にはオースミレパードがサラブレッド最高齢勝利を達成。ほかにもナムラコクオーイブキライズアップ2011年にNAR発足以降のサラブレッド最多勝新記録(44勝)を達成した(通算45勝の)オリジナルステップなど(いずれもすでに登録抹消)、話題を呼ぶ馬が割と頻繁に登場している。

現在では他の競馬場から移籍してきた馬が所属馬の大多数を占めており、1998年度まで行われていたサラ系新馬戦および2003年度まで行われていたアラ系新馬戦は長らく行われていなかったが、2015年度に17年ぶりにサラ系新馬戦が行われた。サラ系・アラブ系ともに共通していることとして、高齢馬の比率が他の競馬場に比べて高いことが挙げられる。体調さえ維持できれば出走回数も多くなり、結果として1着・2着・3着・着外の回数が全て2ケタという所属馬はザラで、出走回数が100回を超える馬も珍しくなく(着外だけで100回以上という馬も他場より多い)、平地競走の最多出走記録を更新したヒカルサザンクロスやダイナブロスといった馬も出現した。高知競馬のクラス分けの関係上、長期休養を取るとクラスが下がる(過去2シーズンの収得賞金で計算)ため、衰えた競走馬でも下級条件で勝利・入着できるのが大きな要素であるが、故障馬・高齢馬に対して、調教経験の豊富な調教師(廃止された地方競馬所属からの移籍者を含む)の在籍、休養専門厩舎[注釈 1][2](海浜における歩行など、独自のトレーニングを行う)の存在、ウマにとって「暑すぎず寒すぎず」という気候(夏季の猛暑日等は別として)など、比較的恵まれた条件が整っていることもその理由の一つである。

また、地元の賞金が低額なためにケイエスゴーウェイの遠征をきっかけにして、近年他地区の交流重賞やダートグレード競走に積極的に挑むようになった。当初は全く歯が立たなかったものの、陣営が経験を積んだためにダートグレードでも5着内に入って賞金を獲得することが多く見られ、複勝圏を確保する馬も現れている。なお、ダートグレード競走に出走した場合は規定で次走の地元戦は、現在のクラスに関係なく強制的にA級選抜もしくは重賞に出走する規定になっており、中央馬相手に揉まれてから次走の地元自己条件で楽勝するという戦法は取れなくなっている。

2008年アラブ系限定競走を廃止した。また、試験的に一部の日程で薄暮開催「夕焼けいば(ゆうやけいば)」を実施し、土曜開催を金曜に振り替えた。当初は4?6月の金曜日期間限定の予定だったが、好評だったため、8月まで延長して開催。7?8月は土・日開催でも薄暮レースを行った。2009年は5?6月に夕焼けいば、7月24日以降は西日本地区の地方競馬としては史上初のナイター競走(愛称は「夜さ恋(よさこい)ナイター」)を開催している。なお、高知競馬公式サイトによると、温暖な気候を生かして日本の地方競馬では史上初の通年ナイター開催となる[注釈 2]

2008年度から近畿・中国・四国地区での提携強化のため特別競走および重賞競走の出走条件が緩和され、兵庫県競馬組合所属馬、福山競馬場所属馬も出走できるようになり、同様に騎手も騎乗できるようになった[3]

入場料は100円、特別観覧席は400円(入場料別)。

ハルウララのブームが去った後は財政調整基金を繰り入れて存続している状態であったが、ナイター設備の設置や、早期からJRAの電話投票システム「IPAT」などの電話・インターネット投票システムによる購入に対応した番組編成を組むなどの努力により単年度黒字を達成している。賞金は、苦しい経営環境から減額が続いて地方競馬の中でも下位に位置し、かつては全てのクラスで全国最下位だったが、ばんえい競馬の最下位クラスの1着最低賞金が9万円・賞金総額が12.2万円に、オープン特別の1着賞金が23万円・賞金総額が32.1万円(いずれも2017年4月現在)に減額されたため、重賞以外のレースでの1着賞金・賞金総額では全国最下位を脱した。令和5年度の最下位クラスの1着最低賞金C3級の一般レースの2走目で1着30万円である。

重賞の賞金についても全国最低水準であったが、2013年度以後、毎年大幅な賞金アップが行われ[注釈 3]、全ての世代の重賞において単独最下位から脱している。さらにグランディールレディスシリーズが準重賞に格上げされて、やはり賞金の大幅アップが行われた(1着賞金18万円→30万円。2022年度現在は400万円)。

2016年12月の賞金増額後に行われた『高知県知事賞』では、1着賞金が260万円・賞金総額390万円、2歳重賞の『金の鞍賞』は1着賞金140万円・賞金総額210万円と、こちらも大幅な増額が行われている。

また、指定交流競走(JRAの500万下 vs 高知B級選抜、レース名は○○盃)が年に数回組まれており、特別競走扱いながら重賞並の高額の賞金(1着賞金50万円→100万円→120万円)になっている。長期休養などで降級すれば、かつての上級条件馬や大レース勝ち馬でも出走でき、実際にJRA重賞勝ちがあるナムラコクオーがこの競走に出走したことがある(3着)。

売上についても長年、全国最下位であったが、2012年度に年度中に廃止が決まっていた福山競馬を抜き、2013年度には笠松競馬およびばんえい競馬を抜いている。2015年度には大井・川崎・園田・船橋・浦和・岩手・名古屋に次ぐ8番目に浮上し[4]、2016年度には過去最高売上を達成した[5]。その後も毎年更新を続けており、2019年度には大井・川崎・園田・船橋に次ぐ5番目に浮上した。2020年度はCOVID-19による無観客競馬の期間が設けられたが、インターネットでの馬券販売が好調だったことなどから2019年度の売上564億円をおよそ290億円上回る854億円となり、記録を大幅に更新した[6]。これによって船橋を抜き、大井・川崎・園田に次ぐ全国4位の売上となった[7]。2020年度の各場の売上については、「地方競馬」の項参照。

2021年1月18日放送のNHK「逆転人生」の番組内で売上が奇跡的に復活した経過が紹介されると[8]、翌19日の売得金が11億6114万7200円を記録し、単日の売上記録を更新した[8]。なお、この日は重賞非開催日であった[8]。更に同月20日には売得金12億6023万700円[9]、27日には売得金13億8487万100円を記録して立て続けに記録更新をした。また、これらの日を含む令和2年度第14開催の1開催の売上は70億5757万2100円となり、従来の1開催記録である46億1673万3300円(令和元年度第14開催)を大幅に更新した[10]。同年3月16日には16億2188万2700円でまたしても単日の売上記録を更新している[11]

1競走あたりの売得金記録は、ハルウララ武豊が騎乗した2004年3月22日第10競走の5億1162万5900円が長くトップになっていたが、2021年3月16日の黒船賞において6億4180万8500円の売得金を記録し、17年ぶりに記録を更新した[12]
コース概要パドック


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