高橋真琴
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高橋まこと」、「高橋誠」、「高橋良」、あるいは「高橋麻琴」とは別人です。

高橋 真琴(たかはし まこと、男性、1934年昭和9年)8月27日[1] - )は、日本の画家漫画家イラストレーター[2]大阪府大阪市出身[3]千葉県佐倉市在住[4]
来歴

中学時代に中原淳一蕗谷虹児の絵に憧れて、叙情画に興味を持つ[1]

1950年(昭和25年)、大阪市立泉尾工業高等学校色染科卒業[1]

1953年(昭和28年)[2]、榎本法令館より『奴隷の女王』で貸本漫画デビュー[5]。その後は大阪の日の丸文庫やあかしや書房などで貸本少女漫画を手がける。

1957年(昭和32年)、雑誌『少女』(光文社)にて「悲しみの浜辺」で雑誌デビュー。1958年(昭和33年)より「あらしをこえて」「東京?パリ」(原作:春名誠一)「プチ・ラ」(原作:橋田寿賀子)などのバレエ漫画を続けて発表する。この頃よりぬりえ文房具衣服などのデザインも手がける[2]。アトリエを東京都文京区に移す[6]。『なかよし』『マーガレット』『よいこ』などの少女誌・幼女誌の表紙挿絵、絵物語を執筆。

1963年(昭和38年)、千葉県佐倉市上志津にアトリエを移す。1987年に「真琴画廊」を開廊(現在は閉廊)[6]

1992年平成4年)、初の個展を開催。好評を受け、以後、定期的に東京と関西で新作を発表する。

2013年(平成25年)、ロリータ・ファッションブランド「Victorian maiden」とコラボレーション。

2015年(平成28年)11月2日、真琴画廊株式会社法人化。

2016年(平成29年)、ファッションブランドアナスイのカジュアルブランド「ドーリーガールバイアナスイ」とコラボレーションの商品(高橋真琴のイラストの少女が着ているワンピースや、アクセサリーなど)を発表した[7]

2017年(平成30年)2月、ファッションブランドのジェニーファックスと高橋とのコラボレーションアイテム「MACOTO WITH JENNY」が発売された[8]。また同年9月、「2018年春夏パリコレクション」でコム・デ・ギャルソンとのコラボレーションを発表した[9]

2018年(平成30年)、1963年より在住している佐倉市の“佐倉親善大使”に任命される[6]2018年より高橋真琴イラストのラッピングバスとなった佐倉市コミュニティバス

2020年(令和2年)3月、公式ホームページをリニューアル。2019年にやや体調を崩したが回復したことを併せて報告。以後、意欲的に創作活動を行っていることを伝えた[10]

2021年(令和3年)、高橋が親善大使を務める千葉県佐倉市のふるさと納税のお礼状にイラストが用いられた[4]

2022年(令和4年)、米寿を迎えたことを祝い「米寿記念 高橋真琴展」を四季に合わせ4会場(春の章:池袋東武、夏の章:日本橋三越、秋の章:名古屋松坂屋、冬の章:大丸心斎橋)で開催。

2023年(令和5年)、画業70周年を記念し「高橋真琴展?麗しの微笑み? 少女画を描き、画業70周年」展覧会を高松三越で開催。なお、四国で高橋の展覧会が行われるのは初めてである[11]。8月23日 - 28日に日本橋三越でも開催された。

2024年(令和6年)、卒寿(90歳)を迎えるにあたり3月から11月にかけて「高橋真琴 卒寿記念展 お姫さまの夢の国」を4会場(東京(有明、新宿)・兵庫(夙川)・大阪(梅田)で開催する。
作風

主に童話のヒロイン、雑誌のカラーページなど、少女を題材とした作品を手がける。緻密な装飾的描写と、華やかで繊細な彩色を特徴とする。

1995年(平成7年)にはじめて刊行された画集『あこがれ』の帯に「少女の瞳にはじめて星が輝いたあの日」とあり、イラストの少女の瞳に星を描いた最初の作家と言われているが、1957年の雑誌デビュー以前に、手塚治虫石森章太郎が発表した漫画のキャラに星が描かれているものがあるため、真偽は定かではない[12]。しかしながら、高橋の持ち味である繊細なタッチで輝きを表現した瞳は「瞳に星を入れるスタイルを“完成させた”」と評されている[6]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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