高山市図書館
Takayama City Library
高山市図書館「煥章館」
施設情報
正式名称高山市図書館
前身戦捷記念高山図書館
大野郡教育会施設図書館
高山町図書館
専門分野総合
事業主体高山市
管理運営株式会社図書館流通センター
建物設計脇本・三計・小林特定設計・監理企業体[1]
延床面積3,358[2] m2
開館1906年(明治39年)2月
所在地〒506-0838
岐阜県高山市馬場町二丁目115番地
位置.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯36度8分36.5秒 東経137度15分44.4秒 / 北緯36.143472度 東経137.262333度 / 36.143472; 137.262333
高山市図書館(たかやましとしょかん)は、岐阜県高山市馬場町二丁目にある公立図書館。本館は高山市近代文学館および高山市生涯学習ホールとの複合施設である高山市図書館「煥章館」(たかやましとしょかん「かんしょうかん」)[注 1]内にあり、9つの分館を設置して日本一面積の広い高山市で図書館業務を行っている[3]。
煥章館にある本館と分館の一部は図書館流通センターが指定管理者として運営する[6]。2004年(平成16年)の煥章館への移転以降、高い利用水準と利用者満足度を維持しており[3]、古典を講読する「煥章館セミナー」を開催するなどして市民の読書と生涯学習を推進している[7]。 高山市図書館の歴史は、1906年(明治39年)2月に開館した戦捷記念高山図書館までさかのぼる[8]。高山の町は金森長近が整備した高山城とその城下町を基礎とし、その後の幕府直轄領時代に京都と江戸の気風を反映した文化が栄えたところであり、人々の熱い思いを受けての開館となった[9]。 1900年(明治33年)に大野郡高山町の教育者ら有志12人が「東宮殿下御成婚記念事業」として通俗図書館を設立する件を建議し、同年5月3日に高山町会は図書館の建設に対して補助を行うことを議決した[10]。1905年(明治38年)11月2日には大野郡中部教育会が図書館創立委員8人を任命し[10]、高山町へ諮問を行うなどの運動を展開した[8]。同月、高山女子尋常小学校に図書館を置くことが決定している[11]。こうして大野郡中部教育会の運営する私立図書館として1906年(明治39年)2月に戦捷記念高山図書館が開館した[8]。大野郡中部教育会は書籍の購入費が十分でなく、設立趣意書を配布し、住民有志に賛助を求めた[12]。 1908年(明治41年)7月、運営者の大野郡中部教育会は高山町教育会に改称した[12]。
歴史
教育会運営期(1906-1943)