高千穂鉄道高千穂線
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高千穂線
高千穂橋梁を渡る延岡行の列車
概要
現況廃止
起終点起点:延岡駅
終点:高千穂駅
駅数19駅
運営
開業1935年2月20日 (1935-02-20)
三セク転換1989年4月28日
廃止2008年12月28日 (2008-12-28)
所有者鉄道省運輸通信省運輸省
日本国有鉄道(国鉄)→
九州旅客鉄道(JR九州)→
高千穂鉄道
路線諸元
路線総延長50.0 km (31.1 mi)
軌間1,067 mm (3 ft 6 in)
電化全線非電化
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停車場・施設・接続路線(廃止当時)
凡例


0.0延岡駅  ←日豊本線


4.1西延岡駅


6.8行縢駅


10.4細見駅


11.6日向岡元駅


13.3吐合駅


14.6曽木駅


17.1川水流駅


第一五ヶ瀬川橋梁 五ヶ瀬川


19.9上崎駅


24.9早日渡駅


26.4亀ヶ崎駅


第二五ヶ瀬川橋梁


29.1槇峰駅


31.5日向八戸駅


第三五ヶ瀬川橋梁 274m


32.9吾味駅


第四五ヶ瀬川橋梁


37.6日之影温泉駅


第一日之影トンネル 458m


第二日之影トンネル 1553m


40.4影待駅


天狗山トンネル 2124m


44.0深角駅


大平山トンネル 2938m


高千穂橋梁 岩戸川353m


47.9天岩戸駅


50.0高千穂駅


未開業区間


(54.0)上野


(57.0)田原


(59.6)河内


↑宮崎県/熊本県↓


(65.9)日向泊


高森トンネル 6500m


未開業区間


(73.0)高森駅


高森線

トンネル・橋は主なもののみ記載

風光明媚な五ヶ瀬川を鉄橋で何度も横断していた「トロッコ神楽号」の車内で販売されていた弁当

高千穂線(たかちほせん)は、かつて宮崎県延岡市延岡駅から宮崎県西臼杵郡高千穂町高千穂駅を結んでいた高千穂鉄道鉄道路線である。2005年9月の台風14号による被害で運行休止となり、2008年12月28日に全線が廃止された(詳細は後述)。

以前は日本国有鉄道(国鉄)大分鉄道管理局、九州旅客鉄道(JR九州)大分支社の路線であった。なおこの項では、国鉄時代に建設中止となり未成線となった区間についても詳述する。
概要

旧国鉄特定地方交通線であった高千穂線を転換して開業した路線である。五ヶ瀬川に沿って宮崎県北部の工業都市・延岡市と神話の里・高千穂町を結ぶ。深角 - 天岩戸間の高千穂橋梁(全長353m)は水面からの高さが105mあり、日本一高い鉄道橋であった。そのため、旧国鉄時代から同橋梁上では乗客に対して眺望や高さを堪能させることも目的とした徐行運転を行っていた。

しかし、2005年9月6日台風14号による増水で第一五ヶ瀬川橋梁(川水流 - 上崎間)、第二五ヶ瀬川橋梁(亀ヶ崎 - 槇峰間)が流失するなど全線にわたって甚大な被害を受け、運行休止となった。宮崎県や沿線自治体が復旧費用の負担に難色を示したため、高千穂鉄道としての復旧・運行再開を断念し、全線廃止とすることが決定された。2007年9月6日に延岡 - 槇峰間が廃止、翌2008年12月28日に高千穂 - 槇峰間も含む全線が廃止された[1]

ただし、民間で復旧・運行再開をする企業・団体が現れれば譲渡を検討するとしており、宮崎県内外からいくつかの企業が名乗りを上げたほか、高千穂町の観光・商工関係者らが部分運行再開のための会社として「神話高千穂トロッコ鉄道(しんわたかちほトロッコてつどう)」を設立した。同社は、まずは2008年12月に廃止された日之影温泉 - 高千穂間で部分運行再開し、その後日之影温泉から槇峰、将来的には、2007年に廃線となった延岡までの再開を目指している。なお、神話高千穂トロッコ鉄道は2008年4月1日に社名が「高千穂あまてらす鉄道」と改称された。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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