高ボッチ山
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高ボッチ山
高ボッチ高原
標高1,665[1][2] m
所在地長野県岡谷市塩尻市[1][2]

高ボッチ山 - 地理院地図

高ボッチ山 - Google マップ

位置.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯36度07分56.2秒 東経138度02分25.26秒 / 北緯36.132278度 東経138.0403500度 / 36.132278; 138.0403500座標: 北緯36度07分56.2秒 東経138度02分25.26秒 / 北緯36.132278度 東経138.0403500度 / 36.132278; 138.0403500
山系筑摩山地[1]
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プロジェクト 山
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高ボッチ山の位置
オープンストリートマップ山頂周辺(2011年9月、国土地理院撮影)

高ボッチ山(たかボッチやま)は、長野県岡谷市塩尻市との境にある、標高1,665メートル筑摩山地に属する。八ヶ岳中信高原国定公園塩嶺王城県立自然公園[1]
地理・地質

長野県中部、岡谷市と塩尻市との境に位置する[2]。ただし山頂付近は1.5 kmに渡って境界未定となっている[2]筑摩山地部にあたり[1]諏訪盆地松本盆地とを隔てる塩尻峠側にある[3]山頂には三角点(基準点名は「今井」、等級は三等三角点)が設置されていたが、2009年平成21年)の調査により「亡失」と判定され、基準点成果の公表は停止されている[4]地理院地図によれば高ボッチ山の標高は1,665メートルで[5]、『角川日本地名大辞典』など資料によっては1,664.9メートルとの記載も見える[3]

高ボッチ山から南北に連なる山稜を高ボッチ高原という。状の凹地が散在する隆起準平原面[3]、「ひょうたん池」という名のがある[6]

地質第三紀中新世の緑色凝灰岩(グリーンタフ泥岩互層が主体。それを貫くようにして角閃石ひん岩が山頂部分に分布している。西側では石英閃緑岩が基部に貫入している影響で、泥石の一部がホルンフェルス化している。松本盆地に面して走る2本の断層は、糸魚川静岡構造線系のものとされている[3]

高地にあっての平均気温セ氏20前後と冷涼で[7]に閉ざされる[8]

高原の大半がススキ草原で覆われ[9]、夏はレンゲツツジニッコウキスゲが咲く[10]。そのほかヤマブドウ(「熊井(くまのい)ぶどう」と呼ばれた)[1]ハクサンフウロコバギボウシマツムシソウヨツバヒヨドリなどが生える。昆虫としてはアサギマダラクジャクチョウヒョウモンチョウが見られる[9]
歴史

江戸時代までは採草地(草刈場)として利用されていた。岡谷側の横川村と、塩尻側の北熊井村[注 1]との間では境界を巡ってしばしば紛争となった[1]。草原はやがて牧場となり[3]、概ね6月上旬から10月上旬までの期間にわたって30頭ほどの乳牛放牧している[6]昭和の半ば頃になると北熊井側の有志が中心となって草競馬が開催され始めた。現在では塩尻市の呼びかけのもと、毎年8月高ボッチ高原観光草競馬大会が催されている[1]競走馬からポニーまで、およそ100頭ものたちが草競馬場を駆け抜ける[7]

戦後間もない1951年(昭和26年)、警察予備隊[注 2]演習場が高原に設置され、草競馬場あたりから山頂に向かって実弾射撃訓練が行われた。崖の湯温泉から高原へと至る道路はこのとき拡幅され、沿道には営林署の小屋を転用した食糧倉庫の跡が残る[13]

1975年(昭和50年)、国土地理院地形図の作成のため、岡谷・塩尻両市に市境について照会した[2]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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