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大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構
KEKつくばキャンパス(茨城県つくば市)
正式名称大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構
英語名称High Energy Accelerator Research Organization
略称KEK、高エネ研
組織形態大学共同利用機関法人
所在地 日本
〒305-0801
茨城県つくば市大穂1番地1
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯36度9分5.14秒 東経140度4分26.2秒 / 北緯36.1514278度 東経140.073944度 / 36.1514278; 140.073944
法人番号4050005005267
予算355億円(2021年度)
人数常勤職員数723人
(2021年現在)
機構長山内正則
設立年月日1997年4月1日
前身文部省高エネルギー物理学研究所
東京大学原子核研究所
東京大学理学部附属中間子科学研究センター
所管文部科学省
下位組織素粒子原子核研究所
物質構造科学研究所
加速器研究施設
共通基盤研究施設
保有施設KEKB、PFリング
提供サービスGRACEシステム
参加プロジェクトベル実験、J-PARC建設、T2K実験、国際リニアコライダー
特記事項日本最初のホームページ
ウェブサイトhttps://www.kek.jp/
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大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構(こうエネルギーかそくきけんきゅうきこう、英語: High Energy Accelerator Research Organization)は、高エネルギー物理学・加速器科学・物質構造科学などの総合研究機関として、国立大学法人法により設置された大学共同利用機関法人。2008年ノーベル物理学賞を受賞した小林誠特別栄誉教授が在籍する。
略称はKEK(ケイ・イー・ケイ、または、ケック。機構名のローマ字表記 Kou Enerugii Kasokuki Kenky? Kik? の略。前身のひとつである高エネルギー物理学研究所のローマ字表記 Kou Enerugii Butsurigaku Kenky?sho の略を引き継いでいる)[1]。
人間文化研究機構、自然科学研究機構、情報・システム研究機構、宇宙航空研究開発機構と共に「総合研究大学院大学」を構成する。 1997年(平成9年)4月1日に文部省高エネルギー物理学研究所・東京大学原子核研究所・東京大学理学部附属中間子科学研究センターを改組・統合して発足し、2004年(平成16年)4月1日、「国立大学法人法等の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律」の施行に伴い、大学共同利用機関法人として成立した。 旧高エネルギー物理学研究所教授・素粒子原子核研究所長・高エネルギー加速器研究機構理事を歴任した、高エネルギー加速器研究機構名誉教授(2009年1月、特別栄誉教授)の小林誠は、2008年度のノーベル物理学賞を受賞した。 組織は以下の4つに大別される。加速器研究施設は、具体的にはKEKつくばキャンパスに設置された加速器群、J-PARC、国際リニアコライダー等の加速器本体の研究開発を行う組織を含んでいる。実験装置群なども、研究施設内で製作したり、各メーカーとの協力によって製作することもある。共通基盤研究施設は、スーパーコンピュータ群などを有する計算科学センター、超伝導低温工学センター、放射線科学センター、機械工学センターからなる。この他に事務機関、図書室、福利厚生等の管理・運営等をおこなう組織がある。 加速器研究施設と共通基盤研究施設、素粒子原子核研究所、及び物質構造科学研究所はそれぞれ、総合研究大学院大学高エネルギー加速器科学研究科の加速器科学専攻、素粒子原子核専攻、及び物質構造科学専攻の各基盤機関(博士課程の研究指導を担当する機関)となっている。
歴史
所在地
つくばキャンパス:茨城県つくば市大穂1番地1。筑波研究学園都市北部にある。
東海キャンパス:茨城県那珂郡東海村白方白根2番地4。日本原子力研究開発機構・原子力科学研究所敷地内
組織
素粒子原子核研究所:素粒子物理学、原子核物理学および宇宙物理学を研究する基礎物理研究所
物質構造科学研究所:フォトンファクトリー(PFリング)、中性子、ミュオンを活用して、物質構造を研究する応用物理研究所
加速器研究施設:電子や陽子を光速近くまで加速する実験装置「加速器」を開発・運用するKEKの研究活動の根幹をなす組織
共通基盤研究施設:加速器を用いた研究を、高度な技術開発などにより支援する組織
主な実験施設BELLE検出器
KEKB:周長3.016kmの衝突型円形加速器。8.0GeV(80億電子ボルト)の電子と3.5GeV(35億電子ボルト)の陽電子を衝突させることで、大量のB中間子・反B中間子対を作り出す。これを用いて、BELLE実験が行われている。BELLE実験とは13カ国、53研究機関、400人程度から構成される国際共同素粒子実験。KEKB加速器により加速された電子・陽電子の衝突によって生成される、年間1億個程度のB中間子・反B中間子対事象の崩壊過程をBELLE測定器で検出して調べることで、CP非保存(粒子・反粒子の性質の違い)の研究を行う。現在の宇宙から反物質が消えた謎を解く鍵として、このCP非保存が重要な関わりを持つことが指摘され、B中間子系で大きなCP非保存が期待されていることから、BELLE実験は世界的に注目されている[2]。
フォトンファクトリー(PFリング):周長187mの円形加速器で放射光実験に用いられる。