駅弁刑事・神保徳之助
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駅弁刑事・神保徳之助
ジャンル
刑事ドラマ
脚本深沢正樹
演出吉村達矢(1・2)
上野貴弘(3 - 10)
山田光広(11)
出演者小林稔侍
小林健
遠藤久美子
西村まさ彦
製作
プロデューサー大川博史
制作TBS

放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域 日本

第1作 - 第9作
(月曜ゴールデン)
放送期間2007年4月30日 - 2015年5月11日
放送時間月曜 21:00 - 22:54
放送枠月曜ゴールデン
放送分114分
回数9
月曜ゴールデン

第10作 - 第11作
(月曜名作劇場)
放送期間2016年5月2日 - 2017年1月30日
放送時間放送時間の変遷を参照
回数2
月曜名作劇場
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『駅弁刑事・神保徳之助』(えきべんでか じんぼとくのすけ)は、2007年から2017年までTBS系で放送された刑事ドラマシリーズ。全11回。主演は小林稔侍

小林健との親子共演で注目される。本シリーズの本放送は、基本的に毎年ゴールデンウィークの時期に編成されているが、第6作・第7作・第9作は春、第11作は冬に放送されている。

放送枠は「月曜ゴールデン」(第1作 - 第9作)、「月曜名作劇場」(第10作 - 第11作)。
あらすじ

日本中の駅弁を食べ歩くのが趣味な警視庁日暮里警察署のベテラン刑事神保徳之助、そんな名物刑事の務める管轄内で殺人事件が起こり、その捜査に日暮里署一同が捜査に入ろうとすると、警視庁捜査一課との合同調査を命じられる。その合同捜査の主任は、かつて徳之助の相棒だった同僚刑事で、徳之助との捜査中に殉職した北村の息子である祐介だった。

上司の澤本や、警視庁からの事件解決優先命令にはじめは恭順し、徳之助の独自捜査を快く思っていなかった祐介だったが、徳之助の真心と捜査方針、そして美奈子や事件関係者達に触れ合っていく中で徳之助への信頼と、父譲りの刑事の血に目覚め、そして地位と立場を越えての徳之助とのコンビで、二人は事件の真相に行き着いていく。
登場人物
警視庁日暮里警察署
神保徳之助
演 -
小林稔侍刑事。階級は不詳。[1]駅弁が大好き。定年後に日本全国駅弁巡りの旅をすることを妻と約束していたが、その前に妻が亡くなり果たすことは出来なかった。その思いを込めてしばしば1人で駅弁巡りをしている。事件が起こると、捜査本部の指示とは関係ないような独断捜査をする事で同僚や捜査一課には良い顔をされないが、第一作以降の祐介には、その実力と刑事魂を知った事で慕われ、個人的な信頼の意味でもその独自捜査を任されている。事件解決の鍵を握る人物にその土地名物の駅弁を差し出し、その人物の心を解きほぐしながら捜査を打開する情報を得る。
宮本修
演 -
松尾伴内刑事。鑑識担当。独身で、美奈子に憧れている。出身は長野で実家は松本の老舗漬物店。
藤井直樹
演 -
大下源一郎(第2作 - )刑事。出身は箱根。
安達康平
演 -
岡本信人刑事課長。澤本捜査一課長から直接、捜査の指示をされて、自分からは中々意見を出せない。徳之助の単独捜査を苦々しく思っているが、 署内では自前のマッサージ道具をいじっていたり、腹痛を起こしやすかったりする。第4作では、いじめを受けていた息子が遠足に行った先で殺人事件に巻き込まれる。また息子とはコミュニケーションのすれ違いに悩んでいたが、徳之助の手助けを得て息子と和解する。
元日暮里署のメンバー
片桐信治
演 -
菅田俊(第1作 - 第3作)刑事。高校時代野球部だった。第3作では強盗殺人事件の主犯として高校時代の友人が指名手配され、その真相を探ろうとする。
勝俣彬
演 - 松永博史(第1作)刑事。
栗原冬樹
演 - 小野武彦(第1作 - 第4作)署長。かつて徳之助や北村健作と同僚だった。
警視庁捜査一課
北村祐介
演 -
小林健(幼少期:宮城孔明[2]〈第1作 - 第4作・第6作・第11作〉)警視庁捜査一課3係を率いる係長。階級は警部。徳之助の同僚で約30年前に殉職した刑事・北村健作の息子。幼少時代から、健作と同じ刑事になることを志す。当初は警察エリート官僚になった事で、捜査本部の方針に従わない徳之助に、そうした事が原因で父を喪ったと一時は憎むが、それが誤解であり、捜査本部には出来ない独自視点による調査事件関係者達の心を解きほぐして真相に迫る徳之助の真心と方針に触れて、その実力を認めるだけではなく、次第に亡き父の面影を徳之助にも重ね、思慕も抱いていくが、それ故に事件の中にあった警察の失態や、汚点を隠そうと事件解決を急ごうとする澤本から圧力をかけられることにもなる。事件が全て解決した後に、立ち去る徳之助の背中を彼が敬礼で見送るラストシーンが、恒例となっている。またほぼ毎作、徳之助とともに、全力疾走する場面がある。
魚住義人
演 - 中根徹警視庁捜査一課3係の刑事。祐介の部下。堀口ともども、本庁の権威を笠に所轄の面々を侮蔑するような言動が目立ち、時には上官である祐介をも、自分の出世の足がかりに程度にしか思わず、陰で小馬鹿にしているが総じて相手にされておらず、徳之助からもいなされている。普段は堀口と行動するが、日暮里署との合同捜査の場合は宮本とコンビを組むこともある。しかし、事件を隠蔽しようとする圧力があっても、解決しなければならない使命感を持った時には、日暮里署との全面協力に全力を傾けるところがあるように、ただ出世を求める横柄なだけの人物では無い模様。
堀口貞文
演 - 井上康[3]警視庁捜査一課3係の刑事。祐介の部下。合同捜査の場合は藤井とコンビを組むこともある。魚住よりは、多少は慎重な性格なようで、魚住ほど突っ走る傾向は無い。
一之瀬修一
演 -
市川亀治郎[4](第4作・第5作)経歴:警視庁捜査一課(第4作)→ 警視庁神宮前警察署(第5作)澤本の命令で、祐介に代わり捜査一課3係を指揮した刑事。誤認逮捕した容疑者を証拠捏造をチラつかせてまで無理矢理自白させようとした卑劣な男。後にその強引過ぎるやり方を危険と判断した澤本に見切りをつけられあえなく左遷。異動先では周囲から距離をおき自暴自棄な生活を送る。これらの経緯から、祐介に屈折したライバル意識を抱いていた。第5作では妻のまどかが殺人事件に巻き込まれたため、自らの立場からも極秘に捜査しようとしていたが、防犯カメラの画像から祐介に疑念を持たれることとなるも、徳之助と祐介の協力で事件を解決する。
澤本紀彦
演 - 西村まさ彦警視庁捜査一課長。典型的な組織の保身を最優先にする中間管理職で、上層部や各省庁からの圧力や、マスコミ報道に対して過敏で、そうしたものを有耶無耶な形で消そうとする傾向が強い。自分以外の人間を道具としてしか見ていない節があり、自分の役に立たないと判断すれば容赦なく切り捨てるヒラメ型人間。祐介に対しては一定の期待と信頼を寄せ、本心から気遣う素振りを見せるも[5]、結局は駒の一つとしてしか見ておらず、強い正義感から何かと独走しがちな彼に左遷をちらつかせて釘をさすことも多いが、その妥協しない姿勢と事件解決した事に、上辺だけ褒めちぎる形になる。また、徳之助に対しては独断行動を批判しつつも、「組織に必要な人間」として認めている[6]
警察関係者の親族
北村君子
演 -
麻里万里[7](第1作)北村祐介の母で健作の妻。故人。
北村健作
演 - 鳴海剛[8](第1作 - 第6作)北村祐介の父。殉職した元刑事。徳之助の親友で、彼を「駅弁刑事(人生という旅の途中で出会った、味わい深い奴という意味)」と評した。
安達淑子
演 - 松岡由美(第4作)安達康平の妻。
安達孝昭
演 - 吉田翔[9](第4作)安達康平と淑子の息子。
一之瀬まどか
演 - 伊藤裕子(第5作)一之瀬修一の妻。
藤井直子
演 - 研ナオコ(第8作)藤井直樹の母。土産物店店員。
宮本沙織
演 - 舟木幸[10](第9作)宮本武晴の妻。宮本漬物店 女将。
宮本武晴
演 - 金田明夫(第9作)宮本修の兄。宮本漬物店 店主。
その他
工藤美奈子
演 -
遠藤久美子[11]経歴:グルメライター(第1作 - 第4作)→ フリーライター(第5作 - )第6作ではグルメライターとフリーライターを兼任していると言って、徳之助に同行。駅弁フェアがあると、徳之助と駅弁を奪い合い、互いに徳ちゃん、美奈子ちゃんと呼び合う仲。捜査協力と称して事件に首を突っこみたがり、たびたび徳之助に諭されている(実際、危険な目にも遭っている)。


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