馬鹿
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「ばか」はこの項目へ転送されています。そのように呼ばれる植物については「ひっつき虫」を、そのように呼ばれるまぶたの裏側などが腫れる病気については「麦粒腫」をご覧ください。

米津玄師の楽曲の「馬と鹿」とは異なります。
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出典検索?: "馬鹿" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2016年5月)

馬鹿(ばか)とは、

愚かなこと[1]

社会の常識に欠けていること[2][1](「専門馬鹿」・「役者馬鹿」・「親馬鹿」などと用いる)。

知能が劣り愚かなこと[2]

つまらないこと[2]。無益なこと[1]

役に立たないこと[1]。機能を果たさないこと[2]

記憶力・理解力などが人と比べて劣っていること[3]

漢字では馬鹿・莫迦・馬稼・破家等と表記するが、借字である[3]平仮名片仮名でばか・バカと表記する場合もある。
概説

日本語で相手をからかったり、罵倒(その立場を低く見なす事で、相手の感情を損なう・人格の否定)するため、最も普通に使われる[4]単語。の席で使うと刺激が強過ぎることがある[4]

広辞苑によると、古くは僧侶隠語であったものとされており[1]、おそらく梵語サンスクリット語)のmoha(「無知」という意味の語)から転じた語だとされている[1]が、その他にも様々な説がある(語源を参照)。

この語は、日本語で広く用いられているが、地域・使われる場・自分か他人に向けたかにより、意味やニュアンスは大きく異なる。例えば関東地方では、一般的には軽い揶揄程度で使われるのだが、近畿地方では強い感情を込めて罵り倒すときに使用される、といった相違がある。聞き手の出身地によって、『馬鹿』の受け取られ方も大きく異なることには注意を要する(下記方言と分布状況参照)。

ジョージ・サヴィルが馬鹿について「内部に対話を持たない人」と定義したように、比較的多く見られるニュアンスでは「知識が足りない」や「思慮が足りない」、さらには「理解の度合いが足りない(ステレオタイプを乱用している)」という意味合いで用いられる。

ただ、基本的に当人の理解しようとする意思努力が不足しているとする傾向が強い。ちなみに『馬鹿は風邪を引かない』の原義は『鈍感なので風邪を引いても気付かない』であることが由来。

類語の「阿呆(あほう・あほ:理解したり思考する能力が不足している)」との使い分け(意味の強弱)には地域による相違がある。@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}関東では「馬鹿」は罵りの感情を込めずに軽い意味で(時には愛情を込めて)用いられる事が多いのに対して、「阿呆」というと、かなり強い軽蔑の感情を込めて用いられる事が多い。だが関西では、その反対に、「阿呆」が軽いニュアンスで用いられる事が多いが(愛情を込めて用いられることもあるのに対して)、「馬鹿」は強い罵りの感情を込めて用いられる事が多い。[要出典]

短所も併せて好き合っている間柄などでも用いられる。この場合の意味には罵る意味はない。「親しさ」の表現や「恥じらい」、または「本気でしている」を表現する上での符丁のように、様々な局面で用いられる。非常に親密な状態を示す尺度ともなり得る。

何かに熱中するあまり、社会的常識を失ってしまったような状態も「馬鹿」と言う。これは何かに熱中する余り、一般的な配慮や常識的な配慮が等閑(なおざり)になっている様子を指している。

以下のような例がある。

「親馬鹿」(おやばか) - が自分の子供ばかりを溺愛するあまりに、はた目には愚かなことをしてしまっているのにその愚かさに親自身が気づいていないことである[5]

他人に与えた(可能性のある)不快感について詫びをするために、「親馬鹿ですみません」など比喩表現に用いられることもある。


「専門馬鹿」 - 特定の分野(特定の学問など)についてのみ異常なほど執着し知識を持っているが、その分野以外に関しては、一般人以上にひどく無知な人のことである。

「釣りバカ」 - 釣りに熱中するあまりに、社会的常識を失ってしまい、家族や仕事よりも釣りを優先してしまうような人を指す(この意味では「道楽」や「キチ」が類義語に当たる)。

「馬鹿」は多かれ少なかれ感情的な意味合いを含む言葉であるため、その用法は公的な場では制限される事が多い。例えば、所属組織上司に向かい同語を用いると、社会人として致命的な状況に追い込まれる可能性がある。また、子供同士の他愛の無い喧嘩などで、お互いにバカだ何だと罵り合う・掴み合う様がしばしば見られるが、これは傍目には、双方が馬鹿のように見える一つのケースである。さらに、同語を繰り返し用いると、相手の気分を害したり、人を見下す意味合いになる場合もある。
他の語と組み合わされる場合

馬鹿を強調する場合には前に「大」を付ける「大馬鹿(おおばか)」が一つの定型である。そして、もう一つの定型としては、後ろに野郎がつく「馬鹿野郎」がある。また、「馬鹿者(ばかもの)」という使われ方もある。さらに、強調ではなく個人を特定する表現でも「馬鹿者」が使われる。これを強調する場合には「大馬鹿者(おおばかもの)」が使われる。

罵倒語同士の組み合わせとしては「馬鹿たれ」がある。逆に皮肉表現としては「小馬鹿(こばか)」がある。

馬鹿を汚く言う場合には前に「糞」をつける「糞馬鹿」がある。
肯定的に扱われる場合

不器用ながらも一つのを曲げずに歩き続けることで何らかのものを大成する、そのような姿をバカという場合もある(例:『空手バカ一代』)。類似の表現として「愚直の一念」がある。

ややこしい考えやたくらみを練らなければ、生きてゆく上では失敗もあるだろう。特にだまされることはあるに違いない。「正直者が馬鹿を見る」との言葉もある。これは、「馬鹿」という単語を否定的に捉えているが、だますのは罪だがだまされるのは罪ではない(場合が多い)。

この観点から、このような馬鹿は少なくとも正直者ではいられる、という意味で「馬鹿」が用いられることがある(例:『イワンの馬鹿』、『雨ニモマケズ』)。

上記とやや似ているが、様々な状況を配慮し、それにそう形で物事を解決するような大人の判断に対して、それでは正義が真っ直ぐに貫けない場合がある。若者がそういった状況に耐えられずに真っ直ぐに進む様を「馬鹿」という例もある。馬鹿正直などは場合によってはこれを意味する。あるいは若者の暴発しがちなエネルギーをさして馬鹿という例もある。たとえば年齢を感じて「もう馬鹿はできないなあ」というのが逆説的であるがそれを示している。

他方、物事を考える力が弱く、うまく物事を進められない場合、様々な失敗をすることになるが、その姿は、むしろ色々なことに気を遣い、先を読んで動かざるを得ない社会においては、一服の清涼剤ともなるであろう。禅僧の一つの姿としての良寛などはこれに近い。


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