首都大学野球連盟
[Wikipedia|▼Menu]

首都大学野球連盟
創立1964
参加チーム15
日本
前回優勝1部:日本体育大学(27回目)
2部:帝京大学(4回目)
最多優勝1部:東海大学(75回)
2部:大東文化大学(28回)
公式サイト ⇒首都大学野球連盟

一般財団法人首都大学野球連盟(しゅとだいがくやきゅうれんめい、英語表記はTokyo Metropolitan Area University Baseball League)とは、首都圏近郊に所在の16大学で構成された大学野球リーグである。旧制大学からのチームも参加しているリーグである。全日本大学野球連盟の傘下連盟。

出身選手についてはCategory:首都大学野球連盟の選手を参照。
概要

1964年(昭和39年)、全日本大学野球連盟が翌年から全日本大学野球選手権大会の出場枠を拡大するにあたり、当時東都大学野球連盟に準加盟だった東海大学が新リーグの結成について同連盟の3部、準加盟1部2部所属校を中心に呼びかけた。

この呼びかけに対し、まず武蔵大学日本体育大学、東京教育大学(現:筑波大学)、成城大学が賛同を示して東都大学野球連盟を脱退。明治学院大学東京経済大学も追随した。1964年6月22日にはこれら賛同チームにより首都大学野球連盟が正式に発足した。なお最初の公式戦は、諸大学が東都大学野球連盟から脱退表明してから約2ヶ月後の1964年9月9日、明治神宮第二球場で、松前重義による始球式を経て行われた。

東都大学野球連盟の下部に所属していた大学で構成されたため、発足当初はその実力がマスコミや野球関係者の間で軽視されたが、リーグ結成から5年後の1969年には東海大学が新興リーグ所属校としては快挙となる選手権優勝を成し遂げた。

1977年には高校時代から有名であった東海大相模高校原辰徳が東海大学へ入学し、その活躍を見たいファンがリーグ戦開催地の川崎球場(首都大学野球本拠地開会式会場)へ連日押しかける騒ぎになった。
特徴

大学野球の2大タイトルである全日本大学野球選手権大会明治神宮野球大会において連盟として通算10回の優勝を誇る。戦後発足した他の新興大学野球連盟の中でも抜きん出た成績であり、各所属校の努力や実績、OBらの活躍などがマスコミに評価されたこともあって、現在では主要五大学リーグ(東京六大学東都大学・首都大学・関西六大学関西学生)の一つとして数えられている。

また、設立時の経緯からリーグ運営は東海大学が中心となっており、連盟の会長は同大総長が代々務めている。

東海大学のみが目立つ印象が強いが、明治神宮野球大会では1980年2017年日本体育大学が優勝、1987年には筑波大学が優勝、城西大学が2001年に準優勝、2016年には桜美林大学が準優勝するなど、次第に群雄割拠の様相を呈してきている。

またリーグ創立40周年を迎えた頃から積極的に門戸を開き、北関東エリアの大学も含めて所属校が増加。これを受け、2部ではリーグ戦、入替戦出場校決定の形態を段階的に変化させている。近年は1部リーグも含めて学業優先のため、授業期間内は原則として平日にリーグ戦を行わない方針を採っている。近年はリーグ戦、入替戦のWeb中継など新たな取り組みも実施。
沿革

1964年春季に東都大学野球連盟を脱退した東海大学、成城大学、日本体育大学、東京教育大学(現:筑波大学)、武蔵大学の5大学で交流試合を実施。6月13日に全日本大学野球連盟から正式に承認を受け、同様に東都を脱退した明治学院大学と東京経済大学の2校を加えた7大学にて秋季から正式なリーグ戦を開始。優勝は東海大学。

1965年2月、第14回全日本大学野球選手権大会の出場枠獲得が決定。

1967年秋季リーグ戦で日本体育大学が初優勝。

1968年秋に行なわれた明治維新百年記念明治神宮野球大会で連盟選抜チームが優勝。

1969年第18回全日本大学野球選手権大会で東海大学が連盟代表として初優勝。東海大学の上田二朗が春季リーグ戦でリーグ史上初の完全試合、通算39勝のリーグ新記録。(ドラフト会議阪神タイガースから1位指名を受ける。)

1970年春季リーグ戦で明治学院大学が初優勝。明治神宮鎮座50周年奉納野球大会(第1回明治神宮野球大会)で東海大学が連盟代表として初優勝。

1971年春季リーグ戦で帝京大学が初優勝。

1972年春季リーグ戦で大東文化大学が初優勝。明治学院大学の森山正義が4試合連続本塁打、通算26本塁打のリーグ新記録。 

1975年日本体育大学の西谷美次が通算39勝のリーグタイ記録。

1976年第25回全日本大学野球選手権大会で東海大学が優勝。連盟代表として通算2度目。リーグ戦の試合会場を神宮第二球場から川崎球場に変更。

1977年東海大学の原辰徳(第15,17,19代読売ジャイアンツ監督)がリーグ戦出場。第26回全日本大学野球選手権大会、第8回明治神宮野球大会で東海大学が準優勝。

1979年秋季リーグ戦で東海大学の市川和正がシーズン最高打率.541のリーグ新記録。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:51 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef