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この項目では、日本におけるもち米の加工食品について説明しています。

作物の特性については「」をご覧ください。

中華料理における食べ物の分類の一つについては「餅 (中国)」をご覧ください。

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出典検索?: "餅" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2021年5月)
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餅(もち)、モチ、もちとは、もち米を加工して作る食品丁寧語でお餅、おもちとも。

また広義には、もち米以外の穀類で作るものをもいい[1]、さらにそれ以外の材料(寒天など)を用いた食品についても「餅」と称する場合もある。本項ではこれらについても述べる。
概要

「餅」という名で呼ばれるものには、粒状のもち米蒸しで搗いた搗き餅(つきもち)と、穀物うるち米アワキビなど)の粉に湯を加えて練り、蒸しあげた練り餅(ねりもち)の二種類に大別される。沖縄県を除く日本で「餅」といえば一般にもち米からなる搗き餅を指し、練り餅は「団子」と区別されることが多い。

日本の餅は様々な形で食べられる。形・大きさの違いのほか、もち米と一緒に搗き合わせる食材、つけて食べる調味料も多彩で、餅料理も雑煮など伝統的な和食だけでなく、洋食デザートにも使われることもある。詳細は「主なつき餅料理」を参照

日本国内での餅製造の大手企業としては、新潟県サトウ食品株式会社、越後製菓株式会社などがある。製造方法が単純なことから、さまざま場所で製造販売されている。

フランスアメリカなどの欧米の一部でも日本語のモチを由来とした「MOCHI」が販売されているが、日本の餅とは異なり求肥等で作られた薄皮でアイスクリームを包んだものを指すことが多い[2][3]
字と文化

イネ科の植物の果実である穎果は小粒で、1つ1つがに包まれ、さらに加熱加工しにくい果皮が包み、これらの除去を大量に行う必要がある。このため、食用とするには技術と手間がかかる。これは穀物を杵などで叩く(「搗(つ)く」という)ことで除くことができる。人類史上、このような加工の初期段階では、コメにおいてもおそらく他のイネ科の穀類と同様に粉状にし、水とともに練ってそのまま食したと考えられる[4]。やがてコメの煮炊きが始まり、さらにコメは小麦大麦などよりも吸水性がよいことから粒食が発達することになるが、原始の形のコメの食法は神饌として残り、日本ではこれを「粢(しとぎ)」と言った[4]

日本語の「モチ」は平安時代中期に成立した『和名類聚抄』に「毛知比(もちい)」とあり、時代が下って江戸時代の『本朝食鑑』には「餅 毛知(もち)と訓む 昔は毛知比と訓んだ」とあり、遅くとも『本朝食鑑』の成立した17世紀には「もち」と呼ばれるようになった[5]。「モチ」の語源としては以下のようなものがある。

「モチイヒ」(糯飯)から来た[5]

平安時代の女房詞では「カチン」と呼ばれ、これは「カチイイ」から来た[5]

粘り気を表す「ムチミ」という言葉から来た[5]

満月を表す「望月」から来た[5]

日本では正月の祝いとして食べることが多いが、旧仙台藩領内の北部(宮城県北部から岩手県南部)では正月以外にも餅を食べる習慣があり、多彩な餅料理がある[6]。例として一関市には近年の創作料理を含めて300種類を超える餅料理がある[7][8]

中華文明圏において、「餅(ピン)」は主に小麦粉から作るなどの粉料理(麺餅(中国語版))全般を指す。焼餅、湯餅(饂飩雲呑餃子の原型)、蒸餅(焼売饅頭の原型)、油餅などに分類され[9]、小麦以外の、コメなどの粉から作るものは「餌(アル)」と呼んで区別があった。「餌」を蒸した「?(カオ)」、小さいものを「円(ユワン)」、他の食材を包んだ「団(トワン)」、日本で知られる飯粒を搗いたいわゆる餅は「?(ツー)」と呼んだという[10]。日本ではこの「?」に相当するものが他の食材と合わせて多様な「餅」に発展した。朝鮮でも「?(トック)」といい、東アジア圏では現在も節会縁起祝賀行事など特別な節目に饗されることが多い。

日本が統治していた歴史がある台湾では、日本語の「もち」を音訳し、台湾語でmoa-chi(モワチー)と呼び、それに「麻?」などの漢字当てる客家や一部の菓子店に搗き餅の伝統を残しているが、一般的には練り餅が主流で、どちらも「麻?」と呼ぶ。近年、台湾風の「麻?」を中国大陸の方でも売るようになってきている。
つき餅(搗き餅)

日本ではもち米を用いて作る餅が一般的である。製法は、まずもち米を研いでから十分にに浸しておいた後に、水気を切り、蒸し布で包んで蒸籠等で蒸す。次に、蒸したもち米をで米粒の形がなくなるまでつき、下記の「主な餅の種類」に記載される形状に成形する[11]。食べ方は、雑煮にしたり、きな粉しょうゆ海苔をつけたりして食べる。餅自体によもぎをまぜることもある(草餅)。島根県では、通常の粒状のもち米から作る餅に加え、粒状のもち米と米粉を一緒に蒸して搗く、練り餅との折衷のような餅を作る場所がある(松江市宍道湖畔ではふきもち(粉もち)、仁多郡横田町(現奥出雲町)では粉もち、邑智郡大和村(現美郷町)ではてんこもち、隠岐諸島島前ではふくもちと呼ぶ。


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