飯山線
飯山線を走行する「おいこっと」
(2015年5月 信濃平駅 - 戸狩野沢温泉駅間)
基本情報
国 日本
所在地長野県、新潟県
種類普通鉄道(在来線・地方交通線)
起点豊野駅
終点越後川口駅
駅数31駅
電報略号イヤセ[1]
開業1921年10月20日
(1929年9月1日全通)
所有者東日本旅客鉄道(JR東日本)
運営者東日本旅客鉄道(JR東日本)
車両基地長野総合車両センター
使用車両キハ110系
路線諸元
路線距離96.7 km
軌間1,067 mm
線路数単線
電化方式全線非電化
閉塞方式特殊自動閉塞式
保安装置ATS-SN[2]
最高速度85 km/h
路線図
青線はしなの鉄道北しなの線への直通区間
テンプレートを表示
飯山線(いいやません)は、長野県長野市の豊野駅から新潟県長岡市の越後川口駅に至る、東日本旅客鉄道(JR東日本)の鉄道路線(地方交通線)である。 長野県北信地方と新潟県中越地方南部を結ぶ鉄道で、長野県内では千曲川に沿い、新潟県内に入ると千曲川から名を変えた信濃川に沿って日本有数の豪雪地域を通る。沿線には野沢温泉などの温泉地やスキー場が多い。 路線のほとんどが谷沿いの山間部を通るため、主に夏季は大雨による土砂災害、冬季は大雪による雪崩や除雪作業等によりしばしば運休することがある。森宮野原駅は1945年(昭和20年)2月に駅における最高積雪量7 m 85 cmを記録し、それを示す標柱が駅構内に建つ。ディーゼル機関車導入前の除雪は、キマロキ編成(機(キ)関車・マックレー車[3]・ロータリー車・機関車)、ロキキマロキ編成(ロータリー車・機関車・機関車・マックレー車・ロータリー車・機関車)という特殊編成によって行われた。 一時は廃止路線リスト候補に挙げられたこともある赤字ローカル線であるが、ピーク時の一定方向の輸送量が1時間あたり1,000人を超すこと、冬季の代替道路未整備や、地元住民の利便性などにより廃線は免れている。 北陸新幹線が途中の飯山駅を経由するため、飯山線から直通運転しているしなの鉄道北しなの線長野駅 - 豊野駅間および飯山線の豊野駅 - 飯山駅間が同新幹線と並行している(選択乗車は不可)。2015年(平成27年)3月14日の北陸新幹線開業後、JR東日本の信越本線だった長野駅 - 豊野駅間はしなの鉄道に経営が移管されたが[4]、豊野駅 - 飯山駅間は並行在来線の概念とは異なることから引き続きJR東日本が運行し、長野駅 - 豊野駅間はJR東日本がしなの鉄道から運行業務を受託する方式で直通運転を実施している[5]。 ラインカラーは黄緑。 豊野駅 - 森宮野原駅間は長野支社、足滝駅 - 越後川口駅間は新潟支社の管轄である。支社境界標は森宮野原駅 - 足滝駅間の長野・新潟両県境付近に設けられている。 豊野駅 - 十日町駅間は私鉄の飯山鉄道(いいやまてつどう)によって、十日町駅 - 越後川口駅間は国有鉄道十日町線(とおかまちせん)として開業した。両線は1929年に繋がって全通し、1944年に飯山鉄道が戦時買収により国有化され、十日町線を含めて飯山線となった。自動車営業が残された飯山鉄道は、1945年にバス事業を中越自動車(ただし松代?津南間を結ぶ外丸線のみ頸城鉄道自動車)、ハイヤー事業を魚沼タクシーにそれぞれ譲渡し解散した[7]。 飯山鉄道
概要
路線データ
管轄:東日本旅客鉄道(第一種鉄道事業者)
路線距離(営業キロ):96.7 km
軌間:1,067 mm
駅数:31駅(起終点駅含む)
飯山線所属駅に限定した場合、終点の越後川口駅(上越線所属[6])が除外され、30駅となる。なお、起点の豊野駅はかつて信越本線所属[6]であったが、同線のしなの鉄道への移管により、JRの駅としては飯山線所属に変更された。
複線区間:なし(全線単線)
電化区間:なし(全線非電化)
閉塞方式:特殊自動閉塞式
保安装置:ATS-SN[2](越後川口駅は ATS-Ps[2])
最高速度:
豊野駅 - 戸狩野沢温泉駅間 85 km/h
戸狩野沢温泉駅 - 越後鹿渡駅 65 km/h
越後鹿渡駅 - 越後川口駅間 85 km/h
運転指令所:長野総合指令室 (CTC)
歴史
飯山鉄道
種類株式会社
本社所在地 日本
長野県下水内郡飯山町1丁目114番地4[8]
設立1917年(大正6年)9月11日[8]
業種鉄軌道業
Size:101 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
担当:undef