食堂車
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この項目では、鉄道車両について説明しています。自動車については「食堂自動車」を、かつてドイツで運行していた路面電車およびシュタットバーン網で運行していた食堂車については「食堂車 (ラインバーン)」をご覧ください。
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カナディアン号食堂車

食堂車(しょくどうしゃ)とは、鉄道客車鉄道車両)の一種。広義には車内に調理を含む供食設備を設置する車両であることから本項ではビュッフェ車などについて、また日本国内とそれ以外の各国についてはそれぞれ分けて解説を行う。
概要

多くの場合は、車両全体が給食設備によって占められ客席と調理室を備える。豪華列車のステータスと見なされる場合もあり、特に第二次世界大戦前においては、国内外の長距離列車には必ずと言ってよいほど連結されていた。優等列車でも運転時間の短いものでは連結されない、または、連結されていても営業されないことが多く、一方で長距離普通列車に連結されることもある。

21世紀の現代は、航空機バスなどの発達による鉄道の地位低下や長距離を短時間で結ぶ高速鉄道の普及、食形態の多様化により、国を問わず連結する列車は減少する傾向にある。
日本の食堂車「トワイライトエクスプレス」
ディナー券・食事予約券(テーブル予約券)

調理設備を備えた食堂車は時代とともに数を減らし、2000年に東海道・山陽新幹線「グランドひかり」での営業終了により乗客が予約なしで気軽に出向き注文をする形態が消滅した。以降、事前にみどりの窓口旅行会社などでディナー券・食事予約券を予約購入する完全予約制の夕食時間帯を除いた本州北海道間の寝台特急で残存していたが、こちらも2016年までに全廃された。

現在でも観光列車などに食堂車自体は存在するが、食堂車を連結し常時営業している列車は存在せず、ツアーによるパッケージも含めて乗車前に食事の予約が必要である。ただし、あらかじめ車外で調理されたものを電子レンジで加熱するなどした軽食を提供するビュフェ・カフェテリアの形態は、JR東日本の「サフィール踊り子」や、近鉄の「しまかぜ」などでわずかながら存在する。

2013年には、JR九州ではクルーズトレインななつ星 in 九州」運行開始にあたり、食堂車を新製した。日本の鉄道史で食堂車の新造は14年ぶりである。また同列車と前後して、JR東日本の「TOHOKU EMOTION」や肥薩おれんじ鉄道の「おれんじ食堂」など、風光明媚なローカル線の車窓と食事を楽しむことを目的にした『レストラン列車』が各地で運行を開始するようになった[1]

他にも、調理室は設置しないが完全予約制として調理済み食品を搬入することで供食サービスを実施する『観光列車』が、JR東日本「きらきらうえつ」「越乃Shu*Kura」・しなの鉄道「ろくもん」のほか広島電鉄樽見鉄道養老鉄道長良川鉄道三陸鉄道えちごトキめき鉄道道南いさりび鉄道などで運行されている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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