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飛 浩隆(とび ひろたか、1960年 - )は、島根県出身のSF作家。島根県立松江南高等学校、島根大学卒業。日本SF作家クラブ会員。目次 1981年、大学在学中に「ポリフォニック・イリュージョン」で三省堂SFストーリーコンテスト
1 略歴
2 作品
2.1 〈廃園の天使〉シリーズ
2.2 零號琴
2.3 中短篇集
2.4 アンソロジー収録作品
2.5 書籍未収録作品
2.6 エッセイ
2.7 原案
3 脚注
4 関連項目
5 外部リンク
略歴
1982年、『SFマガジン』誌上でデビュー作「ポリフォニック・イリュージョン」を発表。以降『SFマガジン』誌上で中短編10作品を発表する。
1992年の「デュオ」を最後に2002年まで作品の発表が途絶える。
2000年から2002年にかけて、既発表の全作品をまとめた『神魂別冊 飛浩隆作品集』(全3巻)がファンにより出版される(私家版)[2]。2002年9月、〈廃園の天使〉シリーズ第1作の『グラン・ヴァカンス 廃園の天使I』がハヤカワSFシリーズ Jコレクションから刊行。
2005年7月、「象られた力」で第36回星雲賞日本短編部門を受賞。同年12月、中篇集『象られた力』で第26回日本SF大賞を受賞。
2007年9月、『ラギッド・ガール 廃園の天使II』で第6回センス・オブ・ジェンダー賞を受賞。
2010年8月、「自生の夢」で第41回星雲賞日本短編部門を受賞。
2015年8月、「海の指」で第46回星雲賞日本短篇部門を受賞。2016年度から日本SF大賞選考委員となる。
2018年4月、『自生の夢』で第38回日本SF大賞を受賞。日本SF大賞は2度目の受賞となった。
2019年7月、『零號琴』で第50回星雲賞日本長編部門を受賞。 共通のバックグラウンドを持って書かれている作品は次のとおり。
作品
〈廃園の天使〉シリーズ
長編3作と関連中短編で構成される予定。現在長編1(『グラン・ヴァカンス』)、中短編集1(5作収録)が出版されている。
「リットン&ステインズビー協会」が出てくるシリーズ
『夜と泥の』
『象られた力』
〈廃園の天使〉シリーズ
グラン・ヴァカンス 廃園の天使I(早川書房 Jコレクション 2002年9月 ISBN 978-4-15-208443-9 / ハヤカワ文庫 JA861[3] 2006年9月 ISBN 978-4-15-030861-2)
ラギッド・ガール 廃園の天使II(早川書房 Jコレクション 2006年10月 ISBN 978-4-15-208767-6 / ハヤカワ文庫 JA983 2010年2月 ISBN 978-4-15-030983-1)
夏の硝視体 (初出:『S-Fマガジン』2002年10月号)
ラギッド・ガール (初出:『S-Fマガジン』2004年2月号)
クローゼット (初出:『S-Fマガジン』2006年4月号)
魔述師 (書き下ろし)
蜘蛛(ちちゅう)の王 (初出:『S-Fマガジン』2002年11月号)
空の園丁 廃園の天使III (連載中)
『S-Fマガジン』2005年4月号に第1章第1節が先行掲載
『S-Fマガジン』2007年4月号に第二部冒頭が「蜜柑」として先行掲載
『S-Fマガジン』2020年2月号より連載開始
零號琴
零號琴(早川書房 2018年10月 ISBN 978-4-15-209806-1) S-Fマガジン 2010年2月号?2011年10月号連載(全19回)を大幅に加筆訂正の上単行本化。
零號琴〔SFマガジン連載版〕(早川書房 電子書籍 2019年2月)[4]
中短篇集
象られた力[5] (ハヤカワ文庫 JA768 2004年9月 ISBN 978-4-15-030768-4)
デュオ
"呪界"のほとり
夜と泥の
象られた力
自生の夢 (河出書房新社 2016年11月 ISBN 978-4-309-02521-6)
海の指
星窓 remixed version (初出:『SF Japan』2006 Spring)
#銀の匙
曠野にて
自生の夢
野生の詩藻(旧題:La Poesie sauvage)
はるかな響き
ポリフォニック・イリュージョン(河出書房新社 2018年5月 ISBN 978-4-30-902669-5) 初期作品+批評集成。