宝塚歌劇団103期生(たからづかかげきだん103きせい)は、2015年4月に宝塚音楽学校に入学、2017年3月に同校を卒業後、宝塚歌劇団に入団した40名を指す[1]。 2015年の音楽学校の受験者数は1063人、合格者40人、競争倍率26.6倍となった[2][3]。 初舞台の演目は、早霧せいな・咲妃みゆトップコンビ退団公演となる雪組「幕末太陽傳/Dramatic “S”!」[4][1]。 ラインダンスの振り付けはKAZUMI-BOYが担当[4]。初舞台生の演出を手掛けるのは初となった[4]。 2017年5月30日付で組配属となる[5]。 新人公演主演(ヒロイン)経験者に希波らいと、瑠皇りあ、亜音有星、朝葉ことの、白河りり、羽音みか、夢白あや、瑠璃花夏がいる。 バウホール公演主演(ヒロイン)経験者に朝葉ことの、白河りり、夢白あやがいる。 東上公演主演(ヒロイン)経験者に夢白あや、瑠璃花夏がいる。 エトワール経験者に朝葉ことの、白河りりがいる。 2023年9月30日、入団7年目を迎える宙組娘役が、宝塚市内の自宅マンション敷地内で倒れているのを発見される[6]。現場の状況から飛び降り自殺を図ったとみられる[6]。これを受け、前日に初日を迎えたばかりの宙組公演「PAGAD/Sky Fantasy!」は、翌日以降の公演が全日程休止となる[7]。 自死した生徒の遺族側は、新人公演のまとめ役だった当該生徒に対して、劇団が過剰業務を課し、宙組上級生が執拗に叱責したことがパワーハラスメントに該当すると主張し、劇団側に意見書を提出[8]。謝罪を求めた[8]。劇団側は同年11月に調査報告書を公表し、過重労働など劇団側の過失は認めたが、劇団員によるいじめやパワハラは「確認できなかった」とした[9][10]。また会見で村上浩爾専務理事[注釈 1]が「(いじめがあったと言うなら)証拠を見せていただきたい」と発言し、物議を醸した[9][10]。 2024年3月28日、遺族と宝塚歌劇団、親会社の阪急阪神ホールディングス、阪急電鉄との間で合意書が締結されたことを発表[11]。遺族側が訴えた15項目のパワハラの内、14項目について認め、阪急阪神HDの角和夫会長が遺族に直接謝罪したことを説明[11]。パワハラには宙組上級生7名、劇団プロデューサー2名、演出担当者1名の計10名が関わっており、このうち6名が遺族に謝罪文を提出したとした[11]。村上浩爾理事長は「劇団がしっかりとハラスメント教育をしなかったことが原因」とし、宙組上級生については処分しないことを明言[12]。また再開する場合の宙組についても「現段階では同じ体制で再開したいと考えている」とした[12]。 芸名[13]読み仮名[13]誕生日[13]出身地[13]出身校[13]身長[13]愛称[13]役柄[13]配属[5]退団年備考
概要
生徒転落死問題
主な生徒
現役
夢白あや:雪組トップ娘役
希波らいと:花組男役
瑠皇りあ:月組男役
亜音有星:宙組男役
朝葉ことの:花組娘役
白河りり:月組娘役
羽音みか:月組娘役
瑠璃花夏:星組娘役
一覧
花束ゆめはなたば ゆめ9月18日東京都練馬区東京学芸大学附属国際中等教育学校160cmけいか娘役雪組2022年
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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