風雲もーれつ城
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もーれつア太郎 > 風雲もーれつ城

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天才バカボン > 風雲もーれつ城

赤塚ギャグ・オールスター
風雲もーれつ城
ジャンル時代劇クロスオーバー
漫画
作者赤塚不二夫フジオ・プロ
出版社小学館

その他の出版社
曙出版講談社竹書房eBookJapan

掲載誌週刊少年サンデー
レーベル曙コミックス ほか
発表号1969年24号 -
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画
ポータル漫画

『赤塚ギャグ・オールスター 風雲もーれつ城』(あかつかギャグ・オールスター ふううんもーれつじょう)は、『週刊少年サンデー』(小学館1969年24号に読み切り掲載された、赤塚不二夫フジオ・プロによる時代劇ギャグ漫画
概要

当時『少年サンデー』に連載されていた『もーれつア太郎』と、過去に連載されていた『おそ松くん』、そして当時連載中断していた『天才バカボン[注 1]のキャラクターが登場するクロスオーバー作品で、同年2・3号と21号に読み切り掲載した『ア太郎+おそ松』[注 2]を引き継いでの掲載。内容はいわゆるお家騒動もので、抹殺されたもーれつ城の殿様の仇を討ち、そして首謀者の陰謀を暴くというものである。

『バカボン』からバカボン、『おそ松』から月一連載時代にモブとして登場していた「ギャハハおじさん」がクロスオーバー初登場、また原作者の赤塚不二夫自身が、淀川長治風の解説者役で登場する。その一方で、六つ子の出番は1コマのみ、トト子に至っては初めてクロスオーバー作品に登場していない。
ストーリー

「もーれつ城」城下のとある長屋。少年貝売りのア太郎とデコッ八は、傘張り職人のバカボンのパパに貝を売ろうとするが、「アサリとシジミ買えよ」を「アッサリシンジメーとは何事だ」と間違われて殴られる。パパは町一番のバカなのだ。そこへ「もーれつ城」家老のデカパンが現れるや否や、突然パパにひれ伏す。そしてもーれつ城へ戻ると、殿様に「殿はもしやふたごだスか」と尋ねるが、殿は「ふたごではないが弟がいる」「お城はきゅうくつだと武者修行に出てる」と言う。どうやらパパは殿のそっくりさんだった。

その頃もーれつ城ではよからぬ陰謀が動いていた。家臣の一人イヤミが、家臣仲間のダヨーン・ココロと結託し、殿を抹殺して城を乗っ取ろうと計画していた。そして毒を入手したイヤミはさっそく計画を実行、団子に毒を仕込むと、茶坊主のチビ太が持っていく団子に毒団子を加えた。何も知らない殿は毒団子を食べた途端、毒が全身に回って絶命した。衝撃を受けるデカパン家老。

殿の死に泣き崩れるデカパン家老は、イヤミたち3逆臣が首謀者だと薄々感づいたが、決定的な証拠が掴めない。そこで3逆臣の陰謀を暴くべく、多少のバカさ加減は目を瞑り、パパに殿の替え玉になってもらおうと計画。ア太郎・デコッ八にパパを連れてくると、「殿様になってほしい」と懇願、パパも受理する。そしてパパはイヤミたちの前に現れ、イヤミたちは仰天。一方パパがいなくなったことで、息子のバカボンは「パパにあいたい」とア太郎・デコッ八に頼む。さっそくもーれつ城へ行くが、イヤミによって地下牢へ幽閉、さらにバカボンらの鳴き声を聞いたパパは、バカボンとも知らずに「死刑のハリツケにするのだ」と一言。これを聞いたイヤミは殿の秘密を暴くべく、ある策略をめぐらす。

次の日の朝、バカボンは磔となる。これを見たパパは皆の前に現れ、バカボンを助けるよう懇願。これでパパが殿の替え玉であることがばれてしまった。イヤミら逆臣はここぞとばかりに、デカパン家老を「デカパンは今までだましていた」と攻め立てる。もはやこれまでか。その時チビ太茶坊主が「殿様を殺したのはイヤミだ!!」「毒入り団子を僕に運ばせたんだ!!」と真相を暴露、さらに逆臣仲間のココロも裏切って「知ってるのココロ」と発言した。全てがばれたイヤミとダヨーンはココロを切り捨て、さらに忠臣たちもすべて切り捨てる。そしてイヤミはデカパン家老を追い詰めるが、そこへ殿の弟がやってきた。全てを知った弟はイヤミを一撃で切り捨て、ダヨーンもア太郎たちが退治した。

こうしてお家騒動は無事解決。デカパン家老が新しい殿様となり、弟はまた武者修行の旅に出て行った。一方、用が済んだパパは傘張り職人に戻るが、替え玉時代の殿様気取りは直らず、バカボンの手を焼かせっぱなしであった[1]
登場キャラクターと配役

配列は登場順。
『もーれつア太郎』より

ア太郎、デコッ八:貝売り

ニャロメ:殿の飼い猫

ココロのボス:「もーれつ城」家臣にして逆臣イヤミの協力者

ブタ松:「もーれつ城」門番

この他、ケムンパスがモブとして登場している。
『おそ松くん』より

デカパン:「もーれつ城」家老

イヤミ:「もーれつ城」家臣にして逆臣

ダヨーン:「もーれつ城」家臣にしてイヤミの協力者

チビ太:「もーれつ城」茶坊主

六つ子:「もーれつ城」御庭番

ハタ坊:「もーれつ城」殿様の弟

この他、ラスト1つ前のコマに「ギャハハおじさん」が登場している。
『天才バカボン』より

バカボン:傘張り職人の息子

バカボンのパパ:傘張り職人、「もーれつ城」殿様

レレレのおじさん:「もーれつ城」城内掃除人[1]

その他

赤塚不二夫:解説者

単行本

本作は次の『ア太郎』単行本に掲載されている。


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