風車
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この項目では、風から動力を得る装置について説明しています。その他の用法については「風車 (曖昧さ回避)」をご覧ください。
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出典検索?: "風車" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2016年4月)
オランダの風車を模したもの

風車(ふうしゃ、かざぐるま)は、羽根車にを受けて回転し、風力から動力を得るための装置。灌漑発電製粉風速計などに使われる。「かざぐるま」と読むと、羽根車に柄を付け、風の力で回して遊ぶ玩具も含まれる(風車 (玩具)参照)。

英語では windmill だが、mill(原義は碾き臼)でわかるとおり、windmill は本来は製粉の動力に使われるものを指す。また、風力発電などに使われる現代風の風車(風力原動機)は wind turbine とよばれるが、日本語ではこれらを含めて風車と呼ばれることが多い。

産業革命が起こる迄、主要な産業の動力源であった[1]
歴史ヘロンの風力オルガン(再現図)

風車の起源ははっきりしない。紀元前36世紀ごろ、エジプトで灌漑に使われたという記録がある[2]

1世紀初頭、アレクサンドリアのヘロンは、アネムリオン(風車を動力として風を送るオルガン)を設計した。

ウィンドミル(製粉用風車)は、ペルシャで誕生した。中央アジアのシースターン(イランアフガニスタンの国境地域)で10世紀頃に建造されたのが最古である。その後、十字軍モンゴル帝国の遠征により、ヨーロッパ中国に伝えられた。[3]

初期の風車は、方位制御機構が不要な垂直軸風車だった。12世紀末、北西ヨーロッパに、方位制御機構を備えた水平軸風車が現れた。これはイスラムから伝わった垂直軸風車とは独立に発明されたという説もある。欧州の図版に風車が登場するのは14世紀以降からである[4]

15世紀オランダ干拓地の排水用に風車が多用され始めた。これらはのちに蒸気機関に、さらには電動ポンプにとってかわられ、現在は観光資源ないし一部は「キンデルダイク=エルスハウトの風車網」として世界遺産に登録されているが、少数が今も現役で排水に使われている。

1887年イギリスのJ.ブライスが初めて風力で発電し、二次電池に蓄電した。1888年にはアメリカでC.F.ブラッシュが直径17mの多翼型風車で発電を行った[5]

日本でも明治初期より海軍技師・湘南電気研究会長だった本岡玉樹によって研究され、当初は居留外国人によって導入された事が確認されている[6]

長野県諏訪湖南では最盛時には3000台以上が泥炭層からの養分を含んだ地下水の汲み上げに使われ、1905年頃から1940年代前半まで使用され、戦後の一時期合成硫安の不足していた時期にも使用された[6]

愛知県知多半島東浦町では1921年から使用され始め、1940年頃の最盛時には100から200台程度が運転され[6]渥美半島伊良湖岬付近では1924年頃に風車揚水が始められ、最盛時の1935年頃には200台が運転された[6]

茨城県土浦市付近桜川流域の新治郡桜村新治村筑波郡筑波町大穂町では、1928?29年ごろに、筑波郡谷田部素封家高野新八が台地の開墾田で風車を使用し始め、最盛時の1936年では1000台以上が稼動して1955年頃まで使用された[6]


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