風の大地
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風の大地
ジャンル
スポーツ漫画ゴルフ[1]
漫画
原作・原案など坂田信弘
作画かざま鋭二
出版社小学館
掲載誌ビッグコミックオリジナル
レーベルビッグコミックス
発表号1990年17号 - 2022年13号
2022年24号
巻数既刊84巻(2022年8月30日現在)
話数全764話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画
ポータル漫画

『風の大地』(かぜのだいち)は、原作:坂田信弘、作画:かざま鋭二による日本漫画。『ビッグコミックオリジナル』(小学館)にて1990年より連載を開始[2]。話数カウントは「Round.○」。1993年、第39回小学館漫画賞青年一般部門を受賞[2]

『ビッグコミックオリジナル』2022年14号から、かざまの抗がん剤療養のため休載したが[3][4]、同年10月2日にかざまが死去した[5]。同誌2022年16号からはリバイバルを掲載[6]。2022年24号にて第764話が掲載され、絶筆作品となった[7][8]
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登場人物
沖田圭介(おきた けいすけ)
本作の主人公
[9]。 家庭の事情から京都大学を中退し、24歳の時に鹿沼カントリークラブの研修生として所属する。当初は全くの素人であったが多くの理解者と持ち前の努力で、ゴルフを始めてわずか1年でプロテストに参加者で唯一合格(これは現実的には不可能であり、作中でも早くて2年、長くて5年と言われている)。プロ入り後はアジアサーキット内のタイオープンで初優勝。その後も、アジアサーキットで4位、全英オープン全米プロでそれぞれ2位、オランダオープン、ドバイ・デザート・クラシック、サン・クロレラクラシックで優勝を飾るなど、輝かしい戦績を誇る。プロ前の研修生時代に栃木県の研修会でティーショットを300ヤード以上飛ばしたり(この際、ゲン担ぎに9ホール連続で使っていたボールがパンクして、中身の繊維が剥き出しになった)、プロ入りして全英オープンに出場し400ヤード近くまでティーショットを打ってきたり、ドバイ・デザート・クラシックでは最終日の最終ホールでティーショットを395ヤード、マスターズでも最終日の2ホール目で570ヤードPAR5をティーショットで380ヤード以上飛ばすなど、非常に人間離れした身体能力を持つロングヒッターである。それのみならず、技術面でも全米プロの最終日の最終の197ヤードのホールで2度旗に当たるショットを打つ等、技術も高い。性格は途中まで表情が多く、負けず嫌いな性格が顔に表れるような性格であったが、アジアサーキット以降そのようななりは潜めるようになり、温厚で冷静沈着な性格となる。しかし負けず嫌いな性根自体は健在であり、ゴルフや故郷、自身の知人友人家族を馬鹿にするものには静かに激昂し、相手を無言で威圧する程の気迫を放つ。
小針春芳(こばり はるよし)
那須ゴルフ倶楽部に所属する実在のプロで、沖田の師匠。練習用ボールを見ただけで沖田の才能を見抜き、後にゴルフセット一式を贈るなどしている。アプローチの能力に長けており、宇賀神らからは神様と呼ばれる。後の小川らとの賭けゴルフでは、後半のホールを沖田と共に戦い抜いた。
宇賀神正行(うがじん まさゆき)
鹿沼CCに所属する料理人で、自身も以前は研修生であったが25歳でプロ入りを諦めた。小針プロと共に沖田の理解者であり、よき兄貴分。沖田のプロ入りを自身の夢とし、多くの助言や箴言を与えた。沖田のプロテスト直前には、自身が娘の次に宝物だと豪語していたジャック・ニクラウスからもらったマクレガーのドライバーを沖田に譲るが、肝臓癌に侵されていることが判明し、沖田のプロテスト当日に死去する。その後は沖田の回想と共に雲の形になるなど度々登場している。家族は、妻と娘のさやか。なお妻は宇賀神の死後、身ごもっていた子供とさやかと共に鹿沼を後にする。
笠崎孝(かさざき たかし)
沖田の先輩研修生であり、通称「夜這いの孝チャン」。陽気で人情に篤い好人物。プロテスト前に鹿沼で落雷に合い、イップスに陥ったことがある。先にプロ入りした沖田、プロ入りを諦めた長谷川、石原を尻目に現在も研修生として奮闘しているが、後に沖田と共に交通事故に遭い、長いリハビリを余儀なくされる。宇賀神亡き後の沖田にとっては、数少ない友にしてゴルフの同志であり、互いに強く信頼し合う存在。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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