風にきえないで
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「風にきえないで」
L'Arc?en?Cielシングル
初出アルバム『True
B面I'm so happy
リリース1996年7月8日(8cmCD)
2006年8月30日(12cmCD)
2006年9月20日(配信)
2019年12月11日(定額配信)
規格8cmシングル
12cmシングル
デジタル・ダウンロード
ジャンルポップス
ロック
時間14分03秒
レーベルKi/oon Sony Records
作詞・作曲hyde (作詞)
tetsu (作曲)
プロデュースL'Arc?en?Ciel
佐久間正英
ゴールドディスク


ゴールド(CD日本レコード協会[1]

チャート最高順位

週間4位(オリコン

週間19位(12cmCD再発盤・オリコン)

登場回数13回(オリコン)

L'Arc?en?Ciel シングル 年表

夏の憂鬱
[time to say good-bye]

1995年)風にきえないで
1996年flower
(1996年)

『True』 収録曲

Lies and Truth ("True" mix)
(7)風にきえないで ("True" mix)
(8)I Wish
(9)

The Best of L'Arc?en?Ciel 1994-1998』 収録曲

夏の憂鬱 [time to say good-bye]'
(5)風にきえないで
(6)flower
(7)

ミュージックビデオ
L'Arc?en?Ciel「風にきえないで」-Music Clip- - YouTube
(※) 2019年12月11日から2022年4月7日まではYouTube Music Premium限定有料公開
(※) 2022年4月8日から無料公開

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「風にきえないで」(かぜにきえないで)は、日本のロックバンドL'Arc?en?Cielの4作目のシングル1996年7月8日発売。発売元はKi/oon Sony Records
解説

前作「夏の憂鬱 [time to say good-bye]」以来約10ヶ月ぶりとなる1996年第1弾シングル。

本作の表題曲「風にきえないで」は、1996年2月に行った各メンバーがデモを披露する曲出し会において、tetsuyaが提出したデモを基に制作された[2]。この曲出し会は、アルバムに先駆けて発売する一作目のシングル表題曲を決めるもので、この曲以外に「Lies and Truth」や「the Fourth Avenue Cafe」が提出されていたが[2]、夏に発表するシングルとして「風にきえないで」が表題曲に決定している。なお、本作の収録曲は、1996年4月3日から同年5月29日にかけて開催したライヴツアー「Kiss me deadly heavenly '96」の一部公演で先行披露されている。

表題曲は、本作以降にtetsuyaが作曲したL'Arc?en?Cielの楽曲に通ずる、疾走感溢れるポップでメロディアスなロックナンバーとなっている。なお、この曲のデモ制作において作曲者のtetsuyaは、オケに加え歌のメロディも制作している。これまでのL'Arc?en?Cielの楽曲制作では、コード進行やオケを作った者を作曲クレジットするという慣例になっており[3]、歌メロはボーカリストであるhydeがほぼすべて手掛けていた。こういった制作手法をtetsuyaは「昔のヘヴィメタルバンドにありがちな作り方[4]」と表現している。そのためこの曲が、hyde以外のメンバーが歌メロを手掛けたバンド初のシングル表題曲となっている。この新たな制作手法で、1996年12月に発表したアルバム『True』に収録された楽曲の多くが手掛けられており、このアルバム以降の作品では基本的に作曲者が歌メロまで制作する決まりになったという。なお、本作のプロデュースおよびアレンジ作業には佐久間正英(ex.四人囃子、ex.プラスチックス)が参加している。余談だが、2021年に受けたインタビューにおいてtetsuyaは「バンド30年の歴史の中でのターニングポイントとなった曲」としてこの曲をあげている[5]。同インタビューでtetsuyaは「この曲がヒットしたとは思ってないんですけど、なんというか風にきえないでから、曲の作り方がちょっと変わったかなって感じがするんですよね。風にきえないでからアレンジをしっかり決めていくようになりました。それまでよちよち歩きだったバンドが、そこで初めて立ち上がったというか、今のL'Arc?en?Cielの原型が作られた印象ですね、個人的には[5]」と語っている。ちなみにこの曲は、1998年に開催したライヴツアー「Tour '98 ハートに火をつけろ!」の後、長きにわたりライヴで演奏されていなかったが、2020年に開催したライヴツアー「ARENA TOUR MMXX」において約22年ぶりに披露されている。

表題曲のミュージック・ビデオは、2003年3月19日に発表したベストアルバムThe Best of L'Arc?en?Ciel 1994-1998』の初回限定盤特典DVDに初収録され、2007年2月14日に発表したクリップ集『CHRONICLE 0 -ZERO-』にも収められている。また、2019年12月11日に、公式YouTubeアーティストチャンネルにおいてYouTube Music Premium限定で映像の有料公開が開始されている。前述のYouTubeチャンネルでの有料公開開始から約2年4ヶ月後となる2022年4月8日からは、同サイトで映像の無料公開が開始されている。ちなみに、この映像のディレクターは栗田裕介が務めている。映像は、"部屋の中で楽器を弾くメンバー"と"開放感のある外の世界でバンド演奏するメンバー"が対比的に映し出されており、部屋の中にいるhydeは珍しく眼鏡をかけた姿を披露している。また、映像の中で使われているkenのギターやtetsuyaのベースは、部屋の中と外で別のモデルとなっている。

カップリングには、未発表音源「I'm so happy」が収録されている。この曲は、ポップなメロディと憂いがかったサウンドが印象的なブリットポップの雰囲気を内包した楽曲となっている[6]。この曲はカップリング曲という位置付けでありながらリスナーからの人気が高く、2006年にバンド結成15周年を記念し行ったライヴ「15th L'Anniversary Live」の開催前に、 ⇒公式サイトで実施した「演奏曲目リクエスト投票」で5位にランクインしている。ただ、投票が行われた結成15周年ライヴでこの曲は演奏されず、約5年後の2011年1月1日に開催したバンド結成20周年の幕開けとなるライヴ「20th L'Anniversary Starting Live "L'A HAPPY NEW YEAR!"」で、ライヴ「1997 REINCARNATION」以来約13年ぶりに演奏されている。また、メンバーであるsakuraもこの曲を気に入っており、本作発売当時のインタビューで「この曲のすべてが好き。各メンバーのプレイもすべて[7]」とコメントしている。余談だが、2012年5月29日に放送されたテレビ朝日系番組『musicる TV』における「3曲で通になれる」というコーナーでL'Arc?en?Cielが取りあげられた際、司会のヒャダインはオススメ曲3つのうちの1位として「I'm so happy」をあげている[8]。また、「I'm so happy」は、2014年11月8日に行われた音楽雑誌『音楽と人』主催イベント「TOKYO ACOUSTIC SESSION」おいて、小林祐介(THE NOVEMBERS)と波多野裕文(People In The Box)によりカバーされている[9]

また、hydeがこれまでに手掛けてきたリリックと比べ、本作に収録された楽曲は比較的にポジティブな歌詞が綴られている。これはhydeの作詞作業に対する姿勢の変化が大きく影響しており、hydeは「アルバム『heavenly』の頃とか、詞を書いててつらかったんですよ。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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