頴娃郡（えいぐん）は、鹿児島県（薩摩国）にあった郡。
目次

1 郡域

2 歴史

2.1 古代

2.1.1 式内社


2.2 近世以降の沿革


3 脚注

4 参考文献

5 関連項目

郡域

1879年（明治12年）に行政区画として発足した当時の郡域は、下記の区域にあたる。

指宿市の一部（開聞各町）

南九州市の一部（頴娃町各町）

歴史
古代

和名類聚抄には頴娃郡（えのこほり）と見える。
式内社

『延喜式』神名帳に記される郡内の式内社。

神名帳比定社集成
社名読み格付記社名所在地備考
穎娃郡 1座（小）表・話・編・歴
枚聞神社ヒラキキノ小枚聞神社鹿児島県指宿市開聞十町薩摩国一宮 ⇒[1]
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近世以降の沿革 21.頴娃村（桃：指宿市 橙：南九州市 1 - 3は揖宿郡 11・12は給黎郡 31 - 37は川辺郡）

明治初年時点では全域が薩摩鹿児島藩領であった。「旧高旧領取調帳」に記載されている明治初年時点での村は以下の通り[1]。（8村）

頴娃郷 - 拾町村、仙田村（現・指宿市）、郡村、別府村、御領村、牧之内村（現・南九州市）

山川郷（一部） - 岡児ヶ水村、大山村（現・南九州市）


明治4年7月14日（1871年8月29日） - 廃藩置県により鹿児島県の管轄となる。

明治12年（1879年）2月17日 - 郡区町村編制法の鹿児島県での施行により、行政区画としての頴娃郡が発足。「知覧郡役所」が管轄。

明治14年（1881年） - 別府村の一部が分立して上別府村となる。（9村）

明治22年（1889年）4月1日 - 町村制の施行により頴娃村が発足。ただし、山川郷2村が揖宿郡山川村の一部となる。（1村）

明治30年（1897年）4月1日 - 郡制の施行のため、揖宿郡・頴娃郡および給黎郡の一部（喜入村）の区域をもって、改めて揖宿郡が発足[2]。同日頴娃郡廃止。

脚注^ 郷については「角川日本地名大辞典」による。
^ 鹿兒島縣下國界竝郡界變更及郡廢置（明治29年法律第55号、 原文）

参考文献

角川日本地名大辞典 46 鹿児島県

⇒旧高旧領取調帳データベース

関連項目

消滅した郡の一覧

先代：
-----行政区の変遷
- 1897年次代：
揖宿郡

表

話

編

歴
薩摩国の郡
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更新日時:2018年6月27日(水)04:16
取得日時:2019/01/21 04:10