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領事事務所(りょうじじむしょ、英: Consular Office、簡体字中国語: ?事?公室[1] / ?事?事?[2]、朝: ???[3])は、在外公館の出先機関として設置されている事務所である。日本の公館については、2014年7月末まで出張駐在官事務所と呼ばれていたが(略称は駐在官事務所)、2014年8月1日付で領事事務所に改称された。但し、在ジョホールバル出張駐在官事務所のみ領事事務所に改称されないまま2014年末に閉鎖された[4][5]。
なお、代理領事事務所
(ドイツ語版)(英: Consular Agency)とは国際法上の地位が異なる。代理領事事務所は、領事関係に関するウィーン条約において総領事館、領事館、副領事館と並ぶ領事機関として第一条1(a)で明確に規定されているが、領事事務所には直接の規定がない[6][7]。2024年1月時点で、日本は世界20都市に領事事務所を設置している[8]。
接受国名称開設
アメリカ合衆国在アンカレジ領事事務所2005年に総領事館より降格
イラク/ クルディスタン在エルビル領事事務所2017年に新設
パラグアイ在エンカルナシオン領事事務所1995年に領事館より降格
ニュージーランド在クライストチャーチ領事事務所遅くとも1978年までに設置
オーストラリア在ケアンズ領事事務所1997年に新設
南アフリカ共和国在ケープタウン領事事務所
加えて、領事事務所または出張駐在官事務所から大使館や総領事館に昇格した在外公館は以下の通りである。
接受国名称開設
カザフスタン在アスタナ出張駐在官事務所2005年に大使館へ昇格(旧首都からの大使館移転)
ナイジェリア在アブジャ出張駐在官事務所2000年に大使館へ昇格(旧首都からの大使館移転)
トルコ在イスタンブール出張駐在官事務所1965年に領事館へ昇格した後、1972年に総領事館へ昇格
ロシア在サハリン出張駐在官事務所2001年に総領事館へ昇格
中華人民共和国在重慶出張駐在官事務所2005年に総領事館へ昇格
フィリピン在セブ領事事務所2021年に総領事館へ昇格