すだ まさみ須田 正己
Japan Expo2007にて
プロフィール
生年月日 (1943-09-16) 1943年9月16日
出身地 日本・埼玉県
没年月日 (2021-08-01) 2021年8月1日(77歳没)
職業アニメーター
キャラクターデザイナー
所属フリーランス
フラリッシュエンタテインメント(提携事務所)
活動期間1967年 - 2021年
ジャンルアニメーション
代表作『科学忍者隊ガッチャマン』
『ハクション大魔王』
『妖怪ウォッチ』
公式サイト須田正己 - 株式会社フラリッシュエンタテインメント
須田 正己(すだ まさみ、1943年9月16日[1][2] - 2021年8月1日)は、日本の男性アニメーター、キャラクターデザイナー[1]。日本アニメーター・演出協会(JAniCA)会員[1]。埼玉県出身[1][3]。 知人から「絵を描く仕事がある」という紹介を受けてタツノコプロに入社するが、アニメのスタッフではなく、制作進行の運転手をさせられたことなどから4か月で退社[1][4]。改めてAプロダクション(現・シンエイ動画)の入社試験を受ける。Aプロダクションで研修を受け、タマ・プロダクションを経てフリーとなる。以降、『紅三四郎』以降本格的に関りを持つタツノコプロや東映アニメーション作品に数多く係わる。研修時代にはまだ新人であった中村英一(元シンエイ動画作画部長)などがいた。 作画技術の評価は非常に高く[5][6]、『科学忍者隊ガッチャマン』では、総監督の鳥海永行が演出する回に指名されて作画を担当することが多かった。湖川友謙が絵において「彼以上に巧い人は見た事ない」と評価している。 30歳の時に自律神経失調症を患って体調を崩したことを契機に徹夜の作業をしないというモットーを貫いており、フリー以後の経歴の中で唯一、東映動画に数年通っていた際も、朝9時起床・夕方17時帰宅を貫き通した[7]。 2016年4月、「NEMOLAND LEGEND AWARD」を受賞したほか[1][2]、2018年に「東京アニメアワードフェスティバル2018」でアニメ功労部門を受賞した[8]。 2020年7月に前立腺癌が見つかり入退院を繰り返し治療に専念していたところ、2021年7月に病状が悪化[9]。 2021年8月1日、自宅にて死去[3][10][11]。77歳没。
人物
参加作品
テレビアニメ
1967年
マッハGoGoGo(動画)[2]
おらぁグズラだど(作画)
1969年
紅三四郎(動画)[8]
ハクション大魔王(作画)[12]
1970年
昆虫物語 みなしごハッチ(原画)[2]
1971年
アニメンタリー 決断(原画・動画)
1972年
科学忍者隊ガッチャマン(原画・動画)[3]
樫の木モック(オープニングアニメーション)
1974年
破裏拳ポリマー(原画・動画)
1975年
宇宙の騎士テッカマン(原画)
タイムボカン(オープニングアニメーション)
1976年
ゴワッパー5 ゴーダム(作画監督)
マグネロボ ガ・キーン(原画)
キャンディ・キャンディ(オープニングアニメーション)
1977年
超人戦隊バラタック(作画監督)
1978年
SF西遊記スタージンガー(キャラクターデザイン[13]・作画監督)
科学忍者隊ガッチャマンII(オープニングアニメーション)
1979年
科学忍者隊ガッチャマンF(作画監督)
ジャン・バルジャン物語(キャラクターデザイン・作画監督)
1980年
がんばれ元気(作画監督)
タイムパトロール隊オタスケマン(原画)
とんでも戦士ムテキング(原画作監)
1981年
ゴールドライタン(オープニングアニメーション)
1982年
パタリロ!(作画監督)
1983年
愛してナイト(オープニングアニメーション)
1984年
北斗の拳(キャラクターデザイン・作画監督)[3]
1988年
魁!!男塾(キャラクターデザイン[14]・作画監督)[2]