須崎公園
Susaki Park
須崎公園の噴水跡。 2021年6月26日
須崎公園(すさきこうえん)は、福岡県福岡市中央区天神5-2にある公園。 福岡市の都心に近い公園で、福岡県立美術館、福岡市民会館が隣接している。野外音楽堂では昭和40年代に多くのミュージシャンが演奏を行ったとされており[1]、現在でも博多どんたくの際にコスプレイベントが行われる[2]等活用されている。 須崎公園は1863年(文久3年)10月に完成した洲崎の台場があった場所にある。この用地は1919年(大正8年)まで監獄として使われていたものを県の斡旋で市が公園用地として譲り受け[4]、通称須崎裏グラウンドとして使用していた[5]。一部は福岡県立女子専門学校として使われており、福岡女子大学になって1951年(昭和26年)に香椎に移転するまで使用していた[6]。 1937年(昭和12年)に女子専門学校が火災に遭って大名(現在の新天町)に移転した際、福岡県が福岡市に女子専門学校跡地を公園用地として無償貸与する覚書を1942年(昭和17年)7月に交わしており、1943年(昭和18年)に都市計画公園に決定した[5]。 第二次世界大戦後、グラウンドに福岡市が224戸の戦災者住宅を建てていたが[7]、隣接する県有地等を買収して市営住宅を建設するなどして1956年(昭和31年)10月から1965年(昭和40年)8月までに立ち退きが完了した。 戦災復興記念事業の一環として1965年(昭和40年)から4年計画で須崎公園の整備が行われ、1967年(昭和42年)4月に500席の観覧席と照明設備、控室を備えた野外音楽堂が完成した。 公園の中心として計画された大噴水は明治百年記念事業の一環として広く市民に呼び掛けてデザインやアイデアを募った。その結果当時九州大学工学部建築学科の学生であった武田正義 大噴水の完成により須崎公園の整備は完了し、同年7月19日に開園式を行った[9]。 その後、1990年頃に改装が行われ、公衆トイレと野外音楽堂が改修されて北西部に広場が作られた。1993年頃には大噴水の周囲のパイプが撤去されている[10]。 建て替え期を迎えた福岡市民会館を継承する施設を整備するため、福岡市は2012年(平成24年)3月に福岡市拠点文化施設基本構想を発表した[11]。
概要
市民会館と合わせて再開発する計画が進んでおり、現在の公園に拠点文化施設を建設して現在の市民会館側に公園を整備する予定になっている[3]。
歴史
第二次世界大戦前
第二次世界大戦後
再整備計画
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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