音孔
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f字孔」あるいは「サウンドホール」とは異なります。
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出典検索?: "音孔" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2012年3月)
Bフラットクラリネット世界各国の横笛・縦笛

音孔(おとあな、おんこう)は、音の高さを変えるために管楽器気鳴楽器)の管の側面に穿たれた孔。トーンホール、指穴(ゆびあな)とも呼ぶ。もともとは「」に分類される原始的な小型木管楽器の側面に開けられた、指で押さえる(ふさぐ)穴のことで、「指孔」「手孔(しゅこう)」とも呼ばれる。和楽器民族楽器に分類される単純なでは、現在でも「指穴」の呼称が一般的である。

現在の西洋音楽の楽器では木管楽器に見られるが、歴史的には現在の金管楽器にあたるリップリードの楽器にも音孔がもうけられていたことがある(ツィンクセルパンオフィクレイドなど)。

音孔は、穴を開け閉めすることによって音高を変化させ、楽曲を演奏することが出来るようにする。篠笛のようにで直接塞ぐこともあれば、ベーム式フルートのように機械式のふた(「キー装置」)を指で操作して塞ぐこともある。

一般に近代以降の西洋音楽では半音階転調に対応できるように木管楽器の機械化がすすめられた。現代の西洋式木管楽器では、数多い穴のほとんどがキー機構で操作され、もはや指で直接押さえる穴のほうが珍しくなっているほどである。このため、現代では「指穴(フィンガーホール)」よりも「音孔(トーンホール)」という名称のほうが一般的に用いられている。
概説
共鳴管の長さと音の高さ

管楽器(気鳴楽器)は、何らかの振動を管に共鳴させることによって音を得る。弦楽器では、発音体の振動が一定の振動数を持っているため、共鳴体ではそれらの様々な高さの音をそのまま共鳴させる仕組みとなっている。しかし管楽器では、発音体の振動が一定の振動数を持たないため、音速と共鳴する管の長さに応じて一定の振動数の振動を得る。従って、音の高さを自由に変えるには、共鳴管の長さを変えなければならない。気柱は、管の2倍(開管の場合)または4倍(閉管の場合: 現在の西洋の管楽器では、クラリネット属だけが相当する)の長さを波長とする音に共鳴する。すなわち、管が短くなれば音は高くなり、長くなれば低くなる。
オカリナの場合

オカリナでも音程を変えるために指で操作する穴を「指穴」と呼ぶ。ただし、他の管楽器と異なり気柱の共鳴を用いているのではない。音速、空洞の体積、開放されている指穴と歌口の面積で共鳴周波数が決定する。詳細についてはオカリナ参照。
音孔の開閉による共鳴管の伸縮

共鳴管の伸縮には、様々な方法があるが、そのなかでももっとも簡単な方法は、管に穴を穿つことによって外気に内気を解放し、孔から先の管を共鳴管となさないようにすることである。この孔を指などを使って閉じれば、再び元の長さを得ることができる。こうして、共鳴管の長さを調節することができるようにしたものが音孔である。
音孔の大きさの理想と制約

理想的には、孔の大きさは管の直径と等しくあるべきである。こうすることによって、内気が完全に外気に解放されるからである。しかしながら、管の直径に等しい孔をあけては指で塞ぐことができない。従って、実際には管の直径よりもかなり小さい孔を穿つことになる。そのため、音の反射の原因となる音響インピーダンスの不整合が十分起らず、開放端としての性質を幾分失うことになる。
原始的木管楽器の音孔「指穴」

音孔が管の太さに対して十分に大きくない場合(つまり、現実の管楽器において)は、同じ所に孔が穿ってあっても、孔が小さければ小さいほど音が低くなる。従って、孔は、理論上の位置よりも若干吹き口に近い位置に穿たれる。古楽器民族楽器和楽器のような単純な木管楽器の音孔は、この原則に基づいて作られている。指で押さえる孔であるから、「指穴」と呼ばれる。
指使いの多様性

孔が小さいと音が低くなるということは、孔よりも先の内気が振動していると言うことであり、(歌口から遠い)管の状態が、音の高さに影響することになる。すなわち、歌口から見て最初に開いた孔よりも先の孔を開閉することによって音の高さを調節できるということになる。たとえば、左が歌口、●が閉じた孔、○が開けた孔であるとして、→●●●○○○→●●●○●○

では、下の方がいくらか低い音が出ることになる。一方、孔が小さいと音が低くなるならば、開く孔の大きさを指で調節すれば、完全に開いた状態よりも低い音を出すことができることになる。このようにして、孔の数よりも多くの音を出すことができる。

また、音孔は、以上とは全く別の用途として、オーバーブローを出しやすくするために開くことがある。リコーダー等で見られる、左手親指孔をわずかに開くなどは、この目的である。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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