鞠夫シリーズ
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人形はこたつで推理する
著者我孫子武丸
イラスト伊藤正道
発行日1990年8月25日
発行元角川書店
ジャンルユーモアミステリー
青春ミステリー
日本
言語日本語
形態ノベルズ
ページ数237
次作人形は遠足で推理する
コードISBN 978-4-04-782201-6
ISBN 978-4-06-185976-0(文庫)

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鞠夫シリーズ[1][注 1](まりおシリーズ)は、我孫子武丸による推理小説のシリーズ。幼稚園教諭[注 2]妹尾睦月と、腹話術師朝永嘉夫、その操る人形にして自我を持つ鞠小路鞠夫を中心に描く。シリーズ1作目の『人形はこたつで推理する』は漫画化された。我孫子自身は『人形はこたつで推理する』を、自身初の短編小説集としている[4]


目次

1 概要

2 あらすじ

2.1 人形はこたつで推理する

2.2 人形は遠足で推理する

2.3 人形は眠れない

2.4 人形はライブハウスで推理する


3 登場人物

3.1 主要人物

3.2 めぐみ幼稚園

3.3 人形はこたつで推理する

3.3.1 人形はテントで推理する

3.3.2 人形は劇場で推理する

3.3.3 人形をなくした腹話術師


3.4 人形は遠足で推理する

3.5 人形は眠れない

3.5.1 鞠夫誕生秘話


3.6 人形はライブハウスで推理する

3.6.1 人形はライブハウスで推理する

3.6.2 ママは空に消える

3.6.3 ゲーム好きの死体

3.6.4 人形は楽屋で推理する

3.6.5 腹話術師志願

3.6.6 夏の記憶



4 漫画

5 書誌情報

6 評価

7 脚注

7.1 注釈

7.2 出典


8 関連項目


概要

シリーズ1作目『人形はこたつで推理する』が『野性時代』で1990年5月号から1990年8月号にかけて連載され、角川書店よりカドカワノベルズレーベルで単行本化、シリーズ2作目『人形は遠足で推理する』、シリーズ3作目『人形は眠れない』がカドカワノベルズレーベルで書き下ろしとして単行本化、後に3作が講談社より講談社文庫レーベルで文庫化された。シリーズ3作目『人形は眠れない』講談社文庫版後書きにてシリーズの一旦の一区切りである旨が告知された[5]

期間をおいて『メフィスト』1998年10月号より連載、書き下ろしの「腹話術師志願」追加の上『人形はライブハウスで推理する』として、講談社ノベルズレーベルで単行本化、従来のシリーズ文庫版同様、講談社文庫レーベルで文庫化された。本編の他、推理小説の一読者として鞠夫シリーズを注目していた腹話術師いっこく堂との対談も収録された。講談社文庫版あとがきでは完結ではない旨が告知された。
あらすじ
人形はこたつで推理する
人形はこたつで推理する
12月20日、クリスマスイベントの一環として妹尾の勤務するめぐみ幼稚園で園長の縁を通じて腹話術師を招き、腹話術の劇が行われた。腹話術師の名は朝永嘉夫。無事に朝永の芝居が終わり、朝永が帰宅後、妹尾は朝永の自宅を園長に尋ねた。お礼の言葉を述べるためだ。園長から朝永の自宅を聞き出し、朝永の自宅を尋ねた妹尾は、朝永の芝居に関する感想を話し始めた。話の途中、朝永が手にしていた人形が相槌を打ち始めた。妹尾は、朝永が腹話術の芝居を始め、返してくれたものだと思ったが、朝永の様子から次第に人形が独りでに喋り、朝永が動揺している状況であることを理解する。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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