鞆鉄道株式会社
TOMOTETSUDOU CO.,LTD.
種類株式会社
略称トモテツ
本社所在地 日本
〒720-0835
広島県福山市佐波町197番地1
設立1910年(明治43年)11月18日(鞆軽便鉄道)
業種陸運業
法人番号5240001032914
鞆鉄道株式会社(ともてつどう、通称トモテツバス、英: TOMOTETSUDOU CO., LTD.)は、広島県東部の沼隈半島を中心としたエリアを中心に営業するバス会社である。福山駅と鞆港とを結ぶ鉄道に起源をもつ会社であるが、1954年の鉄道路線廃止によりバス事業専業となりトモテツグループの中核企業として現在に至る。本社は広島県福山市佐波町197番地1。
祖業である鉄道路線についての詳細は鞆鉄道線の記事を参照。 詳細な運行案内は#外部リンクの鞆鉄道サイトを参照。<>内は共同運行会社。 一般路線バスのエリアは、福山市の福山駅・松永駅を中心とし、景勝地鞆の浦と結ぶかつての鉄道線を継承する路線のほか、沼隈半島の一帯および、内海大橋を経由して、沼隈半島の南側の島嶼部に路線を持つ。その他、松永北部、北東部にも路線が伸びており一部は尾道市中心部・浦崎地区に達する。なお、現在は三原市で2路線を運行しているが、こちらは独立したエリアとなっている。以下に主要な運行区間を示す(正確な情報は外部リンクの鞆鉄道サイトを参照)。
沿革
1910年11月18日 - 鞆軽便鉄道を設立。
1913年11月17日 - 鉄道線が開業。軌間762mm(非電化)。ラッキョ汽車と呼ばれた。
1926年12月19日 - 鞆鉄道に社名変更。
1927年2月 - 鞆町内でバス事業を開始[1]。
1928年7月 - 福山町-省線福山間連絡バス運行開始[1]。
1935年10月 - ライオンバス、ユニオンバスの自動車部門買収[1]。
1943年5月 - 笠井、門田両自動車商会を買収[1]。
1950年5月 - 貸切バス事業免許取得[1]。
1950年9月 - トラック運送事業免許取得[1]。
1951年1月 - 尾道、三原両市営バスとの相互乗入れ開始[1]。
1954年3月1日 - 鉄道線の福山 - 鞆間を全線廃止。バス専業となる。線路跡は広島県へ無償で寄付、道路拡幅用地として活用される。
1994年3月21日 - 福山 - 広島間に「ローズライナー」を中国バス・井笠鉄道・広島交通と共同運行で運行開始(後に中国JRバスが参入)。
1996年3月18日 - 尾道 - 広島間に「おのみちうずしおロマン号」を芸陽バスと共同運行で運行開始(現在廃止)。
1999年5月2日 - 福山 - 今治間に「しまなみライナー」を中国バス・瀬戸内運輸・瀬戸内しまなみリーディングとの共同運行で運行開始。
2004年4月15日 - 従業員から56歳以上のバス運転手に対する賃金30%減額を内容とする労働協約が無効だと訴えられていた裁判に対し、広島高等裁判所が無効との判決を下す(鞆鉄道事件)。
2006年3月21日 - 中国バスより福地線を譲受(三原市交通局と共運)。
2007年3月31日 - 尾道高校線を廃止。
2007年4月1日 - 三原市交通局より深線を譲受(中国バス・芸陽バスと共同運行)。福地線は鞆鉄道単独運行となる。
2008年1月26日 - 福山市内循環線へPASPYを導入。
2008年10月25日 - 鞆線・新川線・明王台線にPASPYを導入[2]。
2008年12月20日 - PASPYを尾道線・福大線へ導入。
2009年2月21日 - PASPYを新設された市内ループ線(まわローズ)へ導入。
2009年8月8日 - PASPYを沼南線、箱崎線、三原線に導入。
2009年9月12日 - PASPYを小原線、三成線、東村線、如水館に導入。
2009年10月21日 - PASPYを広島空港リムジン線に導入。
各営業所(車庫)の所在地
福山営業所
広島県福山市佐波町197番地1
福山営業所鞆の浦車庫
広島県福山市鞆町後地531-1
ともてつバスセンター((株)グローバル)
広島県福山市鞆町鞆416番地
鞆の浦観光情報センターを兼ねる。鞆の浦一帯はみなとオアシスに指定されていて、同センターはみなとオアシス潮待ちの港鞆の浦を構成する施設の一である。
松永営業所
広島県福山市今津町3丁目8番2号
2012年11月19日をもって廃止。跡地はザグザグ松永店となった。
窓口業務及びバスの折り返し駐待機は隣接地(福山市今津町3丁目4番14号)で継続。
新川営業所
広島県福山市沼隈町大字草深2785番地10
三原営業所
広島県三原市本郷町船木1543-2
路線
高速バス
しまなみライナー(福山 - 今治)<中国バス、瀬戸内しまなみリーディング、瀬戸内運輸>
ローズライナー(福山 - 広島)<中国バス、広島交通>
エアポートリムジン(福山駅前 - 広島空港)<中国バス>
高速バス廃止路線
尾道・松永・福山 - 東京(浜松町・品川)線 <京浜急行電鉄(当時)>
阪神・淡路大震災により寝台特急列車も運休を余儀なくされ、代替の交通手段が必要となったため、急遽、臨時高速バスが設定。鉄道が復旧するまで運行された。
尼崎 - 福山線(阪神尼崎駅 - 福山・鞆の浦)
当初尾道駅が起終点であったが、後に鞆の浦に変更された。
おのみちうずしおロマン号(内海・沼隈・松永・尾道 - 広島)<芸陽バス>
詳細はフラワーライナーを参照。
エアポートリムジン(福山駅前 - 備後赤坂駅前 - 広島空港)<中国バス>
空港開港当初は広尾経由便とともに運行されていた。
一般