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「青」のその他の用法については「青 (曖昧さ回避)」をご覧ください。

「蒼」はこの項目へ転送されています。Eve×Souのアルバムについては「蒼 (アルバム)」をご覧ください。
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あお 
16進表記#0067C0
RGB(0, 103, 192)
マンセル値10B 4/14
出典JIS慣用色名

ブルー
blue 
16進表記#0040FF
RGB(0, 64, 255)
HSV(225°, 100%, 100%)
表示されている色は一例です
青いシャウエンの青い建物(モロッコ青い地球

色名一覧
 
 
 
 
 JIS

青(あお、、蒼、碧)は基本色名のひとつで、晴れたの色やの色、瑠璃のようなの総称である。青は英語のblue、外来語のブルーに相当する。寒色のひとつ。また、光の三原色のひとつも青と呼ばれる。青色(セイショク、あおいろ)は同義語

国際照明委員会 (CIE) は435.8nm の波長をRGB表色系において青 (B) と規定している。

「あお」は緑色などの寒色全体を指して用いられることがあり、このように青と緑が明確に分節されてこなかった言語は世界に例が多い。「緑#緑をさす「青」」も参照
色名としての青ツユクサの花
青の染料がとれる

水色(JIS慣用色名
 マンセル値6B 8/4

紺色(JIS慣用色名
 マンセル値6PB 2.5/4

群青色(JIS慣用色名
 マンセル値7.5PB 3.5/11

青という基本色名は、その他多くの固有色名を総称として含んでいる。たとえば、水色(みずいろ)・空色(そらいろ)と呼ばれるような明度が高く彩度の低い、淡い色合いのもの、紺色(こんいろ)や藍色(あいいろ)、群青色(ぐんじょういろ)などの明度が低い、濃い色合いのものなどが青に含まれる。空の色には「空色」という固有色名があるにもかかわらず、「青空」と呼ぶことなどが良い例である。

現代の青に相当する色として、日本では伝統的には(あい)や(はなだ)を用いてきた。これは、日本において青を表現するための染料が古来はツユクサであり、その色を花色と呼んだことに由来すると思われる。後には染料としてアイが用いられるようになり、藍や縹が青系統の色を表す総称として定着した。しかし、これらの色名も現在は基本的に青と総称するようになり、藍や縹は固有色名としての性格が強くなっている。

日本語の「青春」「青葉」「青信号」と同じく、現代の中国語でも、「青」という字は「緑」と同義語である[1]青菜(チンツァイ)、青草(チンツァオ)、青椒(チンジャオ)など)。そして、ブルーを「藍」、グリーンを「緑」、インディゴを「.mw-parser-output .jis2004font{font-family:"源ノ角ゴシック JP Normal","源ノ角ゴシック JP","Source Han Sans Normal","Source Han Sans","NotoSansJP-DemiLight","Noto Sans CJK JP DemiLight","ヒラギノ角ゴ ProN W3","ヒラギノ角ゴ ProN","Hiragino Kaku Gothic ProN","メイリオ",Meiryo,"新ゴ Pr6N R","A-OTF 新ゴ Pr6N R","小塚ゴシック Pr6N M","IPAexゴシック","Takaoゴシック","XANO明朝U32","XANO明朝","和田研中丸ゴシック2004絵文字","和田研中丸ゴシック2004ARIB","和田研中丸ゴシック2004P4","和田研細丸ゴシック2004絵文字","和田研細丸ゴシック2004ARIB","和田研細丸ゴシック2004P4","和田研細丸ゴシックProN",YOzFont04,"IPA Pゴシック","Yu Gothic UI","Meiryo UI","MS Pゴシック";font-feature-settings:"jp04"1}?」と表記して区別する。でも、「青色」はシアンの意味。用法例:「酷普i青信号)」「藍天(青空)」[2]「蔚藍的大海(青々とした海)」(例外として、「青天」だけは、緑空ではなく青空のことを指す)
「青」の字以外の「あお」

「あお」と訓じられる漢字としておよび碧もある。これらもまた総称としての青の範疇であるが、「青」よりも固有色名としての性格が強い。

蒼は、干した青草のような色、生気の無い青色を指し、不透明、くすんだ青色を意味する。「蒼蒼」は、あおあおとしたさま、草木などの茂るさまを指す[3]。中国では、蒼を時々使う場合は曇り空、遠山のようなくすんだ青色もしくは灰色を指し、例えば蒼茫的天空、遠山蒼蒼という表現[4]や、アオサギのように体毛が灰色の動物の名前に使われる場合がある。この点で「青」「碧」「藍」とは区別される。 ウィクショナリーには、蒼の項目があります。

青緑(JIS慣用色名
 マンセル値7.5BG 5/12

一方、碧は、青く澄んで見える石、青色の美しい石の意味があり、碧空、碧海などの言葉もあるように美しいものを表す色としてよく使われる。青色ないし緑色を表す。また無色の奥から浮き出す青緑色とある[5]。碧は「みどり」とも読む。その場合、「青」よりもさらに緑色に近い色であることを強調して用いるケースが多い。色合いとしては「青緑」に近く、「青」に含まれるが「蒼」や「藍」とは確かに区別される。中国では、特に玉石の色を指す[6]。また日本でも、色ではなく宝石を意味する漢字としても使われている。
やまと言葉の「あお」

日本語の「あお(あを)」の推測の域を出るような語源は詳らかでないが、「しろ」(顕色)・「くろ」(暗色)・「あか」(明色)とともに色を表す語として古くから用いられてきたものである。しかし古代においてこれは、現在の青色・緑色・紫色・灰色のような非常に広い範囲の色を総称して(漠色)用いられていたと考えられている[7][8]。現代でもいくつかの語にそうした影響が残っており、特に緑色をさす「青」の用法は広く見られる。

また、各地方言で「あを」は黄色まで指していたとされ、『大日本方言辞典』によれば、青森・新潟・岐阜・福岡・沖縄といった地方では、青は黄も意味した。

このようなことから、日本語の青を表す言葉の色度範囲は?青緑?青?青紫まで幅が広いほか、一部「くろ」(暗色)と重複する(『青毛の馬』など)。

片山龍峯が考察した一説として、日本語のアオは「アフ=会う・合う」、または、その連用形の「アヒ=間(隣合うの意)」と関連した語であり、アイヌ語のアフ(会)の他界観とも関連するものと捉えられている。


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