青春ブタ野郎シリーズ
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この項目では、鴨志田一によるライトノベルについて説明しています。このライトノベルを原作としたアニメについては「青春ブタ野郎シリーズ (アニメ)」をご覧ください。

「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」はこの項目へ転送されています。同名のTVアニメについては「青春ブタ野郎シリーズ (アニメ)」をご覧ください。

「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」と「青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない」と「青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない」はこの項目へ転送されています。同名の劇場アニメについては「青春ブタ野郎シリーズ (アニメ)#劇場アニメ」をご覧ください。

青春ブタ野郎シリーズ
ジャンル青春[1]SF[1]ラブコメ[1]ファンタジー[2]
小説
著者鴨志田一
イラスト溝口ケージ
出版社KADOKAWA
レーベル電撃文庫
刊行期間2014年4月10日 -
巻数既刊13巻(2023年7月現在)
漫画:青春ブタ野郎は
バニーガール先輩の夢を見ない
原作・原案など鴨志田一
作画七宮つぐ実
出版社KADOKAWA
掲載誌電撃G'sコミック
レーベル電撃コミックスNEXT
発表号2016年1月号 - 2018年10月号
巻数全2巻
漫画:青春ブタ野郎は
プチデビル後輩の夢を見ない
原作・原案など鴨志田一
作画浅草九十九
出版社KADOKAWA
掲載誌電撃G'sコミック
レーベル電撃コミックスNEXT
発表号2018年5月号 - 2019年2月号
巻数全2巻
漫画:青春ブタ野郎は
ロジカルウィッチの夢を見ない
原作・原案など鴨志田一
作画秋奈つかこ
出版社KADOKAWA
掲載サイトComicWalker
レーベル電撃コミックスNEXT
発表期間2020年8月1日 - 2022年5月19日
巻数全2巻
漫画:青春ブタ野郎は
おるすばん妹の夢を見ない
原作・原案など鴨志田一
作画吉辺あくろ
出版社KADOKAWA
掲載サイトG'sチャンネル
レーベル電撃コミックスNEXT
発表期間2023年4月30日 -
巻数既刊1巻(2023年11月現在)
漫画:青春ブタ野郎は
ゆめみる少女の夢を見ない
原作・原案など鴨志田一
作画えらんと
出版社KADOKAWA
掲載サイトG'sチャンネル
レーベル電撃コミックスNEXT
発表期間2023年4月30日 -
巻数既刊2巻(2024年3月現在)
漫画:青春ブタ野郎は
シスコンアイドルの夢を見ない
原作・原案など鴨志田一
作画宮崎順
出版社KADOKAWA
掲載サイトG'sチャンネル
発表期間2023年12月25日 -
テンプレート - ノート
プロジェクトライトノベル漫画
ポータル文学漫画

青春ブタ野郎シリーズ(せいしゅんブタやろうシリーズ)は、鴨志田一による日本ライトノベルイラスト溝口ケージ[注 1]。略称は「青ブタ」(あおぶた)[3]

2014年4月からKADOKAWA電撃文庫より既刊13巻(2023年7月現在)が刊行されている。2024年4月時点で累発行計部数は300万部を突破している[4]。『このライトノベルがすごい!』文庫部門では2020年版で5位を獲得している[5]
概要

作中で思春期症候群と呼称される超常現象に巻き込まれた男女の話が書かれており、シリーズ作品ではあるが、基本的にひとつの巻でひとりのキャラクターとその人物がかかえる心理的な問題に焦点が絞られている。「(場の)空気」という言葉がキーワードとしてよく現れる。

主人公である梓川咲太が高校生である第1巻から第9巻までは「高校生編」、大学生になった第10巻以降は「大学生編」と呼称されている[6]。実際には各巻のタイトルには「第○巻」の表記はついておらず、公式サイトなどでは基本的に1冊ごとに「(シリーズ)第○弾」として表記されているが、「第○巻」の表記も混在している。以下便宜上「第○巻」として表記する。
あらすじ
青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない(第1巻)

高校2年生の梓川咲太は同じ高校の先輩であり、女優として有名な桜島麻衣がバニーガール姿で図書館にいるのを目撃する。だが咲太以外の図書館の利用客には彼女の姿が認識できていない。これは都市伝説として知られる思春期症候群の一種であり、彼女が女優業を休業し、学校でも孤立して空気のような存在を演じていたためと咲太は考える。この状態を解消するには、本来麻衣がやりたがっている女優の仕事を再開すればいいと咲太は麻衣に言うが、麻衣を認識できない人間はどんどん増えていき、咲太さえも麻衣のことを忘れてしまう。だが、麻衣の存在を思い出した咲太は校庭から校舎の全生徒に向かって、大声で麻衣が好きだと告白をしたことで、全校生徒が麻衣の存在を再び認識できるようになった。やがて咲太は麻衣と交際を始め、麻衣の芸能界復帰も決まる。
青春ブタ野郎はプチデビル後輩の夢を見ない(第2巻)

麻衣と交際を始めた翌日、タイムスリップしたように日付が昨日に戻り、咲太以外の皆はそれに気づかない。だが高校の後輩・古賀朋絵だけは咲太と同じく、世界が同じ日を繰り返していることに気づいていたことがわかる。朋絵は自分の友人関係を守るため先輩から告白されることを回避しようとして、それが成功するまで同じ日を繰り返すという思春期症候群を起こしていた。告白回避のため、咲太と朋絵は嘘の恋人関係を演じることになるが、朋絵は次第に咲太に対して本当に恋心を抱く。本心では別れたくない朋絵が再び思春期症候群を発症して、嘘の恋人を演じる最後の日が繰り返される。だが朋絵が咲太に本気の告白をして振られることで、時間は麻衣と交際を始める前日に戻り、思春期症候群は解決した。
青春ブタ野郎はロジカルウィッチの夢を見ない(第3巻)

咲太は、友人である双葉理央がふたりに増えるという思春期症候群を発症していることを知る。理央の数少ない友人である咲太と国見佑真にはふたりとも彼女ができ、理央はひとりになってしまうという不安から、誰かにかまってほしくてSNSに官能的な自撮りをあげており、その理央と、そんなことを許さない理央の二つの存在に分裂したのだった。咲太、佑真と海岸で遊んで夜を明かし、自分が孤独ではないと知った片方の理央だったが、その理央がいれば自分はいらないと考えたもう片方の理央は失踪してしまう。しかし、必死で自分を探しに来た咲太の言葉に気持ちを変えられた理央は、もうひとりの自分と気持ちを同じにすることで、ひとつの存在に戻った。
青春ブタ野郎はシスコンアイドルの夢を見ない(第4巻)

二学期の初日、咲太は麻衣および豊浜のどかに出会う。のどかは麻衣の異母妹である売り出し中アイドルだが、麻衣とのどかの外見が入れ替わる現象が起こっていた。しばらく麻衣はのどかとして、のどかは麻衣として生活をすることになるが、その中でふたりは大喧嘩をしてしまう。のどかは、麻衣として自分が経験したCM撮影や、麻衣がのどかとして行ったライブでの様子を経験して、自分と麻衣との実力差を痛感し、自暴自棄になる。そんなのどかに、咲太は麻衣の“宝物”を見せる。それは幼い頃から大切に保管されていた、のどかから麻衣宛ての何通もの手紙だった。そして麻衣との仲直りを経て、自分は麻衣のようにならなくてもいいことをのどかが悟った瞬間、思春期症候群は解決し、ふたりの体は元に戻った。
青春ブタ野郎はおるすばん妹の夢を見ない(第5巻)

咲太の妹・梓川かえでは自分の引きこもりと不登校を解消するため、最終的に「学校に行く」という項目がある「今年の目標」を咲太に掲げ、麻衣やのどかの協力も得て、電話や外出などの練習を始める。その後麻衣たちは、2年前以前の記憶がかえでにないことを知る。2年前、咲太の妹・梓川花楓はいじめが原因で解離性障害と思春期症候群を発症、それまでの記憶を消去して花楓の中に新たな人格を形成していた。一方で、学校にいこうとするもストレスによる体調不良と思春期症候群に苦しめられていたかえでだが、咲太により夜の学校に連れて行かれて「今年の目標」を達成する。だが、翌朝目を覚ましたのは“花楓”だった。かえでを失ったどうしようもない気持ちを叫ぶ咲太の前に現れたのは牧之原翔子。彼女は2年前、花楓をいじめや思春期症候群から救えず自責の念に駆られていた咲太の前に現れ、彼の心を救った少女だった。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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