青のオーケストラ
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青のオーケストラ
ジャンル
音楽漫画オーケストラ
青春漫画
漫画
作者阿久井真
出版社小学館
掲載サイトマンガワン(MO)
裏サンデー(US)
レーベル裏少年サンデーコミックス
発表期間MO:2017年4月25日[1][注 1] -
US:2017年5月2日[2] -
巻数既刊11巻(2023年3月31日現在)
アニメ
原作阿久井真
監督岸誠二
シリーズ構成柿原優子
脚本柿原優子
キャラクターデザイン森田和明
音楽小瀬村晶、栗原悠希、栗山晃一
アニメーション制作日本アニメーション
製作NHKNHKエンタープライズ
日本アニメーション
放送局NHK Eテレ
放送期間第1期:2023年4月9日 - 10月8日
話数第1期:全24話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『青のオーケストラ』(あおのオーケストラ)は、阿久井真による日本漫画作品。元天才ヴァイオリニストの少年を描くアンサンブル青春コミック[3]。漫画雑誌アプリマンガワン』(小学館)にて2017年4月25日より[1][注 1]ウェブコミック配信サイト裏サンデー』(同社)にて同年5月2日よりそれぞれ連載を開始[2]。作者である阿久井真が産休および育休期間に入って以降は不定期更新となっている。

阿久井担当の出版社員が千葉県立幕張総合高等学校シンフォニックオーケストラ部出身だったことから、同部への取材をもとに描かれている[4][5][6]

音楽好きの若年層を中心に話題を集め[6]、『マンガワン』の看板作品[7]・代表作[8]とされることもある。2021年8月時点で累計発行部数は300万部を突破している[9]

2023年1月、第68回「小学館漫画賞」少年向け部門を受賞[10]
あらすじ

かつてヴァイオリンのコンクールで数々の成績を収めていた少年・青野一は家庭の事情もあってヴァイオリンを止めていたが、ふとした切っ掛けで秋音律子と出会い一度はやめたヴァイオリンを再び弾き始める。その後2人は進学先の高校でオーケストラ部に入るが、そこでコンクールでトップの成績を収めていた佐伯直と邂逅しヴァイオリンの腕を競うことになる。
登場人物

声の項および演奏の項は、それぞれテレビアニメ版における声優と演奏キャスト。
青野 一(あおの はじめ)
声 - 千葉翔也鈴代紗弓 / 演奏 - 東亮汰[11].mw-parser-output .scope-of-sources>.ref1:hover~.source1,.mw-parser-output .scope-of-sources>.ref2:hover~.source2,.mw-parser-output .scope-of-sources>.ref3:hover~.source3,.mw-parser-output .scope-of-sources>.ref4:hover~.source4,.mw-parser-output .scope-of-sources>.ref5:hover~.source5,.mw-parser-output .scope-of-sources>.ref6:hover~.source6,.mw-parser-output .scope-of-sources>.ref7:hover~.source7{background-color:#ffe1ff}.mw-parser-output .scope-of-sources>.text1:hover,.mw-parser-output .scope-of-sources>.text2:hover,.mw-parser-output .scope-of-sources>.text3:hover,.mw-parser-output .scope-of-sources>.text4:hover,.mw-parser-output .scope-of-sources>.text5:hover,.mw-parser-output .scope-of-sources>.text6:hover,.mw-parser-output .scope-of-sources>.text7:hover{border-bottom:dashed 1px}本作の主人公。1stヴァイオリン。1年生。1月1日生まれ。松戸市在住[12]。ヴァイオリニストである父・龍仁(声 - 置鮎龍太郎 / 演奏 - ヒラリー・ハーン[11])の手解きを受け、小学生から中学生のころに各種コンクールでトップ成績を収めた。しかし父の不倫スキャンダルに衝撃を受け、父に纏わる全てを拒絶してヴァイオリン演奏を止めてしまう。それ以来無気力に人生を送っていた。「なるべく遠くにある公立の高校」を希望し、担任教師・武田の薦めで千葉県立海幕高校への進学を決意。そんな最中体育の授業中の怪我で訪れた保健室でヴァイオリンの練習をしていた秋音と出会い、その姿に触発されて約1年ぶりに再びヴァイオリンを手に取る。秋音と一緒に海幕高校へ進学するとオーケストラ部に入部し、そこで自分と入れ替わりの格好でコンクールを総なめにした佐伯を初めて目の当たりにして、自身の音楽への情熱が再燃する。幼少期から習っていたヴァイオリンの技量は高く、一年のブランクで少し陰りが出ていたが現在は復調している。体育は全く苦手で、勉強もそれほど得意ではないが、秋音のヴァイオリンの基礎練習に付き合う代わりに、高校入試では彼女のサポートの元、猛勉強して一般入試で海幕高校に合格する。彼曰く「(父親が)離婚して出てった」以降は、母と共に暮らしているが、何故か姓名は変えていない。兄弟である佐伯とは一度喧嘩したことで完全に和解しており、父親なんて関係なく自分達は自分達だと互いを認め合えるようになった。以降は互いにライバルとして負けられないと切磋琢磨する間柄になる。合唱部と合同でのクリスマスコンサートを終えて新年を迎えた際にサッパリしようと髪を切る。
佐伯 直(さえき なお)
声 - 土屋神葉[11]石見舞菜香(幼少期)[13] / 演奏 - 尾張拓登[11]青野のライバルにして異母兄弟。1stヴァイオリン。1年生。2月6日生まれ。12歳のころまでドイツに住んでいた帰国子女。そのため日本語の読み書きが苦手で中学時代にはクラスで浮いていた。高校でも補習時は青野から漢字に平仮名を振ってもらう。勉強と運動が苦手なのは青野と同じで、兄弟の共通点にもなっている。4歳からヴァイオリンを始め帰国後、いきなりコンクールで優等の成績を収める。推薦入試で海幕高校に入学するとオーケストラ部に入り、入部テストで青野とアンサンブルで競演。以後同じ第1ヴァイオリンのパートで互いの技量を競う。実の母親はソプラノ歌手で、青野の父と交際していたことがマスコミに嗅ぎ付けられて不倫報道となり、青野家の崩壊に繋がっている。祖父が死んだあと日本へ引っ越し、実母方の祖母と共に暮らしつつ何時か兄弟と出会えたらいいなと考えていた最中にこの報道があり、自分の存在が全てを壊したんだと思い込み自己否定的な複雑な感情を抱くことになる。青野と高校で初めて出会ったときに自分の素性を打ち明けようと考えていたが、踏ん切りが付かず中々告白できずにいた。青野の母が倒れて入院した一連の出来事の最中にようやく打ち明けられ、本音をぶつけ合って喧嘩したことで心の底から互いを認め合えるようになった。
秋音 律子(あきね りつこ)
声 - 加隈亜衣 / 演奏 - 山田友里恵[11]本作のヒロイン。青野の友人。2ndヴァイオリン。1年生。9月23日生まれ。松戸市在住[12]。成績優秀で運動神経抜群。心優しく、正義感が強くて曲がったことが嫌い。男子からの人気も高い様だが、本人的には未だ色気より食い気が勝っている。中学時代、親友の小桜がいじめで転校したことで加害生徒に手をあげ、クラス内で孤立。保健室登校になっていた。同じころにヴァイオリンを弾き始めたことで青野と知り合い、共に海幕高校へ進学。入学直後に、所持を始めたばかりの青野の携帯電話に宛先を初登録し、(彼からの視点で)「記念すべき友達1人目」と認識している。青野の的確な指導に加え、人並み外れた練習量と青野も驚くほどの耳の良さで短期間のうちに技量を磨いていく。実母は既に亡く、実父は海外で単身赴任しているため、再婚相手で新聞社勤務の継母・司と暮らす。母子仲はとても良い。心が強く逆境でも折れずに目標へとまっすぐ向かう姿勢、下手でも物おじせず好きなものは好きだといつも楽しそうにヴァイオリンを弾く姿が青野に強烈な刺激を与え再起を促した。その後も彼女の行動は青野に大なり小なり常に影響を与えている。継母の誕生日会を青野と二人で準備して開いた日の夜、別れ際に青野の頬に衝動的にキスをしてしまい自分の抱いていた気持ちに気付く。


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