青い森鉄道
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この項目では、鉄道事業者について説明しています。この事業者が旅客運送を行っている鉄道路線については「青い森鉄道線」をご覧ください。

青い森鉄道株式会社
Aoimori Railway Company
本社
種類株式会社
略称青鉄(あおてつ)、青い森
本社所在地 日本
038-8550
青森県青森市篠田1丁目6番2号
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯40度49分36.9秒 東経140度43分54.7秒 / 北緯40.826917度 東経140.731861度 / 40.826917; 140.731861座標: 北緯40度49分36.9秒 東経140度43分54.7秒 / 北緯40.826917度 東経140.731861度 / 40.826917; 140.731861
設立2001年平成13年)5月25日
業種陸運業
法人番号1420001005401
事業内容旅客鉄道事業 他
代表者代表取締役社長 千葉耕悦
資本金29億円(2022年3月31日現在)[1]
発行済株式総数普通株式 5万7000株
優先株式 1000株
(2022年3月31日現在)[1]
売上高53億4907万3000円
(2022年3月期)[1]
営業利益3857万6000円
(2022年3月期)[1]
経常利益3027万7000円
(2022年3月期)[1]
純利益331万4000円
(2022年3月期)[1]
純資産27億3282万2000円
(2022年3月31日現在)[1]
総資産45億9614万3000円
(2022年3月31日現在)[1]
従業員数332名(プロパー社員215名、JR出向者等76名、契約社員等41名 2022年4月現在)
決算期3月31日
会計監査人青森監査法人
主要株主.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul{line-height:inherit;list-style:none none;margin:0;padding-left:0}.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol li,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul li{margin-bottom:0}

青森県 68.80%

青森市 7.63%

八戸市 6.52%

日本貨物鉄道 3.45%

東京中小企業投資育成 1.72%

(2019年3月31日現在)[2]

外部リンクaoimorirailway.com
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青い森鉄道株式会社(あおいもりてつどう)は、青森県青森市篠田1丁目に本社を置く、第三セクター方式の鉄道事業者である。
概要

2002年12月1日東北新幹線盛岡 - 八戸間および2010年12月4日の同新幹線八戸 - 新青森開業に伴い並行在来線として東日本旅客鉄道(JR東日本)から経営分離されることとなった東北本線盛岡 - 青森間のうち、青森県内の部分を青い森鉄道線として運営する。なお、岩手県内の部分はIGRいわて銀河鉄道が運営する。

線路などの施設は青森県が第三種鉄道事業者として保有し、青い森鉄道は第二種鉄道事業者としてその線路を使用して鉄道事業を営む「上下分離方式」を日本の第三セクター鉄道で初めて採用した。

日本国有鉄道・JRから運営を引き継いだ第三セクター鉄道会社としては唯一、日本民営鉄道協会に加盟している。

開業当初は本社を八戸市に置いていたが、東北新幹線全線開業を控えた2010年10月7日に本社を青森市に移転した[3]

開業当時は赤字が予想されていたが、青森県と協力して利用者増加や収支改善に努めたことで、2017年度から2020年の新型コロナウイルス流行までの間、青森県に支払う線路使用料を満額支払った上での完全黒字化を達成している。

特に近年、駅数の多い青森市内区間を中心に、利用者が順調に増加している。2011年度は6,794人[4]だった青森市内各駅の1日平均乗降客数合計値は、2017年度には11,654人[5]へと、約72%増加した。これは、需要に即した増便や駅の新設・移設、駅近くへの県立高校の移転などを青森県と連携して行った結果であり、全国的に利用者減少に悩む路線が多い中でその経営手腕が注目されている。今後も、青森駅筒井駅間にある青森操車場跡地の青い森セントラルパークには、新駅(2025年頃開業予定、予想1日平均乗車人員1,392人)及びアリーナ(2024年度完成予定)[6]の設置が計画されており、更なる利用増加が期待されている。

かつては、青森県に支払う線路使用料で1年間で16億円程度の赤字が見込まれていたが、国の支援で青い森鉄道の負担額が1年間で約6億円になり、また経営状況に応じ減免措置を受けるなどして、2012年度は黒字に転じた。だが、青い森鉄道線を経由していた寝台特急「北斗星」が、2015年3月13日をもって定期運行が終了し、臨時列車としても同年8月22日で運行が終了。さらに2016年3月20日には臨時寝台特急「カシオペア」も運行が終了したため、運賃・特急料金収入が無くなり、経営が厳しくなることが予想されていた[7][8][9]。しかし、2015年の北海道新幹線開業後は日本貨物鉄道(JR貨物)の青森地区での機関車交換に関連する業務の受託による収入が年間5、6億円程度発生したため、2017年度決算では線路使用料を満額支払った上で黒字を達成している[10]

2015年7月に公表した第14期事業報告の中では、収入増加に向けた取組みとして、寝台特急廃止などの経営環境の変化に対応するため、これまで以上に県や沿線自治体、さらには他の鉄道会社などとの連携を強化し、増収が見込まれる商品に特化して重点的な対策を講じるとした[11]。2014年度からは青森県が企画した産直列車体験ツアー「あおてつマルシェ」を開催[12]。2016年1月-2月には「星野リゾート 青森屋」宿泊者のみを対象に、青い森鉄道の車両を貸し切った列車「酒のあで雪見列車」が運行された[13][14]
沿革

1990年平成2年)12月24日整備新幹線着工等についての政府・与党申し合わせ。「建設着工区間の並行在来線は、新幹線開業時にJRから経営分離することを事前に確認する」ことが条件とされる[15]

1991年(平成3年)7月9日:青森県知事が運輸省鉄道局長に対し、東日本旅客鉄道(JR東日本)東北本線のうち八戸駅までの経営分離に同意する旨を回答[15]

1996年(平成8年)12月25日:建設着工する区間の並行在来線について、新幹線開業時にJR東日本から経営分離することで政府・与党合意[15]

1998年(平成10年)1月14日:青森県が、八戸以北の沿線市町村との協議のうえ、東北本線 八戸駅 - 青森駅間の経営分離に同意する旨を回答[15]


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