霊幻道士
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この項目では、1985年映画『霊幻道士』およびそのシリーズ作品について説明しています。1995年テレビドラマ『霊幻道士』を再編集したビデオについては「霊幻道士・キョンシーマスター」をご覧ください。

霊幻道士
?屍先生
Mr.Vampire
監督リッキー・ラウ
脚本バリー・ウォン(黄炳耀)[注釈 1]
シートゥ・チャホン
製作サモ・ハン・キンポー
製作総指揮レナード・ホウ
出演者ラム・チェンイン
リッキー・ホイ
チン・シュウホウ
ムーン・リー
ポーリン・ウォン
音楽アンダース・ネルソン
メロディ・バンク
主題歌 リッキー・ホイ「天界地界」
高中正義「CHINA」
撮影ピーター・ンゴー
編集チョン・イウチョン
配給 嘉禾電影有限公司
東宝東和
公開 1985年11月7日
1986年4月26日
上映時間96分
製作国 イギリス領香港
言語広東語
興行収入$20,335,429
次作霊幻道士2 キョンシーの息子たち!
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霊幻道士
Mr. Vampire
各種表記
繁体字:僵屍先生
簡体字:僵尸先生
?音:Ji?ngsh? Xi?nsh?ng
注音符号:?????????
発音:ジィァンシーシィェンシォン
広東語?音:Goeng@ Si@ Sin@ Sang@
英文:Mr. Vampire
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『霊幻道士』(れいげん・どうし、原題:?屍先生、英題:Mr. Vampire)は、1985年公開の香港映画。19世期中期から20世紀初頭の中国を舞台としたチャイニーズアクションホラーコメディ。日本での公開は1986年4月26日で観客動員数20万人。キョンシー映画の火付け役とも言われた。
概要

サモ・ハン・キンポーが監督、主演を兼任して手がけ、1980年に公開された香港映画『妖術秘伝・鬼打鬼』を元にして生まれたアクションホラー映画。

中国古来の伝承に登場する妖怪キョンシー」を物語の主軸に据え、特殊効果とカンフーアクションを織り交ぜたコミカルなホラー映画として「キョンシーホラー」と呼ばれるジャンルを作り上げ、後に続くキョンシーシリーズの基礎を確立した。

香港、台湾、日本などで大ヒットを記録し、その後『幽幻道士(キョンシーズ)』などの無数の亜流作品が各国で製作されることになる。

『妖術秘伝・鬼打鬼』の系譜に連なる作品であり、その関連性から正式なサモハン・ホラー第4弾として扱われるが、この作品以降は霊幻道士シリーズとして独立する。
ストーリー

ある日、街の富豪ヤンから先代である父親の改葬を依頼された道士カオ。ところが、墓地を掘り起こしてみると20年間も埋葬されていたにもかかわらず、遺体は全く腐敗していなかった。ヤンの父親は生前に大きな恨みを買っており、風水的に誤った方法で埋葬されていたためにキョンシーになりかけていたのだ。

呪いが進行して危険な状態であると悟ったカオが遺体を引き取り、処置を施そうとするが弟子のミスによって遺体は完全にキョンシー化し、義荘から姿を消してしまった。

その夜、ヤンはキョンシーとなった父親に襲われて殺害され、翌日に現場捜査に訪れた保安隊長ウェイの勘違いで、カオは殺人容疑者として逮捕されてしまうのであった。
登場人物
道士カオ/ガウ(九叔) ※日本語吹き替え版ではチェン道士
出演:
ラム・チェンイン 日本語版吹替:青野武各方面から信頼の厚い優秀な道士。いたずら目的での法術の使用を絶対に許さず、頼りない弟子のチュウサムとモンチョイを日頃から厳しく育てている。しかし決して話のわからない人物ではなく、面倒見もいいので2人から好かれ「先生」と呼ばれている。老齢だが武術と法術に秀でており、中盤ではシャンシーに洗脳されたチュウサムを容易く取り押さえた。またキョンシー化してしまったモンチョイをあっさり取り押さえ治療した。風水やキョンシーについても知悉しており、キョンシーを封じる結界や動きを止める札などを用意したり、シャンシーとの戦いでは幾重もの道具を用意して捕らえている。先代キョンシーとの最終戦では、チュウサムと共に抜群の師弟コンビネーションで戦い抜き、決着寸前ではチェンの一撃がチュウサムの援護となり勝利に導いた。
サンコー/セン(生哥/秋生) ※日本語吹き替え版ではチュウサム
出演:チン・シュウホウ 日本語版吹替:塩屋翼チェンの弟子の1人。チェンとは別に暮らしており、住み込み弟子のモンチョイとは違って通い弟子である。体術はモンチョイより優れており、キョンシーとの戦いでは優れたカンフーアクションを見せる。反面、法術の類は特に使用しない。化粧品店を営む伯母がおり、修行がない時はお店を手伝っている。冒頭ではキョンシーに化けてモンチョイを脅かしたり、彼をそそのかしてウェイに嫌がらせしたりと悪戯好きな面が強い。またシャンシーに取り付かれていたことをチェンに告げられた時は、「美人の娘さんとステキな一夜を過ごせて幸いだった」など喜んでいたので怒られた。好意を寄せる女性に対しては誠実に接する一方、売春婦などその手の女性に対しては冷たくするところがある。当初ティンをそっちの女性だと勘違いして泣かせてしまった。先代キョンシーとの最終決戦の際は機転を利かせ、火がついたところに酒を投げつけ、チェンの援護の元焼き殺し止めを刺した。天然なところもあり、チェンから「もち米をもってこい」と言われ、食べるつもりだと思って炊いて持ってきてしまった。キョンシーと化したヤンとの戦いでは、札を張って動きを止めるも「一息吐いた」ことで札が剥がれてまた襲われるというコメディリリーフも担った。『霊幻道士Q』にてチン・シュウホウは、亡き師ラム・チェンインに代わって道士役を引き継いでいる。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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