震災
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「大震災」はこの項目へ転送されています。小惑星については「大震災 (小惑星)」をご覧ください。
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出典検索?: "震災" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2011年4月)

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震災(しんさい)は、地震によって引き起こされた災害のこと。大規模なものを大震災(だいしんさい)という。
概要

震央地震動の規模は科学的に評価され、国際的にもマグニチュード等によって表現される。また、それが地中を伝わって各地域で観測された揺れの程度は、各地域毎に震度等で表現される。一方、日本の大規模地震対策特別措置法第2条1号では地震災害を、「地震動により直接に生ずる被害及びこれに伴い発生する津波、火事、爆発その他の異常な現象により生ずる被害」と定義している。
地震の名称と震災の名称

日本では、大規模な地震が発生した場合に、自然現象としての「地震」と、それにより引き起こされた「震災」を、それぞれ別の名称で呼ぶことがある。以下に例を示す。

発生年月日「地震」の名称(命名者)「震災」の名称(命名者)
1923年(大正12年)9月1日
関東地震(公的機関による命名ではない)関東大震災(公的機関による命名ではない)
1995年(平成7年)1月17日兵庫県南部地震[注釈 1](気象庁)阪神・淡路大震災(日本政府)
2004年(平成16年)10月23日新潟県中越地震[注釈 2](気象庁)新潟県中越大震災[1](新潟県庁)
2011年(平成23年)3月11日東北地方太平洋沖地震[注釈 3](気象庁)東日本大震災(日本政府)

気象庁は、1)災害発生後の応急・復旧活動の円滑化を図る、2)災害における経験や貴重な教訓を後世に伝承することを期待する、の2つの目的で、顕著な災害を起こした自然現象について名称を定めているが、地震についての基準は次のようになっている[2]

(ア)地震の規模が大きい場合

陸域:M7.0以上(深さ100 km以浅)かつ最大震度5強以上

海域:M7.5以上(深さ100 km以浅)であり、かつ最大震度5強以上または津波の高さ2 m以上


(イ)顕著な被害が発生した場合(全壊家屋100棟程度以上の家屋被害、相当の人的被害など)

(ウ)群発地震で被害が大きかった場合等

地震の名称と震災の名称はしばしば混同されるが、気象庁は公式サイトのよくある質問に次の通り回答しており、両者を区別している[3]。質問:「東北地方太平洋沖地震」は「東日本大震災」と同じですか?
回答:違います。「(前略)東北地方太平洋沖地震」は、気象庁が定めた地震の名称です。「東日本大震災」は、この地震によって引き起こされた災害に対して政府として名付けた災害の名称です。

一方、日本政府が震災に対して命名をする基準は明確に定められていない。
揺れによる災害

地震の強い揺れによって引き起こされる災害。強い振動によって崖や斜面が崩壊したり、人為的建造物が破壊される。
揺れの大きさ「表層地盤のゆれやすさ全国マップ」内閣府 地震・火山対策担当作成 2005年10月19日発表

揺れが大きいほど被害が大きくなる。揺れの強度は基本的に地震自体の強さ、震源からの距離、地盤の構造によって決まる。地震自体の強さはマグニチュードで示される。マグニチュード8クラス以上の地震を一般に巨大地震と呼び、震源地から数百kmの広い範囲で大きな被害が出る。マグニチュード7クラスの地震でも震源が地下の浅いところにあれば震源周辺に激甚な被害を与える。

1923年に発生した大正関東地震(関東大震災)はマグニチュード7.9の巨大地震だったが、東京府・房総半島・神奈川県・伊豆半島の全域が震度6の激震に襲われた。1995年の兵庫県南部地震阪神・淡路大震災)はマグニチュード7.3で、神戸市・淡路島を中心に震度7を観測し、震源に近い神戸市や阪神間に大きな被害を与えた。2011年の東北地方太平洋沖地震東日本大震災)はマグニチュードは9.0で、宮城県栗原市で震度7を記録した一方で、当地では死者はでなかった[4]。また、東北から関東までの広い範囲を震度6弱以上の揺れが襲った一方で、全壊棟数は想定より大幅に少なかった。この地震では、木造家屋に影響が大きい周期の地震波形が少なく[5]、建物に影響が少ない周期の地震波が強かった[6](津波による被害については後述)。

大きな地震があったとき、わずか数十 - 数百m隔てた場所で被害が大きく違うことがある。これは地質構造によって揺れ方がかなり違うことが原因。すなわち地下の浅いところに硬い岩盤があるような場所では揺れは比較的小さいが、砂や粘土が厚く積もった場所では揺れが大きくなる(数十km離れた2地点でも一方が地震動を観測し、一方では無感ということがある)。同じ原理で、谷間を埋め立てた造成地も揺れが大きくなる傾向がある。日本全国の揺れやすさについては国土省が調査した結果が公表されている。上図参照。大河の河口周辺の沖積層では、震度が1ポイント近く高くなる(赤く表示されている範囲)ことが想定されている。

揺れの大きさを表す単位に、振幅、加速度(ガル)、震度がある。振幅は揺れ幅の大きさを、加速度は揺れの速さを物理的に示す。震度は以前は人間の感覚で評価したものが発表されていたが、1996年以後震度計(強震計)により自動的に観測された値が発表されるようになった。観測点が増加したことで新しい地震ほど大きな値が記録される傾向がある[7]
山崩れ、崖崩れ

不安定な急斜面が強い揺れによって崩壊する現象。谷の上流部でがけ崩れが発生した場合、岩石や土砂が谷筋に沿って長い距離を走る岩屑なだれ(がんせつなだれ)や地盤の深い部分も同時に崩れる深層崩壊となる。崩壊によって斜面上にあった山林、田畑、住居、道路が被害を受け、更に落下した大量の土砂によって田畑や住居や道路が埋められる。山間部の河川では大量の土砂によって渓谷が埋まってダムを形成することがある。このダムは不安定なので後日決壊して下流域に水害をもたらす。1847年の善光寺地震では、善光寺平の西にある虚空藏(こくぞう)山が崩壊し、麓の犀川に高さ65m[8]にもおよぶ天然ダムが形成された。このダムは地震発生の19日後に決壊し、善光寺平一帯に大規模な水害をもたらした。
地割れ・液状化現象

地震の揺れによって地面に亀裂が入るのが地割れである。

液状化現象(古くは『流砂現象』と呼ばれた)は、地下に水を大量に含んだ厚い砂層が存在する場合に発生する。通常は固体化している含水砂層が強震動によって流動化して地割れを生じ、割れ目から砂が吹き出たり(噴砂現象)、地面の沈下を引き起こしたりする。

1923年関東大震災では、神奈川県茅ヶ崎市中島の道路で「地下水を噴きだした地割れに少女が落ちて溺死した」という目撃証言がある[9]

1948年福井地震では、福井市和田出作町の水田で37歳の女性が地割れに落ち、胸まで埋まって死亡した(詳細は当該記事を参照)[9]

1964年新潟地震では、旧信濃川の河道であった場所で建物の沈下や傾斜が多発した。新潟市小針で25歳の女性が地割れに転落して死亡し、また山形県酒田市でも女子中学生が地割れに転落して死亡した(詳細は当該記事を参照)[9]


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